「格安たばこ」輸入サイト増加 代行業者が脱税法“指南” 2011年2月17日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110217/trd11021714470015-n1.htm
昨年10月のたばこの値上げ以降、格安で海外のたばこを販売する業者のサイトが増えている。インターネットで気軽に注文できるが、多くは関税を免れるれっきとした脱税行為。
故意に税金を逃れようとすれば、懲役刑や罰金に処されることもある。安いからといって安易に購入してはいけない。
本来は課税対象
「昨年10月以降、たばこ3~4カートンを個人輸入する例が増えています」と明かすのは、東京税関成田航空貨物出張所だ。
個人輸入であっても、紙巻きたばこには1本当たり約12円が課税される。例えば、あるサイトで売られていたマイルドセブンは1箱330円。課税されると570円となり、
国内より割高となる。しかし、税関は全ての郵便物を開封しているわけではなく、別の品目と偽って輸入し、徴税を免れようとする例が後を絶たない。
こうした「個人輸入」を助長しているのが、輸入代行を名乗る業者の存在だ。
「輸入たばこは課税対象ですが、ほとんどの荷物は課税されていないのが現状です」「課税通知が来た場合は、荷物を受け取らず返送してください」
業者のサイトには、脱税を助長するこうした文言が躍る。海外からの郵便物は、受け取りを拒否して差出人に返送することができる。課税通知通りに税金を払えば郵便物は
受け取れるが、そうなると格安でなくなるため、返送するよう指南しているのだ。
スナック菓子の下に
東京税関によると、課税通知書を送っても「頼んだ覚えはない」「私のものではない」などと主張し、業者の“指導”通り返送を希望する人が多いという。業者の中には、課税通知を受け取った郵便物は返送してもらい、無料で別便を手配する「再配達保証」をしているところもある。
輸入たばこの発送元の多くは韓国。ある業者のサイトには「韓国の日用品(お菓子など)をプレゼントとして同封します」との記載が。この言葉を裏付けるように、箱の中の上下にスナック菓子を詰め、間にたばこを隠した荷物も多く発見されている。荷札には「スナック在中」と書かれていた。
たばこ税法は、不正行為をしてたばこ税を免れた人に罰則規定を定めている。正しく申告、納税しなければ脱税行為となるため、税関も取り締まりを強化している。
安いからといって、安易に購入することは避けたい。
う~ん。タバコ税の大幅増税の影響で、海外からのタバコの密輸入への懸念は指摘されていましたが、まさか個人輸入業者が脱税の手口を教え、しかもスナック菓子の間に隠すなどまるで大麻の密輸まがいの手口をしかけてくるなんて、さすがの財務省も想定していなかったと思いますが、ごくごく個人的な意見を述べるならば、脱税を促すようなこのような悪質業者は厳しく取り締まるべきだと思うんですけどね…。
そもそも海外製のたばこの場合は、フィルター機能が十分に機能しているのか、品質面での心配もありますし、いくらヘビースモーカーでタバコ代がバカにならないからといっても、ご自身の健康をこれ以上損なわないためにも、このような密輸入品には間違っても手を出さないで欲しいと真剣に願います。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110217/trd11021714470015-n1.htm
昨年10月のたばこの値上げ以降、格安で海外のたばこを販売する業者のサイトが増えている。インターネットで気軽に注文できるが、多くは関税を免れるれっきとした脱税行為。
故意に税金を逃れようとすれば、懲役刑や罰金に処されることもある。安いからといって安易に購入してはいけない。
本来は課税対象
「昨年10月以降、たばこ3~4カートンを個人輸入する例が増えています」と明かすのは、東京税関成田航空貨物出張所だ。
個人輸入であっても、紙巻きたばこには1本当たり約12円が課税される。例えば、あるサイトで売られていたマイルドセブンは1箱330円。課税されると570円となり、
国内より割高となる。しかし、税関は全ての郵便物を開封しているわけではなく、別の品目と偽って輸入し、徴税を免れようとする例が後を絶たない。
こうした「個人輸入」を助長しているのが、輸入代行を名乗る業者の存在だ。
「輸入たばこは課税対象ですが、ほとんどの荷物は課税されていないのが現状です」「課税通知が来た場合は、荷物を受け取らず返送してください」
業者のサイトには、脱税を助長するこうした文言が躍る。海外からの郵便物は、受け取りを拒否して差出人に返送することができる。課税通知通りに税金を払えば郵便物は
受け取れるが、そうなると格安でなくなるため、返送するよう指南しているのだ。
スナック菓子の下に
東京税関によると、課税通知書を送っても「頼んだ覚えはない」「私のものではない」などと主張し、業者の“指導”通り返送を希望する人が多いという。業者の中には、課税通知を受け取った郵便物は返送してもらい、無料で別便を手配する「再配達保証」をしているところもある。
輸入たばこの発送元の多くは韓国。ある業者のサイトには「韓国の日用品(お菓子など)をプレゼントとして同封します」との記載が。この言葉を裏付けるように、箱の中の上下にスナック菓子を詰め、間にたばこを隠した荷物も多く発見されている。荷札には「スナック在中」と書かれていた。
たばこ税法は、不正行為をしてたばこ税を免れた人に罰則規定を定めている。正しく申告、納税しなければ脱税行為となるため、税関も取り締まりを強化している。
安いからといって、安易に購入することは避けたい。
う~ん。タバコ税の大幅増税の影響で、海外からのタバコの密輸入への懸念は指摘されていましたが、まさか個人輸入業者が脱税の手口を教え、しかもスナック菓子の間に隠すなどまるで大麻の密輸まがいの手口をしかけてくるなんて、さすがの財務省も想定していなかったと思いますが、ごくごく個人的な意見を述べるならば、脱税を促すようなこのような悪質業者は厳しく取り締まるべきだと思うんですけどね…。
そもそも海外製のたばこの場合は、フィルター機能が十分に機能しているのか、品質面での心配もありますし、いくらヘビースモーカーでタバコ代がバカにならないからといっても、ご自身の健康をこれ以上損なわないためにも、このような密輸入品には間違っても手を出さないで欲しいと真剣に願います。