一国の国産拠点 一国オート からのお知らせです。

横浜のバイクショップ 一国オート からのお知らせを発信しますので、お見逃し無くよろしくお願いします。

えっくすていごひゃく エンジンを検証。 5

2016年09月30日 | えっくすていごひゃく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピストンとシリンダーの点検。

 

 

 

 

最近は、、、S社50ccやY社の125ccのピストンを見慣れているのか、、、久しぶりに大きなピストンを見たような、、、

 

で、シリンダーを外してピストンが見えた時に気になってしまうのが、、、ピストンリングの合い口です。

 

 

このピストンは、、、

 

 

 

 

トップリングとセカンドリングが後方でほぼ並んでいました。

 

 

 

 

オイルリングのレールも右側の近くに並んで、、、

 

 

まあ毎回シリンダーを抜いた時のピストンリングの合い口を見ていますが、、、組み込み時に指定されて位置でいる事は無く、リングはいつの間にかずれてクルクル回っているんだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

ヘッド部分には、、、カーボンはあるものの、、、バルブが突いた後も無く、、、

 

 

 

 

 

 

 

薄い縦キズが少し見られますが、、、焼きつきも無く、、、

 

 

 

 

 

 

ピストンリングの、、、

 

 

 

 

サイドクリアランスをシックネスゲージで計ってみると、、、

 

 

0.09mmが入ってしまいました。

 

 

マニュアル値は、、、トップリングが、、、0.04~0.08mm。

 

 

リングの厚み、またはリング溝が減っているって事ですね。

 

 

 

 

 

 

 トップリングを外して観察をすると、、

 

 

 

 

リングの合い口の所に刻印が、、、通常はありますが、、、

 

 

この外したリングには、、、消えて無くなってしまったのか、、、何も刻印らしきが、、、見当たりません。

 

 

すべすべと光っていますので、すり減ってしまっているようです。

 

 

 

 

 

 

 

このトップリングを、、、

 

 

 

 

シリンダーに入れて、、、

 

 

 

 

合い口すき間を、、、

 

 

 

 

計ってみると、、、

 

 

 

 

1枚目の写真 0.55mm

2枚目の写真 0.70mm

3枚目の写真 0.55mm

4枚目の写真 0.50mm

 

 

でした。

 

 

マニュアルでは、、、トップリングの合い口すき間 0.30~0.50mm となっています。

 

 

マニュアルにはセカンドリングの値も明記してありますが、、、トップリングがマニュアル値を超えていますので、、、セカンドリングは点検をしませんでした。

 

 

1~4枚までの写真の値ですが、、、2枚目の合い口すき間が他の写真より大きいのは、、、シリンダー内径に違いがあるって事になります。

 

 

 

 

 

ですので、、、通常の現場判断では、、、

 

 

このまま組み付けをせずに、、、

 

 

ピストン、ピストンリング、シリンダーを使用限度以下の良品に戻す。

 

 

という結果になります。

 

 

 

 

 

で、今後の作業方針の選択肢としては、、、

 

 

①スタンダードの新品ピストン、ピストンリング、シリンダーに交換する。

②オーバーサイズのピストン、ピストンリングを使用して、シリンダーをボーリングする。

 

 

の2択になり、、、

 

 

ここまでの点検、検査、、などの内容をお客様に報告し、作業方針を決定する。

 

 

という事になりますが、、、

 

 

 

 

 

 

 

現場判断では再使用はありませんが、、、入庫時はエンジンがかかっていましたので、、、

 

 

お客様判断では、、、

 

 

③すべて再使用する。

 

 

という修理方法もあります、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

が、、、

 

 

ここまで分解して、、、今後楽しく走らせますので、、、

 

 

②のオーバーサイズ、、、ボーリング。。。

 

 

という結論に当然なりました。

 

 

 

 

 

 

あとは、、、シリンダーの点検が残っていますが、、、

 

 

 

 

 

次回。

 

 

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

 

この様な細かな数値の報告が、、、オーナー様にはまだしていませんでしたが、、、

 

 

すみません事後報告になってしまって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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えっくすていごひゃくの下準備、、、スタッドボルトを抜きます。

2016年09月28日 | えっくすていごひゃく

 

 

 

 

 

 

注文していたオーバーサイズのピストンが、、、今週入荷! のメールが輸入元から届きました。

 

 

今回は、、、早いッ!です。

 

 

前回の時は、、、1ヶ月くらいかかったと思いましたが、、SR系は人気商品ってトップページに書いてありまし&たので、、、早かったのかなあ。。。

 

 

現在の新車メーカーの考え方?は、、、オーバーサイズピストンの販売は終了していますので、、、シリンダー廻りの修理をする時には、、、スタンダードピストン&新品シリンダーを使って修理、、、という事になってしまっていて。。。

 

 

ですので旧車などの修理では、、、部品の手配が出来なくなっています。

 

 

こんな時に頼りになるのが、、、ワイセコさんやTKRJさんの社外ピストンです。

 

 

今回はワイセコさんのピストンを輸入元さんにお願いしていまして、、、で、、、もう入って来ちゃうそうです。

 

 

 

 

 

という事で、、、

 

 

シリンダーを送る準備をします。

 

 

 

 

内燃機屋さんでは、、、ボーリングをするのに大きな機械にこのシリンダーをセットして、、、シリンダー内部を削るのですが、、、この写真のままでは仕事がやり難いんです。

 

 

ボルトがいっぱい突き出ていますので、、、これを抜いて送らないと。。。

 

 

 

 

 

 

 

抜くには、、、ダブルナットを使って、、、

 

 

 

 

抜くのですが、、、

 

 

抜けない。。。

 

 

 

 

 

 

 

ま、、、そんなに簡単には抜ける訳は、、、無く、、、

 

 

こんな時には、、、

 

 

 

 

バーナーで炙って、、、

 

 

 

 

 

 

 

炙りながら、、、

 

 

 

 

 

レンチで、、、エイヤッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

パキン!

 

 

って音をたててやっと緩みました。

 

 

 

 

 

 

 

こんな具合に、、、

 

 

 

 

1本ずつ抜いていきます。

 

 

 

 

これで邪魔なボルトは無くなって、、、内燃機屋さんでのお仕事が出来るようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

こんな下準備もメカニックのお仕事のひとつになります。

 

 

そにて洗浄して、、、発送します。

 

 

 

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

40年近くもシリンダーにネジこまれていたスタッドボルトを抜くのですが、、、

 

走行してエンジンが熱くなり、、、そして冷えて、、、の繰り返しをしているので、、、

 

固くてそんなに簡単には抜けてくれない。。。

 

これは想像はもちろんしている事で、、、

 

そんな時にはバーナーで母体を熱して膨張させて、抜けやすくする、、、

 

それでも、、、パキンッ って音とともにやっと抜けるんですが、、、

 

ハッキリ言ってこの瞬間って、、、怖いんです。

 

ネジ山が壊れるんじゃないか?

 

母体が割れるんじゃないか?

 

そんな不安が、、、

 

不安の方が大きいんですよ。

 

全てのボルトが抜けた時にはホッとしましたけど、、、メカにとっては嫌な瞬間になります。

 

 

 

 

少しずつ、、、ゆっくりですが、、、このえっくすていの作業は進んでいます。

 

急いで!って言われても無理ですが、、、気持ちが急いでしまっては、良いお仕事が出来なかったり、壊してしまったり、、、しては台無しになります。

 

焦らずやらないと、、、です。

 

 

 

 

 

 本日、水曜日は定休日になります。

 

 

 

 

 

 

 

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毎日ドップリです。

2016年09月27日 | バイク

 

 

 

今日の老メカは、、、

 

 

H社、125ccスクーターのエンジンから、、、走行中にキーーーーというか、、、ヒーーーーというような、、、異音の修理を、、、

 

エンジンといっても、、、エンジン本体ではなく、、、駆動系からの異音です。

 

 

お客様の訴えは、、、前のほうかなあ???

 

 

と、言っていましたが、、、

 

 

老メカとメカイトウが試乗したところ、、、駆動系、、、ベルト廻りからの異音を突き止めました。

 

 

音、、、難しいですね。

 

 

 

 

 

そして、、、分解を、、、

 

 

 

 

走行はまだ浅いので、、、消耗部分はありませんが、、、

 

 

ベアリングが1個スムーズに回らない所がありました。

 

 

後ろのプーリーの部分、、、クラッチや変速装置の部分です。

 

 

 

 

ドリブンフェイスのボス部分の、、、一番奥のベアリングが不良でした。

 

 

たまには、、、こんな不良もありますね。

 

 

という事で、、、一件落着、部品待ちになりました。

 

 

 

 

 

 

 

老メカは、、、スクーターのクラッチとか、、、を触っていたんですが、、、

 

 

老メカの横では、、、

 

 

メカイトウが、、、なにやな?マブイ、、クラッチを手に取って、、、

 

 

ニヤケながら、、、

 

 

 

 

作業をはじめていて、、、

 

 

 

 

 

 

ノーマルは、、、ゴミ箱???に、、、

 

 

 

 

そして、、、スペシャルな、、、クラッチを、、、

 

 

 

 

装着完了。

 

 

クラッチレバーの握りが40%も軽くなるんだそうです。

 

 

このあと、、、メカイトウは、、、作業の確認の為に、、、試運転に行きました。。。(クラッチを交換したので、すべりが発生していないか?の確認ですので、、、アクセル開けちゃった?のかは、、、メカイトウのみが知っている。。。か。。。)

 

 

 

 

 

 

 

そんな今日の作業でした。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

明日の老メカは、、、お客様より注文をいただいた、、、中古車を仕入れるべく、、、オークション会場に下見に行きます。

 

 

バイク屋さん、、、いろんなお仕事があり、、、なかなか楽しい職種?かな。

 

 

そんな楽しいお仕事のバイク屋さんですが、、、

 

 

当店姉妹店 一国サイクルワークス ではメカニックの募集をしています。

 

 

http://www.ichikoku.com/information/2016/07/3823.html

 

 

 

バイク好きの方、、、どっぷりとバイクに浸かってみませんか?

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えっくすてい、、、毎日、えっくすていだけの作業が出来れば、老メカも楽しいのですが、、、そうもいかず、いろんなお仕事をしないとえっくすていも進める事が出来ません。

 

 

ですので、、、少しずつ、、、コツコツと、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

1979モデルだっていうのに、、、部品があるある。。。

 

 

最近のバイクだと2000年代でも販売終了になっているのもチラホラあるのに、、、

 

 

欲しい部品がここまで入ってくるとは、、、嬉しいです。

 

 

やり易い。

 

 

 

 

 

 

 

 

老メカ、先週のお休みは、、、

 

 

 

 

一国のお客様と育てているサツマイモの、、、

 

 

 

 

試し掘りをいたしました。

 

 

 

 

今年も育ちが良く、、、大漁?   作物は大漁っていうのか?

 

 

豊作のようです。

 

 

今年の植え付けは、、、

 

 

紅はるか100株、安納芋100株、シルクスイート100株、なると金時50株、、、全350株。

 

 

4種類の味が楽しめます。(違うんですよ美味しさが)

 

 

10月10日はお客様とイモ掘りです。

 

 

 

 

 

会場(老メカんちですが)整備の為に、、、今年は電動の、、、

 

 

 

 

導入です。

 

 

 

 

 

 

 

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点検の重要性を感じる修理です。

2016年09月26日 | メンテナンス

 

 

 

今日は、、、やっとお天気が良くなって、、、朝からたくさんのお客様のご来店がありました。

 

 

新車や中古車を見に来ていただき、ご成約のお客様や、、、

 

 

ツーリング帰りに立ち寄っていただいたり、、、

 

 

タイヤ交換や各種修理でご来店も、、、

 

 

 

 

 

そんな、、、嬉しい、、、忙しい日でしたが、、、

 

 

故障で、お困りで、仕方なく、入庫したこちらのバイクですが、、、

 

 

 

 

チェーンが外れてしまったので、、、治して、、、と、緊急入庫です。

 

 

チェーンを嵌めて走れれば良いですか?、、、と、そんなやり取りで修理を始めたのですが、、、

 

 

フロント側でチェーンが、、、ロックして動かない???

 

 

 

 

 

で、フロント側のカバーを外して、、、ビックリ!

 

 

 

 

スプロケットとエンジンのケースの間に! 

 

 

 

 

 

 

 

 

これを外すのが、、、もう、、、大変でした。。。

 

 

 

 

始めはタイヤレバーでこじって外そうととしていたんですが、、、びくともせず、、、

 

 

次はスプロケットごとプーラーで引っ張ったのですが、、、チェーンはガッチリ噛み込んで動かなく、、、

 

 

もー、、、叩いたり、、、

 

 

もー、、、色んな事して、、、

 

 

やっと外れて、、、

 

 

という、修理をいたしました。。。

 

 

 

 

 

 

とりあえず、クランクケースは割れてはいないようですが、、、

 

 

チェーンは新品にして修理は終わりました。

 

 

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

 

 

という修理でしたが、、、

 

 

危ないです。

 

 

いきなりリアタイヤがロックして、、、事故につながる事だって。。。

 

 

バイクの、、、ちょっとした点検、、、日常点検で見つかる、、、と思うのですが。。。

 

 

 

 

 

そんな事を思いながら、、、作業をする老メカでした。

 

 

 

 

 

皆様のバイクもいま一度ひと回り点検してみて下さい。

 

 

簡単な目視点検でもバイクの悲鳴が聞こえるかも。。。

 

 

 

 

 

 

 

今日は、、、お仕事の合間に、、、写真を撮っていたのですが、、、

 

 

いつも思うのですが、、、写真って、、、むずかしいです。

 

 

むずかしいって言うのか、、、接写ができません。

 

 

これは使っているカメラが悪いんですね。

 

 

で、、、こんな写真が撮れました。

 

 

 

 

意味は無いのですが、、、なんだかキレイ。。。

 

 

えっくすていのシリンダーでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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えっくすていごひゃく エンジンを検証 4

2016年09月25日 | えっくすていごひゃく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分解して各部のダメージを確認したシリンダーヘッドですが、、、

 

 

今後の作業、、、処理は、、、内燃機屋さんにお願いする事になり、、、宅急便で発送になりました。

 

 

 

 

 

 

 

でも、、、

 

 

油まみれ、、、カーボンまみれで送る事は、、、先方に失礼ですので、、、

 

 

 

 

燃焼室やポートにガンコに堆積したカーボンを、、、

 

 

シコシコ、、、ゴシゴシ、、、と剥がして、、、

 

 

 

 

薬品なども使って、、、

 

 

 

 

ゴシゴシ、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうだ、、、キレイになってきたかな、、、

 

 

 

 

とりあえず、、、このくらいまでキレイにカーボンを落とし、洗い油で洗浄しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

普段、、、お客様にはこの様なお掃除のお仕事は見えない部分かもしれませんが、、、

 

 

部品をキレイにしたり、、、部品の手配をしたり、、、あるいは販売終了の部品にはどうやって対処していくのか、、、などなどの雑用?や事務、、、も大切なお仕事になります。

 

 

そして、、、どうすれば 最善!最良! のお仕事が出来るのか?も、、、今までの経験も総動員して、、、考えながら、、、ひとつずつ進めていきます。

 

 

メカニックだからといって、、、ただ分解して組み立てているだけでは勤まりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日の当ブログで、、、販売終了のバルブの、、、流用情報をいただいた 藤竹金属工業所 さんに、、、さらに情報をいただき、、、

 

 

内燃機屋さんを紹介していただきました!

 

 

藤竹さんのブログはこちらです。 ↓ 

http://blog.goo.ne.jp/fuji-kin

 

 

 

 

 

藤竹さんが以前に同じ様な内燃機仕事を発注した事があるようですので、、、今回は藤竹さん御用達の内燃機屋さんにお願いすることになりました。

 

 

当店一国でも、、、内燃機屋さんは数件お取引はありますが、、、

 

 

あの藤竹さんが!お願いしている内燃機屋さんですので、、、

 

 

必ずや良い仕事をしてくれる!と思いますので、、、発送いたしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらの内燃機屋さん、、、インターネットで検索をしたんですが、、、

 

 

地名と店名をネットに入れて、、、

 

 

検索を、、、

 

 

検索、、、

 

 

 

 

 

まいった、、、インターネットで情報がまったく調べられませんでした。

 

 

超隠れ家的な内燃機屋さんのようです。

 

 

ですので、、、お名前は伏せておきます。

 

 

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

 

最近の当ブログは、、、老メカから、、、お預かりしているオーナー様への、、、作業内容の報告になっていますね。。。

 

お客様にとっては、、、

 

バイクの調子が悪い ⇒ バイク店に持ち込む ⇒ バイクの修理が出来、引き取る。 完成!

 

だと、何をやって、修理が出来上がったのか? 解らないですよね?

 

引き取りに来られた時には、、、もちろん作業内容の説明はさせていただきますが、、、

 

それでも伝わりにくい部分は多々あります。

 

今回のえっくすていごひゃくのお仕事のような 重整備 ですと、、、写真や説明も各部で必要になりますので、、、あえて記事にさせていただきました。

 

 

 

また、たまたま閲覧しているお客様には、、、バイクの構造や修理、整備など、、、バイクのすべてに興味を持っていただき、バイクが好きになってもらいたく、、、毎日老メカは、、、文才も無く、パソコンなど電脳も苦手なのに、、、ガラにもなくブログを書いています。

 

 

 

つまらない内容もあるかもしれませんが、、、お付き合いをお願いします。

 

 

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えっくすていごひゃく エンジンを検証 3

2016年09月24日 | えっくすていごひゃく

 

 

 

 

 

 

 

カムカバーを外して、、、バルブのアタマがすり減っていてがっかりしたんですが、、、

 

 

 

 

カムシャフトと、、、ロッカーアームにもダメージが、、、見られました。。。

 

 

こちらも、、、またまた、、、ガッカリ。。。

 

 

 

 

カムシャフトのカム山には、、、

 

 

 

 

見にくいですが、、、虫食いのような穴が開いていたり、、、

 

 

 

 

ロッカーアームのスリッパー部分も、、、摩耗&オイル切れによるキズが、、、

 

 

やっぱり、、、オイル管理が少々悪かったのか???

 

 

オイルって大事なのが、、、分解をして始めて解ったりいたします。

 

 

が、分解せずに最後まで乗るればいいんですが。。。それもオイル次第???

 

 

 

 

 

 

シリンダーヘッドからバルブを外しました。

 

 

 

 

バルブシートの当たり幅が、、、限界を超えています。

 

 

マニュアル値では、、、1.3mmですが、、、2mmほどにまで広がっています。

 

 

このあたりの数値をみてもオーバーホールのタイミングだったのかもしれません。

 

 

 

 

バルブガイドにも、、、ガタがありまして、、、

 

 

 

 

この様にステムをガイドに入れて、、、

 

 

 

 

バルブを動かすと、、、カタカタとクリアランスが大きい動き方をいたします。

 

 

ちゃんと径を計ればその差で使用限度が判断できるのですが、、、

 

 

この様に指先でも解るほどの大きいガタがあるので、、、バルブガイドも入れ替えになるでしょう。

 

 

このあたりの判断は内燃機屋さんにお任せします。

 

 

 

 

排気ポートには、、、長年のカーボンが、、、溜まっていますね、、、

 

 

燃焼室のカーボンも、、、厚めな感じに。。。

 

 

 

 

 

 

 

とりあえずシリンダーヘッドは、、、フルオーバーホールになるのかなあ。。。

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

この時点で、、、問題発覚です。

純正の吸気バルブと排気バルブガイドがメーカー在庫が有りません。

 

流用可能?な情報としてはSR用が使えそうとの情報が、、、

でも、吸気バルブの傘径がSRの方が2mm大きいんです。。。

でもでも追加工をすれば、、、使えるんだとか。

この情報源は、、、藤竹金属工業所さんから頂きました。

藤竹さん、一国とはお付き合いがあり、なかなかマニアックなお仕事をしているお方です。

↓ バイク趣味人の方は必見です。

http://blog.goo.ne.jp/fuji-kin

 

 

 

 

 

 

 

 

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暖機運転、、、励行をお願いします。

2016年09月23日 | メンテナンス

 

 

 

当店、一国オート販売は、、、ホンダ、ヤマハ、スズキの3メーカーの正規販売店をしております。

 

 

正規販売店ですので、、、メーカーからのいろんな情報が毎日何通も届き(インターネットの時代ですので、毎日パソコンのチェックは欠かせません)、それらすべてを目を通す事も自分達のお仕事のひとつでもあります。

 

 

その情報には、、、新型車発売情報や、、、部品、用品の情報、、、バイク整備の技術的情報、、、バイク業界の情報、、、など様々な情報が飛び込んできます。

 

 

当店、20日21日の2日間を連休させていただきましたが、、、22日に出勤してパソコンを開くと、、、

 

 

Y社より エンジン暖気運転励行の啓発のお願い というサービスニュースが届いていました。

 

 

↓ がその文面になりますが、、、

 

クリックして開いて下さい。

 

 

内容としましては、、、暖機運転をする事で、エンジンの燃焼室内のカーボン堆積が改善され、カーボン堆積が原因の故障(カーボン噛みなどの故障)を防止出来ます、、、という文面になります。

 

 

エンジン始動直後は、、、ガソリンの噴射量が多く、その状態でスロットル全開の急発進や空ぶかしなどを行うと未燃焼ガスが多く発生し、その結果カーボンが堆積しやすいです。

 

 

カーボン堆積を改善するには暖気運転が有効ですので励行をお願いします。

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

 

このサービスニュースの文面には スクーター全般 原付一種(50cc)スクーターにおきまして、、、とありますが、50ccスクーターだけがこの様な現象が起きるのではなく、バイク全般に起きる事だと思います。

ですが、50ccのスクーターはカーボンによるエンジン不具合が多いのは事実で、、、現場で対応している自分達メカが一番対応に追われているのも事実です。

また、カーボンの堆積だけが不具合ではなく、エンジンオイルのガソリン希釈・増量や結露による白濁などの現象も起こります。

これら現象もエンジンにとって非常に悪いです。(当ブログの2016年3月14日の記事にもこの事は書いてありますので、是非読んでみてください。 ↓ クリック )

 http://blog.goo.ne.jp/ichikokuath/d/20160314

 

暖機運転をするだけで、エンジンの不具合を防ぐのに有効ですので、運転者様には行っていただきたく、今日の記事にいたしました。

是非暖機運転の励行をお願いします。

 

 

 

エンジンは、、、大きな部品や小さな部品の集合体で、、、その部品ひとつひとつには、、、エンジンが暖気後に最適な寸法になるように設計がされ、正常に機能いたします。

冷間時の高負荷運転は各部品への負担が大きいので、劣化を早めることがありますので、暖機運転が有効です。

これはバイク全般に当てはまります。

 

 

 

 

 

 

 

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えっくすていごひゃく。エンジンを検証2。

2016年09月20日 | えっくすていごひゃく

 

 

 

 

 

 

 

昨日の記事は、、、カムカバーを開けて、、、悪い部分が、、、まだ始まったばかりなのに見えてしまって、、、

 

 

ちょっと、、、ガッカリ、、、でした。

 

 

 

 

悪い部分は、、、ここです。

 

 

 

 

大きくすると、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロッカーアームでバルブが押される部分がここです。

 

 

すり鉢状に摩耗しています。

 

 

この様に摩耗してしまうと、、、バルブクリアランス調整をシックネスゲージでいくら正確に行なっても、、、出来ません。

 

 

想像では、、、カチカチ、、、エンジンの上部から音が止まらないと思います。

 

 

 

 

 

エンジン回転が、、、例えばアイドリング時が1100RPMだとすると、、、1分間に550回もココが押されるんです。

 

 

4サイクルエンジンですので、2回転に1回押されますので、エンジン回転の1/2になります。

 

 

1秒だと9回も!

 

 

最大出力回転数は、、、5800RPMだから、、、2900回/1分。。。48回/1秒。。。

 

 

エンジンってすごい!

 

 

こんなにも正確に動いているんです。

 

 

少し前の、、、250cc4気筒のバイクなどは、、、カムギアトレーンでレッドゾーン18000RPMなどと途方も無い高回転で、、、9000回/1分、、、150回/1秒!   

 

 

1秒間に150回もバルブが開くなんて、、、

 

 

 

 

 

 

 

バルブを押す相手の部分はここです。

 

 

アジャストスクリューで押すのですが、、、

 

 

 

 

ここはネジになっていて、、、程よい隙間に調整しておくのですが、、、この先端部分でバルブのアタマを押してバルブを開きます。

 

 

裏側から見ると、、、

 

 

 

 

赤矢印の丸い部分が押す部分です。

 

 

当然ですがこの部分にも偏摩耗が見られます。

 

 

青矢印は、、、カムシャフトの山で押される部分です。

 

 

 

 

 

エンジン分解のお仕事は、、、この様に注意深く、、、観察をしながら、、、進みます。

 

 

 

 

シリンダーヘッドを外しました。。。

 

 

 

 

オイルっぽい。

 

 

 

 

ネットリ、、、焼けている感じがまったくありません。

 

 

 

 

 

 

これは老メカが乗っていたDRZ400のシリンダーヘッドです。

排気バルブは真っ白に、、、焼け過ぎ?

まあ、開けるとオイルっぽさは無く、カサカサしているのが普通の焼けているヘッドですね。

(10数万キロ時にヘッドを開けた時の写真です)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

バルブのアタマがこの様に減ってしまったのは、、、

 

バルブクリアランスの調整不良で、、、クリアランスが大きいまま乗っていたのが原因か???

オイル管理、、、オイルが少なかった、交換距離が長かった、オイル粘度が低かった、オイル品質が低かった???いろいろ考えられます。

 

さて、なにが原因だったのか???は、どこかにいる?元のオーナーに、どの様な管理をしていたのかを聞かないと解りません。

が、これから先の管理次第では繰り返す事もありますので、出来る事はなるべく手をかけてあげる事が重要ですね。

 

 

 

 

 

20日(火)と21日(水)は連休になります。

 

 

 

 

 

 

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えっくすていごひゃく。エンジンを検証。

2016年09月19日 | えっくすていごひゃく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メカイトウくんに降ろしてもらったエンジンを、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

分解して、、、

 

 

 

 

内部のイタミ具合を、、、見てみます。

 

 

 

 

おっと、、、エンジンを降ろす時の事ですが、、、

 

 

 

 

ドライブスプロケットの取り付けナットが、、、緩んでいました。。。

 

 

ロックワッシャーで緩み止めにはなっていますが、、、よく?緩んでいるバイクを見ますねえ。。。

 

 

マルチシリンダーのバイクではあまり見かけませんが、、、シングルやツインのバイク、、、トルク変動が大きいバイクは要注意です。

 

 

自分のバイクもよく緩みました。

 

 

 

 

DRZは数回、、、

 

 

緩むと、、、走行中に、、、カラカラ、、、変な音が、、、

 

 

あまりにも緩むんで、、、簡単に確認できるように、スプロケカバーをカットしました。目で確認が出来るように。。。

 

 

乗りましたからねえ、、、23万キロも乗れば、、、

 

 

 

 

 

 

 

これも緩みました。。。

 

 

450、、、パワーがありますから。。。

 

 

このバイクの場合は、、、スプロケなんて、、、笑って許せます。。。

 

 

クランクシャフト右端のデカいナットが、、、緩んで、、、クランクが逝った事も、、、これは笑えませんね。。。

 

 

 

 

 

 

 

古くはこんなバイクも乗っていました。。。

 

 

通勤&遊びで年間5万キロは走りますから。。。今でも。。。

 

 

で、緩んで、、、

 

 

 

 

 

なので、、、緩むと思っていてマチガイはありません。

 

 

1万キロ乗ったら開けて増し締めするくらい、、、やった方がいいですよ。

 

 

 

 

 

 

 

さて、、、

 

 

この写真で、、、排気バルブがしっとりしているのが、、、わかりますねえ。

 

 

 

 

ステムシールからの漏れ、 オイル下がり と言われる症状です。

 

 

 

 

 

 

吸気バルブも、、、しっとり、、、お漏らししています。

 

 

 

 

デコンプは、、、

 

 

 

 

手で操作しても、、、ロッカーアームをうまく押してくれなくて、横にずれて、、、逃げてしまいます。

 

 

ここも修理箇所のひとつです。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のエンジン修理は、、

 

 

マフラーから排気煙がモクモクで、、、その修理なんですが、、、

 

 

エンジンって開けると、、、それなりに痛んでるところが出てくる事が、、、ままある、、、かな。。。

 

 

マフラーの煙を止めるだけなら、、オイル下がりの原因である バルブステムシール を交換すればそれで直るのですが、、、

 

 

でも、、、開けて、、、悪い部分があれば、、、目をつぶる訳にはいかないですよね。。。

 

 

これからまた長く乗るんですから。

 

 

出て来なければ良いのですが。。。

 

 

 

 

 

 

 

ハイ!カムカバーを開けてみました!

 

 

あーーーーーー、、、

 

 

 

 

見えちゃいました。。。悪い部分が。。。

 

 

 

 

バルブのアタマが、、、

 

 

減っています。。。

 

 

これでバルブ交換が決定してしまいました。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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YAMAHA bLU cRU fes. @爺ヶ岳

2016年09月18日 | お知らせ

 

 

 

た**-くん、、、このイベントが楽しそうだよ。。。

 

 

 

ヤマハオフコンペの祭典

YAMAHA bLU cRU fes. @爺ヶ岳

 

 

http://www2.yamaha-motor.jp/Event/Mc/index/y/2016/m/10/d/09

 

 

ヤマハが主催のお祭りイベント   ブルークルーフェス   です。

 

 

 

 

去年でしたよね、、、苦しい思いをしたあの 爺ケ岳。。。

 

 

このイベントで走ってみてはどう???

 

 

 

 

フリーライドもあるし、、、

 

 

ヤマハのエンデューロトップライダーと回る爺ヶ岳ツアーもあるし、、、

 

 

17年モデルのマシンの試乗会もあるし、、、

 

 

どう? た**-くん? 

 

 

行ってみたら。。。

 

 

 

 

 

爺ヶ岳用のスペシャルタイヤ、、、使わないとダメになっちゃうよ。。。

 

 

 

 

詳しくは ↓ のページ、ヤマハのイベント情報をクリック! 

http://www2.yamaha-motor.jp/Event/Mc/index/y/2016/m/10/d/09

 

 

YAMAHA bLU cRU fes. @爺ヶ岳 のお知らせでした。

 

 

 

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今日の老メカの思い、、、

2016年09月17日 | メンテナンス

 

 

 

エアーインダクション(インジェクション)システム、、、2次空気供給装置ですが、、、

 

 

 

 

 

自分たちが住んでいる地球を守る為に、、、排気ガス規制が厳しくなっています。

 

 

4輪車に比べて、、、バイクの台数は少ないのですが、バイクだからといって公害を撒いていては???ですね。

 

 

 

 

最近のバイクは50ccでも4サイクルエンジンでフューエルインジェクション車になっていて、、、エンジンコントロールをコンピューターがすべて制御しています。

 

 

ここまでやらないと厳しい排気ガス規制がパスできないのが現状ですね。

 

 

排気ガスを出来るだけキレイにして排出する為に、、、マフラーには触媒が入っていて、、、エンジンで上手く燃えなかったガスや、、、燃えカスのガスを再燃焼させる、、、そんな事がマフラーの中では起こっているのですよ。。。

 

 

再燃焼、、、もう一度排気ガスを燃やす為に、、、新しい空気(酸素)が必要で、、、その為に、排気ポートやエキゾーストパイプから空気を入れるシステムが、、、エアーインダクション(インジェクション)、、、2次空気供給装置、、、が現代のバイクには装着されています。

 

 

排気ガス規制が緩やかだった頃は、、、エアーインジェクションなどの装置は、、、もちろん装着されてはいなくて、、、規制後には法律をパスする為にこれらの浄化システムが否応無く付けられました。

 

 

規制前はパワーがあった!、、、規制後のバイクも規制前のようにならないの???

 

 

という事で、エアーインジェクションを外して、、、キャブレターのセッティング変更をして、、、と言う事を密かに愛好者はしていたようです。

 

 

 

 

 

と言うバイクだったのかなあ、、、老メカがたまたま担当になったバイクですが。。。

 

 

ノーマルのキャブレターって、、、設定変更をするのって大変だったりいたします。

 

 

今回ニードルから出て来た、、、薄いワッシャー、、、ですが、ここまで苦労して設定変更をしたところで、、、本当に本来のパワーが出せたのか???なんて思うのですが。

 

 

 

 

 

エアーインジェクションですが、、、老メカはこんな経験をした事があります。

 

 

あるエンジンの不調を探るべく、エンジン各部を観察しながら色んな事をしていた時の事です。

 

 

その色んな事のひとつに、、、エアーインジェクションの排気ポートにつながるホースをプライヤーでつまんで、、、空気が入らないようにした時でした。

 

 

ホースをつまむと、、、アイドリングが非常に低くなり、、、ホースをつまむのを止めると、、、アイドリングは元通り正常に回転しました。

 

 

老メカは、、、研究室の人間ではなく、現場のメカです。

 

 

ですので、このようなエンジンの研究などはした事はありません、、、が、、、現場のメカなりの考えとしては、、、

 

 

排気ポートから入った2次空気は、、、一部は排気脈動で燃焼室に導かれて、燃焼室の爆発に使われている???

 

 

または、、、マフラー内で再燃焼されるので、シリンダー内の排気が勢い良く引っ張られる???

 

 

などの事が起きているのかな、、、と思うのです。

 

 

これはあくまでも物理など勉強もした事が無い、現場メカの考えですが。。。

 

 

こんなに複雑なことが起きているのに、、、単純にエアーインジェクションシステムを外して、、、なんて、、、良い結果が簡単に得られるとも思えません。

 

 

ですので、、、とりあえず、、、スタートラインに戻るために、、、キャブレターのセッティングとエアーインジェクションを元に戻した。。。作業でしたが、、、上手くいったみたいです。。。

 

 

そうですよね、、、そんなに改造がされている訳でもないので、元に戻っただけですからね。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな事を思う老メカでした。

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

改造を否定しているのではなく、、、老メカだって改造、改良、いたずらが好きな人種です。

ですが、プロのメカですので、結果が悪い仕事は出来ないので、今回はノーマルに戻しましたが、、、これはこれで結果オーライだったと思います。

 

 

 

 

バイクメカ、、、若い頃から楽しいお仕事って思っていましたが、、、老の年齢になっても   楽しい!面白い!   って今でも思えます。

バイクメカ、、、深いです。

 

 

 

 

 

 

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好調のようです。

2016年09月16日 | メンテナンス

 

 

さあ、、、キャブレターを車体に組みつけます、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

インレットマニホールドは、、、

 

 

 

 

ひび割れは無いかな、、、

 

 

 

 

インマニとシリンダーヘッドの間に薄いインシュレーターが挟んであり、インシュレーターとインマニにOリングがそれぞれ使ってありました。。。

 

 

 

 

Oリングはもうペッタンコですので、交換しました。

 

 

 

 

それほど、、、苦も無く、、、

 

 

取り付け完了。

 

 

 

 

 

メクラ蓋で効かなくしてあった、、、エアーインジェクションの配管も、、、

 

 

 

 

 

 

元通りに。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エアークリーナーですが、、、今回は純正ではなくK&N製のリプレイス品を使用しました。

 

 

 

 

開口部は、、、

 

 

 

 

切り取って大きくした純正改と同じ、、、

 

 

 

 

面積を保っています。

 

 

 

 

 

 

さあて、、、エンジン始動です。

 

 

キャブレターをオーバーホールしたので、、、バランス調整をいたします。

 

 

 

 

この4連バキュームメーター、、、いつから???あるんだろ、、、古ッ。。。

 

 

1回、、、4個の同調調整にメーカーでメンテナンスをした事を、、、思い出しました。。。

 

 

たぶん、、、老メカと同じくらい???いやもっと???かも、、、一国にあるのか???

 

 

最近は出番も少ないですが、、、これが無くては多気筒の調整が出来ないですから。。。

 

 

調整前、、、

 

 

ちょっと狂っています。

 

 

 

 

 

調整後、、、

 

 

こんな具合ですかね。。。

 

 

 

 

 

 

 

排ガスの具合を見ます。。。

 

 

 

 

この値が、、、まったく手を入れていない入庫時の排ガスです。

 

 

 

COが5.17%も出ています。

 

 

排ガスがくすぶっているて事ですね。。。

 

 

 

 

 

そして、、、

 

 

キャブレターのセッティングをノーマルに戻して、、、

 

 

 

 

CO、、、HC共に下がっています。

 

 

車検合格ラインを下回っています。

 

 

エンジンのフケ具合も、、、段違い! ストレス無く! 元に戻ったようです!

 

 

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

試乗は、、、残念ながら老メカは出来ないので、、、メカイトウにお願いして、、、

入庫時は250cc以下の性能しか出ていなかった!と言っていたのが、、、750ccに戻っています!快調です!、、、と言っていたので、今回の整備は成功だったようです。。。

スタートラインに戻ったのですが、、、ゴールなのかもです。

 

 

でも、、、なぜ、、、今回の様なキャブセッティングになっていたのか???不思議です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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キャブレターの組み付け。

2016年09月14日 | メンテナンス

 

 

 

ここのところ、、、オフロードバイクばかり整備が続いていましたが、、、

 

 

やりかけのこのキャブレターを、、、

 

 

 

 

組み付けます。

 

 

注文していた部品は、、、

 

 

 

 

細かい物まで、、、けっこうな部品点数で、、、

 

 

 

 

使用過程で劣化が見られる部品や、、、意図的に交換された部品を交換して、初期の状態に戻して、エンジンの調子をみます。

 

 

でも最大の原因は1,3,4番キャブのダイヤフラムが負圧が効かなかった事だと思いますが、、、

 

 

 

 

 

 

 

新旧のダイヤフラムスプリングを比較してみます。

 

 

上、新品、、、下、使用していた旧品です。

 

 

 

 

長さに違いが、、、

 

 

 

 

スプリング、、、ヘタルんですよ。

 

 

 

 

5mmも短くなっていました。

 

 

このスプリングがヘタッてしまうと、、、小さな吸入負圧でスライドピストンが上昇する、、、って事になります。

 

 

スロットルの開度とは比例しない、、、エンジン回転の上昇や空燃費に違いが出てきそうですね。

 

 

4気筒ですので、個々にヘタリ具合も違うでしょうから、、、この辺は新品を組み込まないと、迷宮に陥る事も、、、

 

 

 

 

 

 

 

ボディはキレイに洗浄して、新品のジェット類、フロートバルブ、、、などなどを組みます。

 

 

ガスケットはもちろん新品です。

 

 

 

 

 

古いスライドピストンから、、、再使用の為にニードルを固定するプレート(スプリング付きの白い部品です)を外していたら、、、

 

 

 

 

今までのニードルに薄いワッシャーが1枚装着されていました。

 

 

このワッシャーの意味は、、、ニードルがワッシャーの厚み分、上に上がるので、その分濃い混合気になる、、、んです。

 

 

5段階のクリップ付きでしたら、、、1段分?の調整、、、

 

 

クリップで調整が出来ないタイプのニードルですので、、、薄いワッシャーを入れて、かさ上げして、、、調整をしようとしていたんですね。

 

 

 

 

 

エンジン不調の最大の原因と思われる、、、ダイヤフラム(スライドピストン)は4個とも新品にいたします。

 

 

 

 

組み付けの時に、、、慣れないと、、、今回の様に、、、挟んでしまって、、、負圧が効かなくなってしまう、、、事があります。

 

 

 

 

組み付けのコツは、、、

 

 

 

 

 

 

 

この写真がコツです。

 

 

 

 

 

慎重に組み付けて、、、

 

 

そして確認です。

 

 

確認は、、、くしゅ~ です。

 

 

(くしゅ~の確認方は8月24日の記事を見てください) http://blog.goo.ne.jp/ichikokuath/e/e88a19928c7cf0aa131a391113ea91bc

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャブレターのオーバーホール   完成しました。

 

 

 

 

 

 

今回交換した部品です。

 

 

 

 

 

 

セッティングが変更されていた部分はすべてマニュアル値の部品に交換しました。

 

 

↓ 変更されていた部分です。

メインジェット、、、10番ダウン

パイロットジェット、、、5番アップ

パイロットスクリュー、、、1回転戻し

ニードル、、、ワッシャー1枚追加

 

 

これをマニュアル通りのメインジェット、パイロットジェットに交換し、、、パイロットスクリューの戻しも1回転3/4に、、、 ジェットニードル&ニードルジェットも新品に、、、ワッシャーは取り除いて、、、

 

 

とにかくメーカー出荷時の仕様に戻して、、、調子を見ないと、、、今回のエンジン不調を元に戻す事が出来ないですね。

 

 

ここからが今回の修理の スタート になります。

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

今回お預かりしているこのマシン、、、

 

エンジン出力に関する変更点は、、、

 

 

JMCA認定タイプのマフラーと、、、

 

 

 

エアークリーナーの吸入口を拡大、、、

 

あとは、、、エアーインジェクションをカット、、、

 

 

この3点が主な改造で、、、

 

 

 

 

老メカが思うに、、、

 

マフラーを交換しても、、、たぶんノーマルのキャブセッティングで、、、大丈夫。。。

 

エアークリーナーの、、、

 

 

ここの面積を大きくした所で、、、

 

エアークリーナーはエアークリーナーボックスに入っていて、、、ボックスの吸気口は改造していないので、、、そんなには影響が無い、、、セッティングの変更はいらない???

 

のかな、、、と、思うのですが。。。

 

エアーインジェクションもメクラ蓋がされていたので、配管を元通りに戻して。。。

 

 

 

とりあえずノーマルの状態に戻す事で スタートライン にやっと付けるので、ノーマルに。。。

 

 

 

 

 

 本日、水曜日は定休日になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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リコール・改善対策 のお知らせ。

2016年09月13日 | リコール、無償修理の情報

 

 

 

ホンダから リコール・改善対策 の発表がありましたので、お知らせです。

 

 

 

       

 

 

 

 

平成28年9月8日

◎フォルツァSI リコール

◎スーパーカブ50(プロ)、スーパーカブ110(プロ)、クロスカブ、グロム、ズーマーX、SH mode 改善対策

 

 

↓ ホンダのリコール情報のページです。

http://www.honda.co.jp/motor/?from=pulldown

 

 

いづれの機種も不具合部分は フューエルポンプ が主原因で、作動停止する場合があるとの事です。

 

 

ご使用していただいている当店お客様にはお手数をお掛けいたしますが、ホンダより通知が届きますので、少しお待ちください。

 

 

ホンダからの通知が届かないけど対象のバイクではないか? というお客様は、下記ホンダhpより車台番号を入力して検索をお願いいたします。

 

↓ ホンダリコール検索ページ

http://recallsearch4.honda.co.jp/sqs/r201/R20101.do?fn=link.disp

 

 

当店に電話をいただいてもお調べいたしますので、ご一報ください。

 

 

現在の当店のリコール・改善対策の対応状況としては、交換部品の手配中 で、まだ体制が整っていません。

 

 

実作業はもう少しお待ちいただく事になりますが、なるべく早く交換が出来るようにいたしますので、よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

ホンダの リコール・改善対策 のお知らせでした。

 

 

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

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えっくすていごひゃく。 9/11 ふたつのオイル漏れ

2016年09月11日 | えっくすていごひゃく

 

 

 

 

 

今日もえっくすていごひゃくの事を少し。。。

 

 

 

 

 

 

エンジン下部のオイル漏れは、、、

 

 

 

 

このフランジ部分からでしたが、、、

 

 

ホースは販売中止でしたが、、、相手側のストレーナーは部品の在庫が有りましたので交換してみました。

 

 

 

 

外した部品の接続部は、、、締め過ぎ?たようなキズがクッキリと入っていて、、、

 

 

 

 

交換後は、、、オイルが、、、

 

 

漏れません!

 

 

止まったようです

 

 

一件落着です。

 

 

 

 

 

 

なので、、、次のステップに進みます。

 

 

 

 

 

キックインジケーターが少し曲って付いています。

 

 

以前にカムカバーを開けた、、、形跡ですね。。。

 

 

 

 

エキパイの塗装がエンジンの熱で、、、ポロポロと、、、塗りなおさないと。。。

 

 

 

 

テールパイプとサイレンサーの内側ですが、、、タイヤが太いのかなあ???擦れています。

 

 

 

 

 

 

さすが、、、ダートバイクです。

 

 

 

 

奥の方、、、裏には土の汚れが付いています。

 

 

カリフォルニアの土ですかね。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

補機類、配線、ケーブル、配管を、、、全部外して、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

トゥリャァッ !!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンジンを降ろしてしまいました。

 

 

メカイトウのアタマの血管が切れなくて良かったです。

 

 

男の子!力持ち!

 

 

 

 

 

 

デコンプが、、、

 

 

 

 

レリーズを手で操作しても、、、効きません。

 

 

 

 

 

それと、、、

 

 

 

 

 

エキパイを外して、、、ポートを観察すると、、、排気バルブのステムに、、、

 

 

 

 

オイルが、、、

 

 

ガイドから伝わってきていますので、、、オイル下がり、、、決定です。

 

 

なので、、、エンジンを、、、降ろしました。。。

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

ひとつ目のオイル漏れ、ホースフィッティングからは、、、解決。

 

 

ふたつ目のオイル漏れ、エンジン内部での漏れは、、、

 

 

 

 

排気のケムリが、、、モクモク、、、です。

 

このモクモクは、、、排気ポートからオイル下がりが確認されましたので、その為のエンジン降ろしを。。。

 

 

キックインジケーターが、、、右回りに少し回転して組み込まれているのが、、、不気味です。

以前にエンジンを開けた、、、事がある、、、証拠です。

変な事が、、、出て来なければ、、、良いのですが。。。

 

ハイカムとか、、、ハイコンプとか、、、ボアアップとか、、、

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

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