法人営業に最適な「理詰めの営業」で日刊工業新聞社賞受賞の中小企業診断士 齋藤信幸の営業力強化手法 <情報デザイン>

営業案件の可視化と営業の行動管理を実現。自分のシンになる営業方法を確立し、自信に。特にコンプレックスセールスに最適。

「それを作れば、みんなやってくる?」-ZERO TO ONE より(その6‐最終)

2019-02-16 22:46:47 | 営業関連書籍の紹介
(その5)の続き・・・・

2015年ビジネス賞大賞を受賞した「ZERO to ONE(ゼロ・トゥ・ワン)」(ピーター・ティール著)。スタートアップを目指す人々を勇気づける本だが、ここでも営業の重要性を第11章「それを作れば、みんなやってくる?」で説いています。

(その5)ではコンプレックスセールスについて述べたが、ここではもっと価格の安い商品についてのセールスについて語っています。

「個人セールス。・・・・・ほとんどのビジネスは、コンプレックス・セールスに適さない。
一件当たりの平均販売額が一万ドルから十万ドル程度なら、CEOがすべてを自分で売り込む必要はない。
そうしたセールスの課題は、特定案件をどう売り込むかではなく、適正規模の営業チームを使って幅広い顧客層に商品を売り込むプロセスをどう確立するかだ。」


「理詰めの営業」は、コンプレックス・セールスをターゲットにした営業手法なので、個人セールスには適しません。一つ一つの案件に多くの時間を使うのは得策ではありません。その見極めは重要です。

さて、ピーター・ティールは、この章の最後で以下のように述べています。

「誰もが売り込んでいる。・・・・
おたくたちは、販売のことなんて考えたくもないし、営業マンをほかの惑星に追放できればいいのにと願っていることだろう。
僕たちはみんな、自分は何者にも影響されずに判断し営業に、惑わされることはないと思いたがる。でも、それは間違えだ。
誰もが売り込みに影響される。」


エンジニア(おたく)は営業が嫌いです。私もそうでした。営業のように口が立つエンジニアも嫌いでした。

でも今は自分も営業です。口が立つ、いかにも営業という営業は、最優秀な営業ではありません。

本当にすごい営業は、気が付いたら買わされてような営業です。

いいもの作っても営業がいないと売れません。

スタートアップの企業といえども、スタートアップの企業だからこそ営業力が必要です。

自社の製品やサービスに適した営業戦略を立案し、会社として営業力を装備することが成功の絶対条件です。

そう思いませんか。

Industrial Marketing Strategy by Frederick E. Webster


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「それを作れば、みんなやってくる?」-ZERO TO ONE より(その5)

2019-02-11 15:01:20 | 営業関連書籍の紹介
(その4)の続き・・・・

2015年ビジネス賞大賞を受賞した「ZERO to ONE(ゼロ・トゥ・ワン)」(ピーター・ティール著)。スタートアップを目指す人々を勇気づける本だが、ここでも営業の重要性を第11章「それを作れば、みんなやってくる?」で説いている。

また、コンプレックス・セールスは『理詰めの営業』の主要な適用領域ですが、この本では、どのように取り上げられているでしょうか。

コンプレックス・セールスとは、

・顧客の課題の把握、解決策の紹介から受注に至るまで複数の商談を行い半年以上必要

・複数の担当者、複数の関連部門による意思決定

・意思決定は商談の場以外のところで行われる

という特徴のある営業です。


「コンプレックス・セールス。・・・・・すべての案件について隅々まで念入りに一対一の注意を払わねばならない。

顧客と良い関係を築くのに何か月もかかることもある。

売込みに成功するのは一年か二年に一度だろう。

販売が終わっても設置やサービスなど、長期間にわたってアフターケアを行なわねばならない。

骨の折れる仕事だけれど、高額商品を売るには、こうしたコンプレックス・セールスを行なうしかない。

・・・・・

コンプレックス・セールスは、営業マンがいない方がうまくいく。

・・・高額案件になると、買い手は営業部門の副社長ではなくCEOと話したがるものだ。」


「営業マンがいない方がうまくいく」は言い過ぎかと思いますが、

コンプレックス・セールスの場合は、営業マンの個人的な顧客との関係だけではなく、

会社のあらゆる階層での良好な関係なくしては、成功の確率は少ないと言えます。

そう思いませんか。




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「それを作れば、みんなやってくる?」-ZERO TO ONE より(その4)営業力があれば・・・・

2019-02-03 11:35:55 | 営業関連書籍の紹介
(その3)の続き・・・・

2015年ビジネス賞大賞を受賞した「ZERO to ONE(ゼロ・トゥ・ワン)」(ピーター・ティール著)。
スタートアップを目指す人々を勇気づける本だが、ここでも営業の重要性を第11章「それを作れば、みんなやってくる?」で説いている。

「どう売るか。・・・・・

差別化されていないプロダクトでも、営業と販売が優れていれば独占を築くことはできる。

製品がどれほど優れていても、たとえそれが従来の習慣に合うもので、利用一度で気に入るような製品だとしても、強力な販売戦略の支えが必要になる。

二つの指標が有効な販売チャネルの条件となる。

つまり、一人の顧客から生涯に得る純利益の平均総額(顧客生涯価値)が、ひとり当たりの新規顧客獲得費用の平均(顧客獲得コスト)を上回らなければならない。」


4年前からヨーロッパ系の自動車メーカーの仕事をしています。

ヨーロッパ系の車は、個性があり、遠くからみてもどの会社の車か分かります。
デザイン上、ここは譲れないポイントがあるようです。

一方、日本メーカーの車はどうでしょうか。

ロゴを外したら、どこの会社の車か分からないのではないでしょうか。

「デザインも横並び」は日本の企業の特徴といえます。

差別化のポイントの少ない製品などや目に見えない差別化(例えば品質)の製品・サービスを売るのは、マーケティングと営業の力によるものと思います。

そう思いませんか。




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「それを作れば、みんなやってくる?」-ZERO TO ONE より(その3)「一流の営業は・・・・・」

2019-01-26 11:46:59 | 営業関連書籍の紹介
(その2)の続き・・・・

2015年ビジネス賞大賞を受賞した「ZERO to ONE(ゼロ・トゥ・ワン)」(ピーター・ティール著)。スタートアップを目指す人々を勇気づける本だが、ここでも営業の重要性を第11章「それを作れば、みんなやってくる?」で説いている。

「一流の営業はそれとわからない。・・・・・

営業マンはみな役者だ。彼らの仕事は売込みであって、誠実であることではない。セールスマンという呼び名が中傷にもなるのはそのせいである。でも僕たちがネガティブな反応を示すのは、ぎこちないあからさまな売込み、つまり優秀じゃないセールスに対してだ。

一口に営業と言っても能力はピンからキリまでだ。・・・・・セールスの超達人もいる。超のつく達人を知らないとすれば、それはまだ出会っていないからではなく、目の前にいながら気付いていないからだ。・・・演技と同じで、売込みだとわからないのが一流のセールスだ。・・・・・

どんな仕事でも、営業能力がスーパースターと落ちこぼれをはっきり分ける。ウォール街では新卒は数字をはじくアナリストからスタートするけれど、最終目標はディールメーカー(M&Aにおける仕掛人や主要プレーヤーで営業能力は必須)になることだ。・・・・・法律事務所のリーダーは大手クライアントを獲得できるレインメーカーだ。・・・・・・

エンジニアの究極の目標は、何もしなくても売れるようなすごいプロダクトを作ることだ。でも現実のプロダクトについてそうだという人がいたら、うそになる。・・・・・何か新しいものを発明しても、それを効果的に販売する方法を創り出せなければ、いいビジネスにはならない。それがどんなにいいプロダクトとだとしても。」


「いいものを作れば、営業がいなくても売れる」と言った3千億円を超える売上規模の会社(日本企業で大手電機メーカーの系列企業)の社長がいましたが、幸運は永く続かず、その会社はなくなりました。

マーケティングと営業なくして永続的な成功はないでしょう。

そう思いませんか。

私はカリフォルニア大学の中村教授(元日亜化学)のようなスーパーエンジニアではありませんが、エンジニアとしての自分の力量と将来性を考えて、マーケティングに転向し、営業も行うようになりました。

今、振り返ると未熟な営業でしたが、転向して良かったと思っています。




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「それを作れば、みんなやってくる?」-ZERO TO ONE より(その2)

2019-01-20 00:42:50 | 営業関連書籍の紹介
(その1)の続き・・・・

2015年ビジネス賞大賞を受賞した「ZERO to ONE(ゼロ・トゥ・ワン)」(ピーター・ティール著)。
スタートアップを目指す人々を勇気づける本だが、ここでも営業の重要性を第11章「それを作れば、みんなやってくる?」で説いている。

「シリコンバレーのおたくたちは、広告やマーケティングやセールスに懐疑的だ。

というのも、それが薄っぺらで不合理に見えるからだ。・・・・・・

エンジニアの領域では、ソリューションは成功するか、失敗するかのどちらかしかない。

仕事の評価も同じように簡単で、見栄えは対して重要じゃない。

セールスはその反対で、本質を変えずに見栄えを変えるための組織的なキャンペーンだ。

エンジニアにとってそれはくだらないことだし、基本的に不正直だとさえ思っている。・・・・・

科学やエンジニアリングは見るからに難しそうなので、人はそれを実際以上に過大評価してします。

だけど、セールスを簡単に見せるのがどれほど大変かを、おたくたちは理解していない。」


生産財の営業には、技術的な知識やエンジニアとの協業が必須。

もしあなたの会社のエンジニアが上記のような考えだったら、営業活動は旨くいきませんね。

そう思いませんか。

でも、私はエンジニアの考え方も分かります。元IBMのハードディスク開発エンジニアだったからです。

では、何故、営業になったのでしょうか。




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「それを作れば、みんなやってくる?」-ZERO TO ONE より(その1)

2019-01-15 00:04:27 | 営業関連書籍の紹介
2015年ビジネス賞大賞を受賞した「ZERO to ONE(ゼロ・トゥ・ワン)」(ピーター・ティール著)。
スタートアップを目指す人々を勇気づける本だが、ここでも営業の重要性を第11章「それを作れば、みんなやってくる?」で説いている。

「営業は誰もが行っていることなのに、ほとんどの人はその大切さが充分にわかっていない。・・・・

商品のセールスに必要なことを十把一絡げに販売と呼んでいるけれど、その重要性を僕たちは軽んじている。・・・・

営業マンやそのほかの「仲介者」は邪魔な存在で、いい製品を作れば魔法のように販路が開かれると勘違いしている。

特にシリコンバレーでは『フィールド・オブ・ドリームス』的な発想(「それを作れば、みんなやってくる」)が一般的で、エンジニアは売ることよりもクールなものを作ることしか考えていない。

でも、ただ作るだけでは買い手はやってこない。

売ろうとしなければ売れないし、それは見かけよりも難しい。」


スタートアップこそ営業が大事。

そう思いませんか。




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属人的で「3K(気合、根性、経験)」重視、生産性も低い営業の現場を改革

2017-02-27 23:07:00 | 営業関連書籍の紹介
書籍名:ハイブリッドセールス戦略 - 法人営業部隊の刷新
出版社:幻冬舎
著者:吉田融正(よしだ・みちまさ)ブリッジインターナショナル㈱代表取締役社長

経営環境が変化していく中、いまだに属人的で精神論がまかり通り、生産性も低い営業現場の改革としてハイブリッドセールス戦略を提案。

この戦略は、営業を従来からの対面営業(フィールドセールス)と、電話、Web、メールなどを活用する非対面営業(インサイドセールス)とでプロセス分業し、効率的な体制で、「顧客層」に応じて営業のリソースを適正配置するもの。

インサイドセールスも、従来のテレマーケティング等のようなシンプルなアプローチではなく、問題や課題を見つけ、それを顧客にとってより重要なものに育てていく、一段深いアプローチを提案する。

このため、「訪問営業がだめならテレセールスをやらせろ」といったテレセールスを成績不振の営業の受け皿としてではなく、フィールドセールスと同等の力を持つ専門家の集団として扱う。

そのための新たな人材育成の方法も紹介している。

事例も載っているが、残念ながら内容は薄い。

この本で戦略の大枠を捕らえ、インサイドセールスについて更に研究し、自社の商品やサービスの内容を鑑みて検討すべきであろう。

なお、著者は私と同じ日本アイ・ビー・エム出身であるが、ITの導入を紐解いた本ではない。むしろCRM等の導入の困難さを認識した上での提案である。
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「営業を営業にまかせるな」過激な著者が、最先端の営業改革を提案

2017-02-26 20:11:35 | 営業関連書籍の紹介
書籍名:営業を営業にまかせるな – 営業超改造プログラム
出版社:ダイヤモンド社
著者:森口茂 日本エフ・シー・コム社長

関西人らしいパンチの効いた書名だが、あまり期待しないで手に取った。

最初の3章は、マーケティング機能を持つ営業という典型的な日本企業の営業について書かれているので、マーケティングと営業を分けている外資系で育ったものにとっては違和感があった。私は、マーケティングは独立した組織として持つべきと考えており、営業にマーケティングの機能を中途半端に持たせていることが日本企業の弱点と考えている。

しかし、営業をどう普遍化するかを説いた4章以降は、米国系の先端企業で行われている営業に匹敵する内容となっている。

また、商品をハード商品、ソフト商品、顧客接点に分解し、顧客がその商品を使用するメリットであるソフト商品こそが営業が売るべき商品とし、バリューセールス(Value Sales)(『理詰めの営業』の別名)の概念を説いているポイントは重要である。

この本の特徴として、取り扱う商品やサービスにより各種ある営業を「狩猟型営業」と「農耕型営業」の切り口でとらえたことである。「狩猟型営業」は、注文を追いかけて顧客を開拓していく活動で、1回注文をもらってしまえば、顧客が再び投資を考えない限り受注が見込めず、新たな顧客を求める。「農耕型営業」は、田畑をきちんとメンテナンスしていれば、毎年同じ場所で収穫できる、すなわち、一旦、商品を採用してもらえれば、フォローをきちんと行うことで、継続して注文を得られる営業である。

また、もう一つの特徴は、営業活動を「採用される営業活動」と「メンテナンス営業活動」に分解していることである。
「採用される営業活動」を営業活動の出発点と捉え、プロセス思考を取り入れ、受注までの商談プロセスをどう前に進めるか会社としての取り組むことを提案するとともに、具体的な方法を述べている
また、同時に「メンテナンス営業活動」の意義、重要性についても説いている。

この本を先ず熟読し営業の新たな戦略の枠組みを理解した上で、ニール・ラッカム(Neil Rackham)の「大型商談を成約に導くSPIN営業術」や横田雅俊(カーナープロダクト代表取締役)の「営業は感情移入」を読むことにより具体的な戦術に落としこめると考える。
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営業を学術的に論じる『伝統と革新の相克 営業の本質』

2017-02-21 07:19:31 | 営業関連書籍の紹介
書籍名:伝統と革新の相克 営業の本質
出版社:有斐閣
編者:石井淳蔵(神戸大学教授*)、嶋口充輝(慶應義塾大学教授*)
訳者:㈱富士ゼロックス総合教育研究所
*出版時のタイトル

営業関連の書物では大変珍しい学術書で、編者もマーケティング界のトップクラスの方々である。

「営業を科学する」と標榜する方々には、必読の書。

現実編、理論編、戦略編の3部構成となっているが、順番に関わりなく興味のある項目を読める内容になっている。

主な目次は以下の通り。
・ 営業革新の現実
- コンビニエンス・ストア向けの営業は不要か
- ハイテク営業の可能性(松下電工にみる営業支援システム)
- 組織型営業の革新(タカラベルモントの事例)
- 営業体制のダイヤモンド
・ 営業の理論
- 営業の信頼性理論
- 営業の関係理論
- 営業の認知理論
・ 営業の戦略
- 営業の戦略と組織
- ワークショップ型営業の可能性

日ごろ営業として働いている方々や経営者も、自分たちが感じている矛盾点や違和感の原因はこういうことだったのかと納得する本書の内容である。

しかし、私は西村務著『生産財のマーケティング - ビジネス対ビジネスの戦略と実際』の方が生産財の営業には有益と確信。

どちらも少々古い本ですが、図書館にはあるかと思う。
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「本物の営業マン」 - 根っからの営業ではない営業マン必読の書

2017-02-13 00:32:20 | 営業関連書籍の紹介
近所の書店で久しぶりに手に取った営業関連の本が『「本物の営業マン」の話をしよう』(PHPビジネス新書:佐々木常夫著)。

著者の佐々木氏は、根っからの営業ではなく東レにて経営企画などのスタッフ業務に主に従事し、営業経験は42歳からの2年間ほどで、しかも生産財の営業とのことです。そこが私の経験と似ており、どのような気付きや考え方をお持ちなのか一読してみる事にしました。

ちなみに私は39歳からの2年程はハードディスクの最前線の営業でしたが、その後は経営者及びコンサルタントとして主に生産財の営業支援や海外展開支援に関わってきました。

氏は冒頭で「営業というのはその事業に関する会社の司令塔でありその事業の損益のあらゆる責任を持つ仕事である」と考えを述べています。すなわち、営業は単に物やサービスを売るのではなく、継続的に事業を営むという利益責任を伴うとしています。

新しい商品を開発部門に作ってもらうことも、また、生産部門に適切な品質やコストを確保してもらうことも大事な営業の仕事であり、特に生産財の営業にはこのような機能がMUSTとしています。

これはマーケティングとして求められる機能ですが、日本の生産財メーカーでは営業にこの機能を持たせているということで欧米の企業とは大きく異なります。マーケティングは別組織にすべきという私とは見解を異にします。

しかし、佐々木氏は「マーケティングとは小手先のスキル、技法ではない」とマーケティングの難しさ・専門性を分かった上で、営業にその機能を持たせているようです。

顧客対応力として顧客の分析、個人としての目標の把握など「理詰めの営業」の「関係顧客分析」の項目の一部についても触れています。

PHPブックフェアの帯「一読発見・再読納得」も気に入りました。

根っからの営業ではないが、営業が好きという人にはお勧めの本です。
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大手企業の営業戦略の概要を勉強するにはよいかもしれないが。

2017-01-26 22:55:33 | 営業関連書籍の紹介
書籍名:最強の営業組織 7つの戦略
出版社:ダイヤモンド社
著者:Mark MarroneおよびSeleste Lunsford(ArchieveGlobal社-教育コンサルティング会社)
訳者:㈱富士ゼロックス総合教育研究所

営業部門が直面している課題の中に、顧客の購買行動の変化として逆オークションのような近々の課題が取り上げられていることが新しい。

また、顧客とのインタビューの中から、以下の7つの戦略を見出し、その概要、必要なアプローチ、教訓等を説明している。

・ 販売チャネルのマルチ化
・ 営業人材の適正配置
・ ITの活用
・ コンサルティング営業の実践
・ 営業担当者の育成
・ 営業マネジャーの育成
・ 営業の組織文化の醸成

戦略の内容に特別なものはなく、腹に落ちる内容ではなかった。

恐らく原書の「Strategies That Win Sales」を要約してまとめたのではないか。

大手企業の営業戦略の概要を勉強するには多少役立つかもしれない。
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ルートセールスの初心者と営業職を目指す就活中の学生必読の書!

2017-01-24 22:29:00 | 営業関連書籍の紹介
書籍名:ルートセールスと顧客管理のしごと
出版社:日本実業出版社
著者:柴垣謙介(中小企業診断士)

生産者と消費者の間に代理店や販売店が介在する間接販売方式を採用している生産者等で訪問販売に従事する営業マンをルートセールスマンと呼ぶ。

この営業マンが販売促進と配送を兼ねて一定のルートに従い、巡回訪問することをルートセールスと言うわけである。

この本は、初めてルートセールスに従事する人を対象に、非常に判りやすく親切に書かれている。就職活動中の学生も実務経験がないとぴんとこない部分もあるかもしれなしが、営業職を希望するなら一読すべき内容である。

日本の流通では、まだまだ、直販よりも代理店や販売店経由の販売が圧倒的に多い。逆に代理店や販売店の人もこの本を読むことにより貴社を担当するメーカー等の営業を理解し、うまく活用することができるのではないかと考える。
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営業だけでなく社会人の常識として!しかし、私は絶対にやらない話も。

2017-01-23 00:18:00 | 営業関連書籍の紹介
書籍名:どんな人にも大切な「売る力」ノート 最年少役員が書き続けた仕事の「気づきメモ」
出版社:かんき出版
著者:津田晃(つだあきら)

著者が野村證券の営業として書き続けてきた「備忘ノート」をベースにしたものであるが、営業だけでなく、社会人としての心構えも説いた本。著者は、個人顧客を対象に営業したと思われるが、法人営業であっても次のような言葉は通じる。ただ、そうでないと言える言葉もある。

・「売る力ということは、信頼を得ることと同じことなのだ」
・「仕事ができるかできないかの差は、生まれ持った性格よりも取り組み方の差によるもの」
・「営業マン自身の魅力や人柄、プレゼンの力などの人間力が発揮されれば、売れないものでも売れていく」、「だから重要になるのはサービスと心配り」(小さな商談であれば成り立つ話であるが、SPINで取り上げているような大型商談ではこれだけでは不十分。より戦略的なアプローチが要求される)
・「能力よりも、意欲が勝負を分ける」(意欲は成功の前提条件)

また、営業のノウハウとしての、
・「営業に行ったら帰る間際に何らかの宿題をもらってくるのが理想」
・「交わした会話から相手を知り、次の準備につなげていく」
・「目的を持って顧客のところに行く」
は、ニール・ラッカム(Neil Rackham )SPINの考え方の一部であるが、もっと強烈に強調したいポイントである。

また、人生観に関わる話として、
・「努力=結果でないのが仕事の世界、しかし、一定以上の努力が幸運を呼び込んでくれるという経験」
・「自分の目標を見つけてコツコツ積み上げていくこと」
・「人と比べて迷うくらいなら、自分なりの目標を立てて確実に進んでいくほうがお得」
・「チャレンジし続ける心を持つ」
は、自分でも大学卒業時に中小企業診断士の資格取得や会社でもプロモーションの目標を立て実行してきたので肯ける。多少、会社や上司に不満があっても、しっかりとしたプランがあれば、悩まずにすむ。

しかし、
・「遅くまで飲んだ翌日こそ朝一番で出社」
これは、お金を積まれても私はやらない。

・「営業という仕事は、マナーや話し方の基本を教えることはできても、その後の発展部分は各々が経験を積みながら自分なりのやり方を見つけていくもの」
そうではなく「その後の発展部分」を個人に任せず、より科学的なアプローチを考えるのがこのブログの目的でもある。

 本の内容はかなりソフトで穏やかな内容であるが、野村證券で最年少で役員に抜擢されたことを考えると、かなりしんの強い、場合によっては過激な、バイタリティー溢れる方ではないかと推測する。しかりつけるような本であればもっと面白いであろうに。
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本のタイトル「営業は感情移入」よりも科学的で奥の深いアプローチを提示

2017-01-18 23:30:44 | 営業関連書籍の紹介
書籍名:営業は感情移入
出版社:プレジデント社
著者:横田雅俊(カーナープロダクト代表取締役)

読後に調べたことであるが、著者が起こした会社は「営業を科学する」ことをテーマにしており、そのホームページの最初には、
「株式会社カーナープロダクトは、営業に特化したコンサルティングファームです。科学的手法に基いた徹底的な分析を基に、オーダーメイドで営業戦略策定、営業コンサルティング、営業研修等を提供しています。理論や理屈ではなく、成果に直結する具体的なアクションにより、顧客企業の継続的成長に貢献いたします。」
とある。

営業に関する本の研究の材料の一つとして本屋でこの本を手に取ったときは、本のタイトルから精神論満載の本かと思った。しかし、読み進めるにつれ、私が進めている営業のアプローチに近く、奥の深い本であることが判った。

「顧客のパートナーになるための条件=情報収集x価値提案x顧客のメリット」と定義し、顧客の情報の収集と顧客理解の重要性を説き、顧客を十分に理解していると認知され、相談を持ちかけられるようになり、課題解決の提案を行う。これを継続し、顧客のロイアリティを獲得する。

課題解決の提案を行うためには顧客の抱えている課題ばかりでなく組織や人間関係も把握する必要があり、そのためには、知識力、観察力、質問力、想像力、共感力、記憶力が必要とする。

これらの考え方にはニール・ラッカム(Neil Rackham)SPINやMiller Heimanのブルーシートの考え方と共通する部分も多い。

著者の会社は、コンサルティングの会社なので、具体的なツールについてはほとんど触れていないが、精神論が多く戦略性の乏しい日本の営業には、かなり有効な本といえる。
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「営業力<<SG>>検定」、ちょっと実力を試してみましょうか?

2015-08-21 07:45:04 | 営業関連書籍の紹介
書籍名:営業力<<SG>>検定
出版社:日本実業出版社
著者:高橋幸司

世田谷区経堂の古書店で手に取ったこの本、クイズ形式の営業の本というとことが斬新、しかも随所で笑わせてくれます。

表題のSGはSuper Grade、スゴイ営業マン。F2はフツー営業マン、DM2はダメダメ営業マンとか。

通勤や移動中に軽く読め、営業の参考にもなりますが、個人的にはすべてが正解とは思えません。

やはり自分のキャラを活かし、欠点を改善しながら、「理詰めの営業」がベスト。

言いすぎですかね。

古い本ですが、AMAZONで購入可能。
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