一国の国産拠点 一国オート からのお知らせです。

横浜のバイクショップ 一国オート からのお知らせを発信しますので、お見逃し無くよろしくお願いします。

セルモーター、、、ブラシ交換をしてみました。。。

2024年03月28日 | 修理

 

250ccスクーターがたまにセルが廻らなくてエンジンがかからないという故障の修理をいたしました。。。

 

バッテリーが弱い? セルボタンの接触は? ブレーキスイッチは正常に作動している? スターターリレーはどうなのかな? など前もって確認を進めて、、、

 

やっぱりセルモーター本体の故障と判断し、、、

 

分解をいたしました。。。

 

 

セルモーターって、、、

 

ブラシというすり減ってしまう部品を使っていまして、、、

 

 

このブラシが限界まで摩耗が進んでしまうと、、、

 

 

バッテリーからの電気が流れなくなってしまうんです。。。

 

 

↑ ねッ、減って短くなっていますね。。。

 

 

という事で、、、すり減ってしまったブラシを新品に交換して、、、

 

 

組み立てて、、、

 

 

エンジンに戻し、、、

 

 

始動の確認をしました。。。

 

ばっちり! エンジンはかかるようになりオーナー様にお渡しが出来ました。。。

 

 

https://www.ichikoku.com/

 

セルモーターの故障って、、、

 

たま~に、稀にある故障ですが、、、

 

ほとんどのバイクはセルモーターを交換や修理をしないで、、、バイクの寿命まで元気に廻ってくれていますが、、、

 

バイクの使用状況でも内部の摩耗具合に違いが出ても来ますので、、、交換や修理をするバイクもあります。。。

 

使用状況としては、、、配達などで何回も止めたりかけたりをする方などは、、、早く摩耗してしまう場合もあったり、、、

 

或いは燃料費が高いので、、、信号待ちで毎回エンジンを切って信号が青になってセルでスタート、、、を繰り返していると、、、やっぱり早く摩耗したり、、、

 

前者の配達などの方は仕方が無いとして、、、後者の信号待ちの度にエンジンストップをする方は、、、しない方が良いと思いますよ。。。

 

という事で、、、

 

まあ、、、使えば減る所もありますので、、、たま~にある修理になります。。。

 

 

セルモーターの修理ですが、、、

 

今回は分解して内部を点検したところ、、、あまりにもダメージが少なかったので、、、ブラシの交換という作業で直しましたが、、、

 

状態によってはアッセンブリーで交換をします。。。

 

セルモーターアッセンブリー、、、

 

このセルモーターの場合ですが、、、

 

セルモーターアッセンブリーの部品代が、、、大きなお札が4枚ほどもしちゃいます。。。

 

ですので後者の使い方をしている方は、、、燃費で元は取れないと思いますので、、、しない方が良いですね。。。

 

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長期放置の修理、、、あ~追加修理が発生しました。。。

2024年03月12日 | 修理

 

長期放置していたバイクの修理。。。

 

いつも隣で作業をしているイッテツ君ですが、、、

 

長年放置されていたバイクを復活させて、、、という修理&整備をしていて、、、それが完成したので試運転に出かけました。。。

 

ですが、、、帰って来て、、、ジェット戦闘機みたいな音がする!!! って。。。

 

なんだろう? ベルト廻りの不具合なのかな、、、などなど、、

 

調べていたところ、、、

 

 

あッ、、、

 

ファイナルギアオイルの色が!!!

 

サビ色です!!!

 

さっそくギアケースを分解して、、、

 

 

あ~あ、、、

 

内部に水が溜まってしまったのか、、、全体に茶色いです。。。

 

 

ギアやベアリングにサビが発生していて、、、

 

 

走るとベアリングが悲鳴を上げてしまっていた様です。。。

 

 

長期放置の修理&整備は完成したものの、、、最後はやっぱり走って見ないと解らないものですねええ。。。

 

と、、、いう事で、、、追加の修理をしましてオーナー様にお返しになりました。。。

 

https://www.ichikoku.com/

 

オイルが入っているギアケースですが、、、

 

なんで水分が入ってしまったのかを推測すると、、、

 

ケース上部にはブリーザーホースがあるので、、、

① 長期放置で内部に結露した水分が溜まり、サビを発生させた。

② 以前に走行している時に水没するほどの水たまりを走行した。

③ 大雨などで水没した事がある。

 

原因としてはこの様な事だと思いますが、、、

 

長期の放置はいけませんね。。。

 

まさかこんな所がサビるとは思いもしない。。。

 

裸の金属表面に水は、、、天敵なので、、、壊れちゃいますね。。。

 

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やばッ、、、穴を塞がないと。。。

2023年11月09日 | 修理

 

ピボットのベアリング化は、、、

 

 

インナーのカラーも寸法通りに削って、、、

 

 

組付ける事が出来、、、

 

 

ベアリング化が完成たしました、、、が、、、

 

 

もひとつ問題があって、、、

 

 

キャブレターのオーバーフローという症状が、、、

 

 

キャブレター本体のオーバーホールは社外の部品で組み立てをしましたが、、、

 

 

果たして油面はどうなっているのか?

 

フロートは容器に入れたガソリンに浮かべたらそれなりに浮きはしましたが、、、

 

実際の油面を確認したくなってしまいました。。。

 

ですのでフロートチャンバーの下部のドレンプラグに穴を開け、、、そしてネジを切り、、、

 

 

そしてメインジェットとスロージェットをハンダで連結した特殊工具を作り、、、

 

 

透明なホースを取り付けて、、、

 

 

実油面を確認しました。。。

 

 

結果は左右のキャブ2個ともに正常な油面を確認する事が出来ました。。。

 

 

という事でオーバーフローの原因はひとつ無くなり、、、

 

使用過程での異物が、、、

 

 

フロートバルブに挟まってしまったのか???

 

フロートバルブの摩耗なのか???

 

このフロートバルブですが、、、最近のニードル先端はゴムで出来ていますが、、、ご覧のとおり金属通しの開閉で痛みも早いのかもしれませんね。。。

 

 

という事でキャブは完成なのですが、、、

 

ドレンプラグに開けた穴、、、を塞ぐ、、、

 

あっ、、、

 

 

アルミワッシャ―と小ねじで塞ぐはずでしたが、、、

 

 

なんと、、、ねじ切ってしまいました。。。

 

ネジを立てましたが肉が薄くて3山程しかありませんでしたので、、、無理したら壊れてしまいました。。。

 

ですが新品は手に入らない様ですので、、、

 

最後の手段、、、

 

 

金属充填剤で埋めちゃいました。。。

 

 

今後の為にもネジを残したかったのですが、、、

 

 

その時はまた考えましょうかね。。。

 

 

キャブ完成です。。。

 

 

エンジンに取り付けると若干ですがキャブは前傾姿勢で取り付けられていますので、、、

 

オーバーフローを起こすと、、、外に捨てる通路はありますが、、、それと同時にメインの通路からシリンダーにもガソリンが入ってしまうと推測されます。。。

 

 

赤矢印のメクラを打ってある所がドレンの通路の最上部ですので、、、オーバーフロー時にはシリンダーにまで溢れてしまう、、、と思います。。。

 

 

https://www.ichikoku.com/

 

 

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スポークの交換です。。。

2023年09月03日 | 修理

 

今日の作業は、、、

 

80ccレーサーのリアホイールが フニャンフニャン っと、、、左右にブレブレでしたので、、、その修理を始めました。。。

 

入庫時にスポークの張り調整でリムの振れを修正出来るかな? と、、、レンチで試みたのですが、、、

 

いやいや、、、ニップルがサビ付いていて回す事が出来ませんでした。。。

 

ので、、、

 

スポークを新品注文、、、届きましたので作業を再開です。。。

 

取り出すのは リムとハブ の2点ですので、、、

 

 

交換、捨てちゃうスポークは作業時短の為、、、番線カッターでバチバチ切って分解。。。

 

そしてハブを洗浄し、、、リムも磨いて、、、

 

新品スポークで編み込みです。。。

 

 

芯出しですが、、、

 

当店にある骨董級の芯出し機もあるのですが、、、

 

 

こんな風に車体にセットして

 

 

縦、、、

 

 

横、、、

 

縦ブレと横ブレを針金などを使って、、、老メカの場合はスプレーのノズルをリムの当たるか当たらないかくらいに置いて、、、リムを回転させて締めるニップルを見定めて、、、

 

 

締めます。。。

 

で、、、この芯出しの作業ですが、、、測定する部分を老メカはリムの内側で縦と横の隙間を見ながらニップルを締めて調整をしていますが、、、

 

この前、、、自分のFacebookに広告の動画?突然現れた芯出しの動画がありまして、、、その動画では縦と横の測定部分がリムの淵の先端と外側の横で芯出しをしていました。。。

 

まあねえ、、、その部分での芯出しでも良いのかとも思うのですが、、、タイヤがリムに嵌る部分はどこかな??? って考えていただけると、、、

 

 

ここじゃない。。。と思うのですが、、、どうでしょうか。。。

 

 

ということで、、、芯出し機が無くても芯出しの作業って出来るんです。。。

 

万力にシャフトを加えて芯出しする事だってやれば出来ちゃいますし。。。

 

という作業依頼でしたが、、、

 

あれ?

 

スイングアームにガタがあるのを発見しちゃいました。。。

 

 

早速アームを外して見たところ、、、

 

 

あ~あ~、、、サビサビです。。。

 

こりゃフルメンテナンスになりそうな予感が、、、

 

オーナー様に連絡を取り、、、ベアリングの交換作業が追加になってしまいました。。。

 

レーサーですからねええ、、、レーサーじゃなくてもですが、、、

 

まあ、、、こうならない様に、、、定期的なグリスアップも大事なメンテナンスですね。。。

 

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ティクラ―って。。。

2023年06月23日 | 修理

 

最近の老メカは、、、

 

 

老メカの整備記録を更新する古さのバイクのダウンドラフトのキャブレターのオーバーホールを致しました。。。

 

 

はっきり言って怖い整備になります。。。

 

 

何と言っても廃番部品だらけのバイクですからねええ。。。

 

 

フランジに歪があったので砥石で修正します。。。

 

 

締め付けで曲がってしまうんでしょうかね。。。

 

 

メーカーではパッキンすら手に入りませんが、、、

 

 

最近はパッキンやジェットなど一式が入ったアフターメーカーさんの製品があるので、、、

 

 

旧車も生き延びる事が出来ますね。。。

 

 

↑ これだけの部品を交換いたしました。。。

 

 

う~ん、、、どうでしょうか???

 

オーバーホール前よりはスムーズな印象になりましたが。。。

 

 

これです、これ、、、

 

 

ティクラ―のあるキャブレターを触ったのは初めてなんですよ。。。

 

 

 

https://www.ichikoku.com/

 

久しぶりに使いました。。。

 

愛機 ガーミンGPS 

 

 

この軌跡の様にぐるっと一周走ってきました。。。

 

 

 

全走行距離は300Km、、、トリップ移動時間は7時間1分、、、これは信号待ちや休憩を抜いて、、、単純に走っていた時間です。。。

 

 

トリップ停止時間が2時間49分、、、なので行って帰っての時間は9時間50分でした。。。

 

走っているだけなら移動平均速度が42.8km、、、

 

信号待ちと休憩を含めると、、、30.5kmに落ちました。。。

 

最高速度は108km/h、、、これは、、、あそこで、、、一回だけチャレンジした時のスピードで、、、

 

その時の車体の速度計は、、、120km/h!ジャストでした。。。

 

12km/hもの誤差があるんですねえええ。。。

 

車体の速度計は機械式なので誤差はあるでしょう。。。

 

で、、、GPSの速度は衛星の位置情報からの演算ですから、、、誤差は無いのかな。。。

 

たぶん正確なスピードと思います。。。

 

もう使い込んで古いんですが、、、

 

ナビ機能もあるし、、、今まで行った林道の入り口と出口の情報も入っているので、、、セットすれば連れて行ってくれちゃいます。。。

 

このハンディなGPSひとつでどこにでも行けちゃうので、、、今でも頼もしいヤツなんです。。。

 

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工具は必要ですね。。。

2023年04月29日 | 修理

 

今日の作業は、、、

 

フロントフォークのオーバーホールを、、、

 

正立のフロントフォークってアウターの一番下のボルトを外すと分解が出来るのですが、、、

 

そのボルトですが、、、緩める時、締める時に共回りしてしまう時があり、、、

 

フォーク内部に特殊工具を入れてダンパーを固定して下部のボルトを外すのですが、、、

 

 

このバイクの場合、、、

 

この特殊工具が、、、

 

 

おおお、、、

 

 

バッチシ合っちゃいました。。。

 

 

この工具、、、老メカが2004モデルXR650Rを新車で買って、、、XR のフォークのメンテナンスをする為に自腹購入した工具で、、、

 

この工具がなんと合ってしまい使えちゃいました。。。

 

 

今回分解したバイクの方が古いんですけどねええ。。。

 

この特殊工具が使えましたので楽に分解作業が出来、、、組立ての締め付けも問題なく!出来、、、完了いたしました。。。

 

 

工具って無いと出来なかったり、、、苦労したりしますので、、、有って良かったです。。。

 

 

https://www.ichikoku.com/

 

ゴールデンウェークのお休みですが、、、

 

 

5/1~5/5 の5日間お休みになりますので、、、宜しくお願いします。

 

 

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最近の作業は、、、

2022年11月10日 | 修理

 

最近の作業です。。。

 

なにやら?配線を直しています。。。

 

 

充電がうまく出来ないようでワイヤーハーネスを広げて点検をしています。。。

 

 

レギュレーターは壊れていたのですが、、、

 

さらにレギュレーターとバッテリーを繋いでいるハーネスの不良があり、、、修理を。。。

 

 

古いバイクですからねええ、、、カプラの端子が接触が悪かったり、、、

 

 

ハーネス内で分岐しているところが腐って電気が流れなかったり、、、

 

 

いろんな症状で充電が出来なくなったりする事もあります。。。

 

部品が入荷するのであれば、、、新しいハーネスに交換するのがベストですが、、、残念!販売終了です。。。

 

なので、、、患部を調べて、、、新しい配線で作り直していました。。。

 

というような修理を隣で作業をしているイチコクテツ君は行っていました。。。

 

 

さらに隣の隣で作業をしているメカイトウ君はというと、、、

 

 

メカメカしくゲイジュツ的なシリンダーヘッドのオーバーホールを、、、

 

 

1234、、、、16個もバルブが並んでいる250のヘッドの作業は、、、繊細で時間がかかります。。。

 

ですが、、、折り返し地点まで作業は進んでいますので、、、オーナー様もう少しですのでお待ちください。。。

 

 

で、、、老メカはというと、、、

 

 

車体電装を一式交換を、、、

 

 

たぶんCRMなどの古い電装を使っていたのかなあ、、、でも今では販売終了になっていますので、、、

 

老メカ的には整備などで使い慣れているモンキー50用の新品車体電装で走れるように修理をしてみました。。。

 

 

こちらのバイクは、、、さらに古ッ。。。

 

 

マフラーからモクモク油煙が出るのと、、、異音も大きいので、、、分解してみましたが、、、

 

たぶん60年くらいは経っているバイクだと思います。。。

 

修理がうまくできるのか??? 心配でもあります。。。

 

OHVのバイクを触るのって、、、自分が乗っていたスポーツスター以来です。。。

 

 

数日前、、、EVバイクをミラノショーでホンダが発表しましたが、、、

 

なんだか逆行している最近の一国オートです。。。

 

 

 

http://www.ichikoku.co

 

 

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配線のお仕事、、、もう1台いたしました。。。

2022年07月08日 | 修理

 

エンジンがかからない、プラグの火が出ていない、、、ので見て欲しい、、、という依頼のバイクの修理をいたしました。。。

 

一般的にはですが、、、エンジンがかからない場合の点検の順番は、、、

 

1 燃料は?

2 バッテリーは? セルは廻る?

3 キックは軽くない? 圧縮はあるかなあ?

 

という、、、バイク走る為の3要素、、、「良い混合気」・「良い圧縮」・「良い火花」 の点検から始めるのですが、、、

 

オーナー様は 『プラグの火が出ていない』 と、、、点検をしているようですので、、、

 

スパークプラグから初めに点検を行いました。。。

 

 

 

スパークプラグですが、、、新品に交換をしましたが、、、変わらず火花は出ませんでした。。。

 

 

プラグキャップを外してハイテンションコードから火花がでるか? も、、、見ましたが、、、

 

変わらず火花は出ません。。。

 

バッテリーは元気が良く、、、セルモーターでのクランキング速度も問題ないようですので、、、

 

電圧低下での点火不良でもなさそうです。。。

 

 

 

では、、、さらに深く点検をしていきます。。。

 

 

次はイグニッションコイルを調べます。。。

 

 

このバイクのサービスマニュアルを見ながら点火系を詳しく調べたら、、、

 

イグニッションコイルの1次、2次の抵抗はOK。。。

 

クランクポジションセンサーの抵抗もOKでした。。。

 

バッテリーからイグニッションコイルへの12ボルト電源も、、、OKでした。。。

 

 

デジタルテスター&ピークボルテージアダプターで、、、

 

ECM(Electronic Control Module、バイクのコンピューターです) からイグニッションコイルへの電圧と、、、

 

クランクポジションセンサーからの電圧を点検すると、、、

 

クランクポジションセンサーからの電圧はOKでしたが、、、

 

 

ECMからイグニッションコイルへの電圧は、、、0、、、ゼロでした。。。

 

以上の様な点検の結果から、、、故障を推測すると、、、

 

ECMの不良 又は ECMとイグニッションコイル間の配線やカプラの接触不良や断線、ショートが考えられます。。。

 

ので、、、そのあたりの点検をいたします。。。

 

 

 

こちらのバイクのECMですが、、、

 

フロントボディカバーを外し、、、その内部にあります。。。

 

さっそくカバーを外して見ると、、、

 

 

あらあら、、、後付けの機器の配線が整理されていません。。。

 

この後付けの機器の白い配線ですが、、、

 

ECMカプラ近くで赤いエレクトロタップで白線に分岐して、、、辿っていくとハンドル上部に装着している後付けタコメーターに繋がっていました。。。

 

で、、、さらにこの白線を観察すると、、、

 

 

ステアリングステムのハンドルストッパーで白線を挟んじゃって、、、中の銅線がむき出しになっていました!!!

 

原因はこの白線がボディにショートした為に、、、ECMからイグニッションコイルへの信号が0 ゼロボルトになってしまい、、、スパークプラグの火が飛ばなかったようです。。。

 

 

ですので、、、この白線のショートを治し、、、もっとキレイに配線を作り直します。。。

 

 

エレクトロタップ、、、簡単に電気を分岐できるので、、、便利に時短作業ができるのでしょうが、、、

 

老メカ、、、このエレクトロタップって好きじゃありません。。。プロっぽくないですよね。。。

 

 

ですので、、、いつものように、、、ハンダで分岐の配線を作り、、、

 

 

白い配線も適度な短さにカットし、、、配線の通り道もハンドルを切っても挟まないで、そして引っ張ったりもしない最適なルートにして、、、

 

ビフォアー&アフター

 

スッキリ。。。

 

 

 

後付け機器の取り付けですが、、、オーナー様が行ったのは、、、聞きませんでしたが、、、

 

この様な点検&修理をしてお渡ししましたが、、、快調になったバイクを受け取りに来た時にオーナー様から感謝されたのが印象に残っていますが、、、

 

うーーーんーーー

 

なんだかスッキリはしない修理でした。。。

 

機器の取り付けなどは、、、説明書を見ながらやれば出来ちゃうのですが、、、さらに一歩先になにが起こるか? 気を使って取り付けをすればこの様な事が起こらないベストな作業が出来ますので、、、お願をいたしますね。。。

 

エンジンがかからないバイクの修理でした。。。

 

 

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ハンダ付け、、、不得意なんですけど・・・

2022年04月21日 | 修理

 

以前よりメンテナンスでちょいちょい入庫している古~いバイクなんですが、、、

 

今回は、、、エンジンは掛るんだけど、、、ウインカーなどの灯火が使えないんです。。。 って故障で、、、

 

いろいろ調べていったら、、、

 

 

メインキーの裏の配線が、、、

 

 

1本切れちゃっていました。。。

 

↓ ここです。。。

 

 

キーをオンにすると、、、手前の赤線からこの切れてしまった茶色線に電気が流れてウインカーやホーン、ストップランプの系統に電気が流れるのですが、、、切れてしまったので作動が出来なくなってしまいました。。。

 

緑っぽいカス、、、緑青が噴いていますので、、、銅線が腐っちゃったのでしょう。。。

 

古~いバイクですからねええ、、、

 

 

 

さて、、、どうしようか??? ってオーナー様と相談し、、、

 

新品のキーシリンダーなんてとっくに販売終了ですし、、、50年も前のバイクですからねええ。。。

 

レプリカ部品も無いみたいだし、、、

 

で、、、電装部品の修理をしてくれそうな業者さんを当たってみたのですが、、、受けてくれるところも、、、無かった。。。(もっと探せばあるのかもしれないのですが、、、)

 

 

 

老メカ、、、あんまり乗り気ではなかったのですが、、、

 

 

分解して、、、

 

 

直す事にしました。。。

 

 

 

キーシリンダーから基盤を外して、、、

 

基盤には10本もの配線がハンダ付けされていますので、、、

 

 

10本の色の違う配線を用意し、、、

 

 

どこの接点に何色の線が付いていたのかを絵に書いたり、、、もちろん写真に残してもいます。。。

 

 

 

基板から古い配線をニッパで切り、、、

 

 

基盤に残った古いハンダをヤスリで平らに整えて、、、

 

 

ここからはハンダ付けになるのですが、、、

 

この作業って、、、得意!不得意、、、が現れる作業なのかなって思うのですが、、、

 

老メカは不得意! な作業のひとつになりますので、、、

 

初めから乗り気な作業ではなくって、、、専門の業者様に任せたかったのです。。。

 

 

ですが、、、そんなこと言っててもバイクが直りませんので、、、

 

 

直す事にしたのですが、、、

 

 

ヤスリで平らにした接点に真ん丸にハンダを盛って、、、

 

 

そこへ1本1本ハンダ付けして新しい配線を植えていきます。。。

 

 

うまく出来たかなあああ。。。

 

 

さあ~て、、、仕上げです。。。

 

保護チューブに通して、、、

 

 

基盤をキーシリンダーに戻します。。。

 

反対側はカプラを作るので、、、

 

 

端子を圧着し、、、

 

 

色を間違えない様に、、、カプラに挿入、、、

 

 

出来ました!!!

 

この手の作業って、、、気を使うんですよおおお。。。

 

ふぃ~~~、、、

 

疲れました。。。

 

 

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原因を調べるのも、、、難解な症状でしたけど、、、

 

今回はなんとかうまく出来ましたが、、、

 

外していってら基盤が割れたり、、、

 

そんな想像がアタマを過るんです。。。

 

出来て良かった~~~

 

手ごわい修理でした。。。

 

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最近の老メカのお仕事、、、これにもレアアースが使われているのか???

2021年10月02日 | 修理

 

 

最近の老メカのお仕事、、、

 

 

セルモーターが回る時と、、、回らない時があり、、、

 

 

ダイアグ12の表示もあり、、、

 

 

バッテリーが弱い??? FI系??? セルモーター??? なんだろう??? って悩んで、、、

 

 

あれこれ、、、バッテリーを入れ替えてみたり、、、電装系の点検をしたり、、、調べていたんですが、、、

 

 

という修理です。。。

 

 

 

 

 

これって言う原因が掴めないでいましたが、、、

 

 

ですが直さないといけませんので、、、

 

 

セルが回らないので、、、まずは、、、セルを分解してみました。。。、

 

 

 

 

ブラシとコンミュテーターは異常なし、、、

 

 

 

 

使い過ぎてブラシが限界まで摩耗していると回らなくなっちゃいますが、、、まだ残はありますうう。。。

 

 

うーーーーーんん、、、

 

 

 

 

アマチュアは???

 

 

と覗くと、、、

 

 

 

 

おやッ、、、

 

 

見えました!!! 不良個所が。。。

 

 

写真写りが悪いんですが、、、マグネットが怪しいです。。。

 

 

 

 

アマチュアを本体から外すと、、、

 

 

 

 

鉄芯部分にこすれた跡が、、、

 

 

何とこすれたのかというと、、、

 

 

 

 

磁石と擦れていました。。。

 

 

 

 

本体の内側には磁石が張り付けられていまして、、、

 

 

 

 

その磁石が剥がれてしまったのが原因でした。。。

 

 

と、、、いうことで、、、アッセンブリー交換をして、、、

 

 

 

 

修理は完了になりました。。。

 

 

FIの故障表示 12 ですが、、、不規則なクランクの回転をコンピューターが拾ったのか??? その後エンジンが正常にかかってからは故障表示は出なくなりました。。。

 

 

 

 

 

あらあら、、、っていう故障でした。。。

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

ちょうどこの修理を行っていた時のニュースで、、、

 

 

『日産と早稲田大学、電動車用のモーター磁石からレアアース化合物を高純度で効率良く回収するリサイクル技術を共同開発』

 

 

というのを読みました。。。

 

 

今までは人力でモーターを解体して磁石からレアアースを取り出す作業をしていたのを、、、解体せずに他の金属と一緒に溶かし、、、その後にレアアースを取り出す、、、効率の良い方法が出来る。。。 っていう記事でした。。。

 

 

 

 

 

レアアース、、、

 

 

 

 

このモーターの薄~い金属板の磁石、、、

 

 

これにも希少金属が使われているのかなあ。。。

 

 

なんて思いながらの老メカの作業でした。。。

 

 

 

 

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お薬の効果を見る事が出来るのか???

2021年07月10日 | 修理

 

 

スクーターのお客様が、、、

 

 

エンジンが止まってしまいどうしてもかかってくれなくって、、、その後、、、数十分置いて再始動を試みたら、、、かかりました。。。

 

 

という症状で持ち込まれまして、、、

 

 

とりあえずはプラグとエアークリーナーを点検・交換をしようと、、、作業を始めたのですが、、、

 

 

待てよ! 

 

 

問診からの病状は カーボン噛み 、、、と思われます。。。

 

 

なので一番最初に、、、

 

 

 

 

ガソリンの添加剤 スズキ純正エンジン洗浄剤 を試してみます。。。

 

 

でも、、、スズキ純正エンジン洗浄剤の効果を目で確かめるのって、、、難しいですねええ。。。

 

 

この小さなボトルに書いてある効能は、、、

● 燃焼室・バルブのカーボン除去

● 噴射ノズルのクリーニング

 

 

と書いてありますが、、、

 

 

燃焼室やバルブのカーボンを使用前と使用後の汚れ具合を比べるのなんて、、、その道の研究をしている方にしか解らないでしょう。。。

 

 

 

 

 

でも何か解る事ってないのかなあ???

 

 

 

 

 

と考え、思いついたのが、、、

 

 

 

 

排気ガスのCOとHCの測定とアイドリング回転数の変化を見てみます。。。

 

 

 

 

 

入庫のまんまの、、、プラグもエアークリーナーもなにも手を加えていない状態で、、、試運転をして、、、エンジンを完全に暖機をし、、、測定をいたしました。。。

 

 

 

 

CO = 0.03%

HC = 40ppm

 

 

 

 

アイドリング回転数は1600rpm。。。でした。。。

 

 

 

 

 

そして スズキ純正エンジン洗浄剤 をガソリンタンクに1本注入し、、、

 

 

 

 

先ほどと同じ試運転コースを走って、、、

 

 

 

 

排気ガスの測定をしてみました。。。

 

 

 

 

 

CO = 0.01%

HC = 26ppm

 

 

 

 

エンジンのアイドリング回転数は1620rpm。。。

 

 

う~~~~~ん、、、

 

 

誤差の範囲???

 

 

このバイクの場合、、、マフラー内に触媒が入っているので、、、排気ガスは非常にクリーンに浄化されているので、、、排気ガスの測定結果としては微妙な差で判別が不能、、、という事に。。。

 

 

アイドリング回転数も、、、インジェクション車ですのでコンピューターがアイドリング回転数は制御してますので、、、ほとんど同じですね。。。

 

 

なかなか目で見る事って出来ませんねえ。。。

 

 

でもエンジンが止まら無くなれば良い事なので、、、お薬の効能を信じていただき乗っていただこうと思います。。。

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

カーボン噛み、、、

 

 

当ブログ記事でも以前に書いたことがありますが、、、

 

↓ 2017/01/24、カーボン噛みの記事です。。。

https://blog.goo.ne.jp/ichikokuath/e/dceb8703417d6249cfd3156023a8bd39

 

 

最終的にどうしようもないカーボン噛みの場合は外科的な修理方法になるのですが、、、お薬で治るのでしたら投薬治療が延命になりますね。。。

 

 

治る事を期待いたします。。。

 

 

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純正ワイヤー、、、素敵です。。。

2020年12月17日 | 修理

 

 

かっこいいエンジンの修理ですが、、、

 

 

 

 

お預かりした時のオーナー様の訴え・症状は、、、

 

 

『エンジンが暖まってくるとアイドリング回転が少しづつ上がってくるんです。。。キャブは自分で内部の確認はしたんですけど悪そうではなかったし。。。スロットルワイヤーが引っかかってるのか???』

 

 

この様な内容でしたので、、、

 

 

 

 

左クランクシャフトオイルシールがスポスポでしたので、、、シール交換で改善すると思いますが、、、

 

 

キャブレターはオーナー様が点検はしていますが、、、やっぱり自分の目で見て確認をします。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

開けてみましたが、、、キレイで特に問題は無かったですねええ。。。

 

 

一応、、、油面の確認もしときますかね。。。

 

 

 

 

このキャブレターもそのままでは油面を確認する事が出来ませんでしたので、、、

 

 

少し前に古~いバイクのキャブレターの油面点検の時に作った、、、

 

 

 

 

メインジェットとパイプをつなぎ合わせた老メカのオリジナルスペシャルツールを使って、、、(たまたま使う事が出来ました)

 

 

油面の確認をいたしました。。。

 

 

 

 

 

 

油面のサービスデータは、、、

 

 

 

 

古~いバイクですので、、、データが解りませんでしたので、、、とりあえず計ってみます。。。

 

 

↓ 青矢印の部分にちょこっと見えているのが オーバーフローパイプ の先端になります。。。

 

 

 

 

ここまでガソリンの油面が上がってしまうと、、、ガソリンを外に捨ててしまいます。。。

 

 

この捨てちゃう状態がオーバーフローですので、、、油面はオーバーフローパイプ先端より下になりますね。。。

 

 

 

 

ホースをセットして、、、ガソリンを注ぎ込み、、、油面を確認すると、、、

 

 

 

 

見難いですが ↓ 青い線のところが油面でした。。。

 

 

 

 

まあ、、、オーバーフローパイプ先端より数ミリ下になっていれば大丈夫かな、、、と、今までの経験的にはOKですかね。。。

 

 

 

 

取り付けには、、、Oリングやパッキンも新しくして、、、

 

 

 

 

エンジンに戻しましたね。。。

 

 

 

 

 

 

オーナー様が、、、

 

 

『エンジンが暖まってくるとアイドリング回転が少しづつ上がってくるんです。。。キャブは自分で内部の確認はしたんですけど悪そうではなかったし。。。スロットルワイヤーが引っかかってるのか???』

 

 

と、、、スロットルワイヤーも心配していましたので、、、

 

 

ワイヤーの点検、、、

 

 

では無くって、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

スロットルワイヤーアッセンブリー(オイルポンプワイヤーも含みます)の新品交換もいたしました。。。

 

 

このバイク、、、超古~いモデルのバイクですが、、、

 

 

新品のスロットルワイヤーアッセンブリーがメーカーから簡単に! 普通に! 入荷いたしました!

 

 

皆さん古~いバイクにお乗りの方の一番の心配は 部品の入手 ですが、、、

 

 

スズキさん!素敵!です。。。

 

 

新品が使えるなんて。。。

 

 

 

 

新品のワイヤーですが念のためにグリスアップもして組み上げました。。。

 

 

 

 

古~いバイクの整備でした。。。

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

古~いバイクですが純正部品の供給がまだあるなんて助かりますね。。。

 

 

ついでにブレーキワイヤーとクラッチワイヤーの在庫も調べましたが、、、在庫ありでした。。。

 

 

ので、、、エンジン左カバーを外していましたのでついでにクラッチワイヤーも交換もいたしました。。。

 

 

 

 

 

どうですかね、、、直れば良いのですが、、、お預かり中の試乗ではアイドリングの不安定は出なかったと思いますが、、、

 

 

もうひとつ不安部分もありますが、、、そこは宿題に。。。

 

 

 

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ポイントの授業。。。

2020年12月04日 | 修理

 

 

クランクシャフト左のオイルシールを交換したこのエンジンですが、、、

 

 

 

 

オイルシールを交換するには、、、フライホイールとマグネットベースを外さないと交換が出きません。。。

 

 

 

 

このエンジン、、、旧式のエンジンですので、、、

 

 

 

 

マグネットベースを外したって事は、、、点火時期を合わせ直すって事になります。。。

 

 

ポイント式ですので。。。

 

 

 

 

ポイントは消耗品になりますので新しく交換をしまして、、、

 

 

 

 

点火時期を合わせる作業をいたします。。。

 

 

 

 

調整の方法はカムで開いている時のポイントの隙間で点火時期を調整するのですが、、、

 

 

 

↑の窓からマイナスドライバーを使って、、、微妙な隙間、、、0.4?~0.5mm?位の隙間に合わせてから、、、

 

 

 

 

タイミングライトで確認をいたします。。

 

 

 

 

という事を数回やり、、、

 

 

 

 

フライホイールの合いマークとクランクケースの合いマークが合うように調整をいたします。。。

 

 

点火時期が狂っているとエンジンの掛かりが悪かったり、パワーが出なかったり、あるいは焼き付いたりも、、、いたします。。。

 

 

ポイントは走行が進むと、、、ポイントの接点が焼損したり、ヒールが摩耗もします。。。

 

 

すると、、、点火時期は自然と狂ってきますので、、、定期的な点検・交換・調整も必要な部分になります。。。

 

 

 

 

ポイント式の点火時期調整でした。。。

 

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

という昔ながらの点火時期調整、、、エンジン調整の大事な部分なのですが、、、

 

 

今年の9月からの新入社員のイチコクテツ君に、、、『ポイントのバイクをいじった事はある???』と聞きました。。。

 

 

イチコクテツ君ですが一国オートに入社前は武者修行で他のバイク屋さんに4年?5年かな?勤めていましたが、、、『ポイント???、、、触ったことがありません。どんな事をするんですか?』。。。

 

 

ポイントのバイク、、、今では老メカでさえ触る機会が少ないのですが、、、イチコクテツ君はまったく今まで整備をした事が無かったようです。。。

 

 

という事で、、、ひとつひとつ説明をしながら、、、ポイントの点検・調整を教えてみました。。。

 

 

理解が出来たかな???

 

 

イチコクテツ君のポイントの授業でした。。。

 

 

 

 

 

ポイントのバイクって、、、1970年代くらいまでのバイクはポイントだったのかな???

 

 

1970年代の後半になるとCDIとかフルトラとかに変わっていますので、、、その後は点火タイミング調整という作業自体も無くなってしまっていますね。。。

 

 

ははは、、、老メカがバイク屋さんになったのがちょうどこんな年代でした。。。

 

 

 

 

 

 

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クランクオイルシール、、、2サイクルの重要な部品です。。。

2020年11月28日 | 修理

 

 

昔のエンジンって、、、

 

 

カッコイイですねええ。。。

 

 

 

 

でも昔のバイクですので、、、それなりの痛みは徐々に進んで、、、

 

 

 

 

一晩、、、置いておくとちょっとお漏らししちゃって、、、という修理です。。。

 

 

 

 

 

 

 

カバーを外して見ると、、、

 

 

 

 

あらあら、、、いろんな所からオイルが、、、

 

 

 

 

出ちゃっているみたいです。。。

 

 

いろんな所と言っても、、、ケースが割れちゃっているとかじゃなく、、、

 

 

ゴム部品のオイルシールからオイルが漏れています。。。

 

 

ですので、、、オイルシールを交換すれば、、、また元気な若々しい頃のように、、、お漏らしも無く走れるようになります。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうひとつ重要な部分のオイルシールも点検、確認いたします。。。

 

 

 

 

 

ここのオイルシールです。。。

 

 

 

 

こことはクランクシャフトのオイルシールで、、、

 

 

やっぱり、、、

 

 

オイルシールは劣化していまして、、、

 

 

 

 

もう、、、ひと目見て、、、外れかけている??? ナナメに嵌っている様に見え、、、ほんのちょっとドライバーでほじくったら、、、

 

 

 

 

簡単に取れてしまいました。。。

 

 

外したオイルシールを触ったところ、、、ゴムの感触はまったく無くって、、、プラスチックの様に硬化していました。

 

 

 

 

 

オイルシール、、、ゴムの弾力でケースに嵌っています。。。

 

 

シャフト部にはリップと呼ばれる漏れ止めがありますが、、、

 

 

リップもゴムですので劣化してしまえば、、、リップから漏れてしまいます。。。

 

 

なのですが、、、ミッションやクラッチの部分のオイルシールが劣化してオイル漏れを起こしても、、、ミッションオイルが漏れてしまうだけなんですが、、、

 

 

 

 

ここのオイルシール、、、クランクシャフトのオイルシールが抜けてしまうと、、、2サイクルエンジンとしては致命的な不具合 一次圧縮漏れ が発生してしまいます。。。

 

 

2サイクルエンジンの構造は、、、キャブレターから吸い込んだ混合気は、、、一旦クランクケースに導かれ、、、ピストンの爆発・燃焼行程(ピストンが上死点から下がってくる行程)でクランクケースの混合気が圧縮され、、、その後掃気ポートから燃焼室に流れ込み爆発・燃焼します。。。

 

 

ですがこのオイルシールが抜けてしまうとクランクケースで混合気を圧縮出来ませんので、、、

 

 

エンジン不調を起こす、、、んです。。。

 

 

症状としては、、、

 

エンジン始動困難

始動はするがなんだか?調子が悪い、パワーが無い、アイドリング不安定、止まる

 

 

こんな症状があるのかな。。。

 

 

で、、、こんな症状ですので、、、

 

 

キャブレターを疑ってオーバーホールをしたり、、、するんですが治らなかったり。。。

 

 

症状としてはキャブレターと似てますからね。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お歳を召したバイクですので、、、エンジンの外側から交換が出来る オイルシール は全部交換をいたしました。。。

 

 

という修理でした。。。

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

 

お預かりする時にオーナー様からお聞きしていたのは、、、

 

 

『エンジンが暖まってくるとアイドリング回転が少しづつ上がってくるんです。。。キャブは自分で内部の確認はしたんですけど悪そうではなかったし。。。スロットルワイヤーが引っかかってるのか???』

 

 

な~~~んか今回交換したクランクオイルシール不良が原因の様な、、、

 

 

当たっているかな??? たぶんアイドリングが上がってくる症状は治る、、、かな。。。

 

 

 

 

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ネジがすっぽ抜けてしまいました。。。

2020年11月23日 | 修理

 

 

エキパイのネジが~~~

 

 

 

 

締めても締まらずグルグル~って、、、

 

 

というお仕事です。。。

 

 

 

 

 

ボルトはお話しの通り締める事は出来ずグルグル~でしたので、、、とりあえずボルトをを外すと、、、

 

 

 

 

あらあら2本とも、、、

 

 

 

 

エンジンのネジが~~~

 

 

 

 

びろ~んと取れてきちゃいました。。。

 

 

これではボルトは締める事が出来ませんね。。。

 

 

 

 

 

こんな時にはヘリサート加工をいたします。。。

 

 

 

 

ヘリサートって、、、すっぽ抜けてきたネジと同じ様なネジのコマを埋め込む特殊な作業なんです。。。

 

 

 

 

ステンレスで出来ているのかなあ、、、この螺旋のネジを埋め込み、、、ネジを再生します。。。

 

 

 

 

ドリルで下穴を開けて、、、指定のタップでネジを立てたり、、、

 

 

 

 

今までと同じ角度にネジを作り直すために、、、もう1本のマフラー取り付けネジに長いボルトを入れて平行など角度を見ながら曲がらない様に作業を進めたりも。。。

 

 

 

 

老眼には辛い作業でもあります。。。

 

 

 

 

ハイッ! 埋め込み完了!

 

 

 

 

で、、、さらにもう1本もヘリサートを。。。

 

 

 

 

これでマフラーのフランジをきっちり締めて取り付けが出来るようになりました。。。

 

 

 

 

 

 

完成~

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

 

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