シートレールクラックの方のエンジンです。。。
ピストンは直径100mmもあります。。。
そのピストンの頭部にはフワフワのカーボンが、、、
写真写りが悪いですが、、、シリンダーを外した時にシリンダーボア内にもフワフワが散りました。。。
普通のカーボンは焼き固められていてコビリツイテいるんですけどねえ。。。
バルブをまだ外していない状態でポートにガソリンを入れて、、、バルブの密閉を確かめましたが、、、
入れた途端にダラダラと燃焼室側に垂れてきました。。。
このダラダラは吸気、排気、両方とも垂れました。。。
圧縮が0なのもこれで理解できます。。。
バルブを外すと、、、
カーボンをこんなにも! と言うほど噛んでいました。。。
排気のバルブは極限状態のカーボン! これではエンジンがかかる訳がない! 状態です。。。
吸気も排気バルブ程ではありませんが、、、
カーボンを噛んでいまして、、、キャブレターのボア内にまでフワフワの粉状のカーボンが吹き抜けていました。。。
バルブは吸排気共に当たり幅が広がっていましたので、、、新品のバルブに交換します。。。
ヘッドのシートも規定値にカットする為に、、、腕の良い内燃機屋さんに復活手術をお願いします。。。
それにしてもここまでのカーボンの発生の原因は何だったのでしょうかね???
今回、エンジンがかからない! という入院の直前まで長距離ツーリング3000km?くらいを快調に走っていたのに、、、
そのツーリングを終え、、、お宅に換える前に当店に立ち寄り、、、旅で汚れたオイルを交換して帰り、、、その翌週にエンジンがかからなくなった。。。んです。。。
当店でオイル交換をした時にはマフラーからの黒煙や白煙など異常ははまったく感じられませんでしたし、、、快調そのもの!でしたが、、、
吸気バルブの傘のカーボン具合から見ると、、、
オイル下がりをしていたんでしょうかね???
または長距離ツーリング中の給油で品質の良くないガソリンが入ってしまったのか???
う~ん、、、いろんな事考えちゃいます。。。
老メカもこの機種に新車から乗っていましたが、、、11万kmをノートラブルでした。。。
他にもこの機種を乗っていただいているお客様もいますが、、、今までエンジンの中身を見た事がありません。。。
何が原因なのか、、、
ハーレーダビッドソンを主に扱っているサイクルワークスでは、、、100mmのピストン、、、いやもっと大きなピストンは見慣れているかもしれませんが、、、
国産では、、、
こんなにブットいコンロッドはなかなか見る機会は、、、無いですね。。。
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