米国株、ダウ大幅高 2年7カ月ぶり1万2000ドル台、好決算続き 2011年2月2日 日経
1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅続伸した。前日比148ドル23セント高の1万2040ドル16セント(速報値)で終え、2008年6月19日以来、約2年7カ月ぶりに節目の1万2000ドルを上回った。生産関連の経済指標が市場予想に反して改善したほか、運輸大手UPSなどによる良好な四半期決算の発表が相次ぎ、投資家心理が改善。幅広い銘柄に買いが優勢となった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸し、51.11ポイント高の2751.19(同)で終えた。
NY原油反落、3月物90.77ドル エジプト警戒感が後退 2011年2月2日 日経
1日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3営業日ぶりに反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の3月物は前日比1.42ドル安の1バレル90.77ドルで取引を終えた。エジプト情勢の混乱が市場の一部が警戒したほど深刻化しないとの見方から、売りがやや優勢となった。
原油先物はエジプトの反政府デモが原油供給に悪影響を及ぼすとの懸念などから最近まで急上昇し、3月物は前日に約2年4カ月ぶりの高値を付けていた。
1日にエジプトで実施されたデモがさほど大規模にならなかったと伝わり、デモが周辺の産油国に拡大したり、原油など物資輸送の経路であるスエズ運河が封鎖されたりする可能性が低下したとの見方を誘った。原油の供給懸念がやや和らぎ、持ち高調整や利益確定目的の売りが優勢となった。
ただ、1日発表になった主要国・地域の1月の購買担当者景気指数(PMI)が堅調な結果となったため、景気回復に伴い原油需要が増えるとの見方から買いも入り、下値は堅かった。
この日から3月物が期近となったガソリンとヒーティングオイルはともに上昇した。
NY金が小反発、4月物1340.3ドル ドル安受け 2011年2月2日 日経
1日のニューヨーク金先物相場は小反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比5.8ドル高の1トロイオンス1340.3ドルで終えた。外国為替市場でのドル安を受けて、ドルの代替資産との位置付けがある金への買いがやや優勢となった。
ユーロ圏の景気回復観測などを背景に、ドルがユーロなどに対して下落したことが金の買いを誘った。世界的な景気回復で需要が増えるとの見方から銅先物相場が上昇。商品市場全般に投資資金が流入するとの見方も、金の支援材料になったとの声があった。
ただ、相場は安く推移する場面が目立った。エジプトの反政府デモが市場の一部が懸念したほど拡大していないため、投資家が金に逃避させていた資金をいったん引き揚げる動きが出たという。
銀は3日続伸。プラチナは大幅に反発した。
1月の米ISM製造業景気指数は約7年ぶり高水準 2011年02月2日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-19331620110201
米供給管理協会(ISM)が1日発表した1月の製造業部門景気指数は60.8と前月から上昇し、2004年5月以来の高水準となった。価格指数も大幅上昇した。
景気指数のエコノミスト予想は58.0。指数は50が景気を見極めるうえでの分岐点となる。
内訳では、雇用指数が61.7と前月から上昇し、1973年4月以来の高水準となった。ただ、同指数の上昇は必ずしも近い将来に雇用が上向くことを意味しているわけではないという。
ISM製造業調査委員会のノーバート・オー委員長は「雇用指数は、絶対人数の増加というよりは雇用への前向きな姿勢を示している。結局のところ、大規模な求人があるわけではない」と話した。
価格指数も81.5と、前月の72.5から大きく上昇した。
ウェルズ・ファーゴ・アドバイーズの首席マクロ経済ストラテジスト、ゲアリー・セイヤー氏は「良い内容だ。製造部門は他の経済部門をアウトパフォームしている」と指摘した上で、コストが上昇しており、インフレにつながる要素がやや見受けられると述べた。
CRTキャピタル・グループの国債戦略部門責任者、デービッド・アダー氏は、価格指数の上昇について、最終消費者への転嫁は現段階ではまだ弱いとの認識を示した。
12月の米建設支出は予想外の前月比2.5%減、約10年半ぶり低水準 2011年02月2日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT883480220110201
米商務省が1日発表した12月の建設支出は、前月比2.5%減の年率7879億ドルと予想外に減少し、2000年7月以来の低水準に落ち込んだ。公共・民間部門ともに減少しており、今後は景気刺激策の効果が薄れることから、建設セクターが今年も苦戦する可能性が示唆された。
ロイター調査では、前月比横ばいと予想されていた。 11月は0.4%増から0.2%減に下方修正された。
2010年通年では10.3%減の8142億ドルとなり、2000年以来の低水準となった。
12月の建設支出では、公共部門が2.8%減となったことが大きく響いた。連邦政府の支出が11.6%、州・地方政府の支出が1.8%それぞれ減少したことが背景にある。
また民間部門も2.2%減少し、4カ月ぶりにマイナスに転じた。このうち住宅建設は4.1%の大幅減となった。非住宅建設も0.5%減少した。
米量的緩和第3弾、「検討される可能性」 2011年02月2日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT883493020110201
米カンザスシティー地区連銀のホーニグ総裁は1日、経済指標が金融当局者の予想を下回ることになれば、連邦準備理事会(FRB)は国債買い入れプログラムを6月以降も継続するかどうか検討する可能性がある、との見解を示した。
1日明らかとなったマーケット・ニュース・インターナショナル(MNI)とのインタビューで、総裁は指標が「失望的な」内容となるようであれば、量的緩和第3弾が「検討される可能性」がある、と語った。
1日の米国株式市場は、米国の新車販売台数で米主要3社の伸び率が二桁率上昇となったこと、1月の米ISM製造業景気指数が60.8と2004年5月以来の高水準となったこと、BPの業績回復による復配、UPSの大幅増益といった個別企業の業績回復などが好感され大幅上昇。
NYダウも、序盤からじりじりと上昇し、午後1時頃に12040ドル近くまで上昇した後も高値安定。午後3時半過ぎには12050ドル75セントまで上昇し、終値ベースでも前日比148ドル23セント高い12040ドル16セントで終了(1.25%高)しました。
ナスダックは、前日比51.11ポイント高い2751.19ポイントで終了(1.89%高)。
S&P500種は、前日比21.47ポイント高い1307.59ポイントで終了(1.67%高)しています。
ダウ構成30銘柄中27銘柄で上昇となり、ファイザーが5.49%高、アルコアが4.53%高、バンカメが4.22%高、エクソンモービルが4.00%高、GEが3.28%高、ウォルトディズニーが2.60%高、米メルクが2.50%高、JPモルガンチェースが2.20%高でした。
米量的緩和第3弾は止めた方がいいと思うんですけどね…。通貨切り下げ競争を行えば全ての国が苦しむことにもなりかねませんし、当の米株式相場も回復傾向で推移。あえてこのタイミングで行った米カンザスシティー地区連銀のホーニグ総裁発言の意図は理解できませんが、為替相場に与える影響も気になるところです。
NY原油は、前日比1.42ドル安い1バレル90.77ドルで終了。
NY金は、前日比5.8ドル高い1トロイオンス1340.3ドルで終了しています。
1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅続伸した。前日比148ドル23セント高の1万2040ドル16セント(速報値)で終え、2008年6月19日以来、約2年7カ月ぶりに節目の1万2000ドルを上回った。生産関連の経済指標が市場予想に反して改善したほか、運輸大手UPSなどによる良好な四半期決算の発表が相次ぎ、投資家心理が改善。幅広い銘柄に買いが優勢となった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸し、51.11ポイント高の2751.19(同)で終えた。
NY原油反落、3月物90.77ドル エジプト警戒感が後退 2011年2月2日 日経
1日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3営業日ぶりに反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の3月物は前日比1.42ドル安の1バレル90.77ドルで取引を終えた。エジプト情勢の混乱が市場の一部が警戒したほど深刻化しないとの見方から、売りがやや優勢となった。
原油先物はエジプトの反政府デモが原油供給に悪影響を及ぼすとの懸念などから最近まで急上昇し、3月物は前日に約2年4カ月ぶりの高値を付けていた。
1日にエジプトで実施されたデモがさほど大規模にならなかったと伝わり、デモが周辺の産油国に拡大したり、原油など物資輸送の経路であるスエズ運河が封鎖されたりする可能性が低下したとの見方を誘った。原油の供給懸念がやや和らぎ、持ち高調整や利益確定目的の売りが優勢となった。
ただ、1日発表になった主要国・地域の1月の購買担当者景気指数(PMI)が堅調な結果となったため、景気回復に伴い原油需要が増えるとの見方から買いも入り、下値は堅かった。
この日から3月物が期近となったガソリンとヒーティングオイルはともに上昇した。
NY金が小反発、4月物1340.3ドル ドル安受け 2011年2月2日 日経
1日のニューヨーク金先物相場は小反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比5.8ドル高の1トロイオンス1340.3ドルで終えた。外国為替市場でのドル安を受けて、ドルの代替資産との位置付けがある金への買いがやや優勢となった。
ユーロ圏の景気回復観測などを背景に、ドルがユーロなどに対して下落したことが金の買いを誘った。世界的な景気回復で需要が増えるとの見方から銅先物相場が上昇。商品市場全般に投資資金が流入するとの見方も、金の支援材料になったとの声があった。
ただ、相場は安く推移する場面が目立った。エジプトの反政府デモが市場の一部が懸念したほど拡大していないため、投資家が金に逃避させていた資金をいったん引き揚げる動きが出たという。
銀は3日続伸。プラチナは大幅に反発した。
1月の米ISM製造業景気指数は約7年ぶり高水準 2011年02月2日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-19331620110201
米供給管理協会(ISM)が1日発表した1月の製造業部門景気指数は60.8と前月から上昇し、2004年5月以来の高水準となった。価格指数も大幅上昇した。
景気指数のエコノミスト予想は58.0。指数は50が景気を見極めるうえでの分岐点となる。
内訳では、雇用指数が61.7と前月から上昇し、1973年4月以来の高水準となった。ただ、同指数の上昇は必ずしも近い将来に雇用が上向くことを意味しているわけではないという。
ISM製造業調査委員会のノーバート・オー委員長は「雇用指数は、絶対人数の増加というよりは雇用への前向きな姿勢を示している。結局のところ、大規模な求人があるわけではない」と話した。
価格指数も81.5と、前月の72.5から大きく上昇した。
ウェルズ・ファーゴ・アドバイーズの首席マクロ経済ストラテジスト、ゲアリー・セイヤー氏は「良い内容だ。製造部門は他の経済部門をアウトパフォームしている」と指摘した上で、コストが上昇しており、インフレにつながる要素がやや見受けられると述べた。
CRTキャピタル・グループの国債戦略部門責任者、デービッド・アダー氏は、価格指数の上昇について、最終消費者への転嫁は現段階ではまだ弱いとの認識を示した。
12月の米建設支出は予想外の前月比2.5%減、約10年半ぶり低水準 2011年02月2日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT883480220110201
米商務省が1日発表した12月の建設支出は、前月比2.5%減の年率7879億ドルと予想外に減少し、2000年7月以来の低水準に落ち込んだ。公共・民間部門ともに減少しており、今後は景気刺激策の効果が薄れることから、建設セクターが今年も苦戦する可能性が示唆された。
ロイター調査では、前月比横ばいと予想されていた。 11月は0.4%増から0.2%減に下方修正された。
2010年通年では10.3%減の8142億ドルとなり、2000年以来の低水準となった。
12月の建設支出では、公共部門が2.8%減となったことが大きく響いた。連邦政府の支出が11.6%、州・地方政府の支出が1.8%それぞれ減少したことが背景にある。
また民間部門も2.2%減少し、4カ月ぶりにマイナスに転じた。このうち住宅建設は4.1%の大幅減となった。非住宅建設も0.5%減少した。
米量的緩和第3弾、「検討される可能性」 2011年02月2日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT883493020110201
米カンザスシティー地区連銀のホーニグ総裁は1日、経済指標が金融当局者の予想を下回ることになれば、連邦準備理事会(FRB)は国債買い入れプログラムを6月以降も継続するかどうか検討する可能性がある、との見解を示した。
1日明らかとなったマーケット・ニュース・インターナショナル(MNI)とのインタビューで、総裁は指標が「失望的な」内容となるようであれば、量的緩和第3弾が「検討される可能性」がある、と語った。
1日の米国株式市場は、米国の新車販売台数で米主要3社の伸び率が二桁率上昇となったこと、1月の米ISM製造業景気指数が60.8と2004年5月以来の高水準となったこと、BPの業績回復による復配、UPSの大幅増益といった個別企業の業績回復などが好感され大幅上昇。
NYダウも、序盤からじりじりと上昇し、午後1時頃に12040ドル近くまで上昇した後も高値安定。午後3時半過ぎには12050ドル75セントまで上昇し、終値ベースでも前日比148ドル23セント高い12040ドル16セントで終了(1.25%高)しました。
ナスダックは、前日比51.11ポイント高い2751.19ポイントで終了(1.89%高)。
S&P500種は、前日比21.47ポイント高い1307.59ポイントで終了(1.67%高)しています。
ダウ構成30銘柄中27銘柄で上昇となり、ファイザーが5.49%高、アルコアが4.53%高、バンカメが4.22%高、エクソンモービルが4.00%高、GEが3.28%高、ウォルトディズニーが2.60%高、米メルクが2.50%高、JPモルガンチェースが2.20%高でした。
米量的緩和第3弾は止めた方がいいと思うんですけどね…。通貨切り下げ競争を行えば全ての国が苦しむことにもなりかねませんし、当の米株式相場も回復傾向で推移。あえてこのタイミングで行った米カンザスシティー地区連銀のホーニグ総裁発言の意図は理解できませんが、為替相場に与える影響も気になるところです。
NY原油は、前日比1.42ドル安い1バレル90.77ドルで終了。
NY金は、前日比5.8ドル高い1トロイオンス1340.3ドルで終了しています。