一国の国産拠点 一国オート からのお知らせです。

横浜のバイクショップ 一国オート からのお知らせを発信しますので、お見逃し無くよろしくお願いします。

ウォーターポンプの分解。。。

2018年12月25日 | えっくすあーる650

 

 

 

先日、、、ウォーターポンプからのクーラント漏れが発覚して、、、

 

 

 

 

ウォーターポンプアッセンブリーの交換をし、、、作業は完了いたしましたが、、、

 

 

 

 

 

 

 

 そのクーラント漏れを起こした、、、ウォーターポンプを、、、

 

 

 

 

分解してみます。。。

 

 

 

 

クーラント漏れは、、、↑ の写真の小さな穴から放出されます。。。

 

 

付近がちょっとオイルっぽいのは、、、この穴からオイルも漏れてたのか、、、取り付け部分のOリングから滲んでいたのか、、、ですね。。。

 

 

この穴はポンプ内部で漏れを起こした時に、、、外部に出るように開いています。。。

 

 

 

 

 

分解します。。。

 

 

 

 

エンジンから動力を取って、、、このインペラーを回転させます。。。

 

 

インペラーを外すと、、、

 

 

 

 

インペラーの内側には メカニカルシール という漏れ止めが装着されています。。。

 

 

今回このウォーターポンプがクーラント漏れを起こした主原因部品がメカニカルシールになります。。。

 

 

 

 

シャフトやベアリングなどすべてを分解すると、このような構造になっています。。。

 

 

 

 

内部の部品を仮組すると、、、↑ の写真になります。。。

 

 

 

 

 

 

 

メカニカルシールは、、、スプリングのチカラで常に矢印の面の部分が押し付けられて、、、

 

 

 

 

 

インペラー側の白い面は回転しながらいつも擦れあっていて、、、

 

 

クーラントがシャフト側に漏れない様にしています。。。

 

 

エンジンが停止している時にも、、、クーラントは押し付けられているシール面より漏れる事はありません。。。

 

 

 

 

で、、、今回このウォーターポンプは漏れてしまったので、、、この擦れあうシール面から、、、

 

 

 

 

内部のシャフトにクーラントが回り込み、、、

 

 

外部に放出するこの穴より、、、

 

 

 

 

出てきました。。。

 

 

 

 

ポンプ側はこの様な構造になっています。。。

 

 

 

 

 

 

エンジンからの動力は、、、

 

 

↓ ポンプシャフトの左側がエンジンで駆動されます。。。

 

 

 

 

このシャフトの左側はエンジン内部に入っていて、、、

 

 

オイルシールで隔離していて、、、オイルが漏れないようになっています。。。

 

 

もしオイルシールが壊れ、、、オイルがシャフト右側に漏れてしまった時には、、、

 

 

やっぱり先ほどと同じ穴より外部に放出されます。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オイルシールですが、、、ゴムの部品で、、、オイルシールのリップという部分が常にシャフトに接触しています。。。

 

 

下の写真の様に、、、

 

 

 

 

シャフトにはリップが当たった2本の筋が見えます。。。

 

 

それ程の走行距離ではありませんので、、、摩耗?まではいっていませんが、、、線が見えますね。。。

 

 

当りが出たっていうところですかね。。。

 

 

このくらいでしたら、、、再使用は出来るので、、、

 

 

このウォーターポンプはインナーパーツ、、、メカニカルシールとオイルシール、ベアリング、パッキンの交換でも、、、蘇りましたが、、、

 

 

ウォーターポンプボディやこのシャフトは部品設定がありませんので、、、インナーパーツの交換オーバーホールをしても、、、完全な状態には、、、近づけるのですが、、、100%には出来ません。。。

 

 

で、、、アッセンブリーとオーバーホールとの価格差、、、ここが大事ですよね、、、

 

 

を計算した所、、、

 

 

アッセンブリー交換を選びました。。。

 

 

 

 

 

というクーラント漏れの故障修理でした。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

アッセンブリー交換で修理は完了したので、、、そのまま捨ててしまえば、、、終わりなのですが、、、

 

 

この様に分解して内部の観察をするのも、、、勉強になります。。。勉強勉強。。。

 

 

 

 

 

さて、、、こっちのシャフトです。。。

 

 

問題は、、、

 

 

 

 

 

 

 

つづく。。。

 

 

 

 

 

 

   


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 昭和のバイクのお仕事。。。9。 | トップ | 昭和のバイクのお仕事。。。... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

えっくすあーる650」カテゴリの最新記事