15日の欧州株式市場 2011年02月16日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT885439320110215
続落。バークレイズの好決算を手がかりに銀行株が値上がりしたものの、鉱山株が売られ、相場を圧迫した。
FT100種総合株価指数は23.01ポイント(0.38%)安の6037.08。
バークレイズは5.8%高で終了。決算発表後は5カ月ぶり高値をつける場面もあった。2010年の決算は、税引き前利益が61億ポンド(98億ドル)と、09年の46億ポンドから32%増加し、ロイター・エスティメーツがまとめた市場予想の平均57億ポンドを上回った。
競合のロイズ・バンキング・グループは1.8%高、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は2.2%高。
半面、鉱山株は下落。中国の追加金融引き締めが非鉄金属需要に影響する可能性があるとの懸念から、銅価格が下落したことに追随した。
中国国家統計局が15日発表した1月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比4.9%となり、12月の同4.6%から加速した。ロイターがまとめたエコノミスト予想の5.3%は下回った。
鉱山株ではとりわけアングロ・アメリカンの下げが目立ち、3.8%安。シティグループの投資判断引き下げが重しとなった。
<欧州株式市場>
FTSEユーロファースト300種指数が小幅続伸し、前日に続き終値としては2008年9月初旬以来2年5カ月ぶりの高値をつけた。英バークレイズが好決算を手がかりに値上がりし、銀行株の上昇を主導した。
ただ、最近上昇していた鉱山株が売られ、相場の上値は重かった。
FTSEユーロファースト300種指数は2.19ポイント(0.19%)高の1180.05。
DJユーロSTOXX50種指数は12.08ポイント(0.40%)高の3030.46。
バークレイズは5.8%高。2010年の決算は税引き前利益が61億ポンド(98億ドル)と、09年の46億ポンドから32%増加し、ロイター・エスティメーツがまとめた市場予想の平均57億ポンドを上回った。
他の銀行株では、16日に決算発表を控えているソシエテ・ジェネラルが2.2%高。BNPパリバ、ドイツ銀行、伊銀大手インテーザ・サンパオロ、ウニクレディトは2.2─3.3%上昇した。
他の上昇銘柄では仏食品大手ダノンが3.3%高。2010年売上高が市場予想を上回ったほか、2011年の売上高目標もアナリスト予想を超えた。
半面、鉱山株は安い。中国の追加金融引き締めが非鉄金属需要に影響する可能性があるとの懸念や、中東の政情不安を背景にリスク選好度が低下し、銅価格が最高値から下落したことを受けた動き。
BHPビリトン、リオ・ティント、エクストラータが2.2─2.8%安。アングロ・アメリカンはシティグループの投資判断引き下げを嫌気し3.8%下落した。
ドイツ証券取引所は2.4%安。NYSEユーロネクストと合併することで合意したと発表した。これにより世界最大の取引所グループが誕生する。
この日発表された指標では、2010年第4・四半期のフランス、ドイツの国内総生産(GDP)伸び率が市場予想を下回った。両国経済はユーロ圏経済の50%程度を占めており、ユーロ圏全体のGDP伸び率も市場予想に届かなかった。
2月の独ZEW景気期待指数は予想を下回ったものの、前月から小幅上昇し、相場への支援材料となった。
また、1月の英消費者物価指数(CPI)の上昇率は前年比4.0%に達し、2年超ぶりの高水準となった。市場予想と一致した。
ドイツ取引所とNYSEユーロネクストが合併で正式合意 2011年02月16日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-19558320110215
ドイツ取引所とNYSEユーロネクストは15日、合併で合意したと発表した。これにより世界最大の取引所グループが誕生する。
合併の形式を取っているものの、ドイツ取引所の株主が合併後の新会社の株式60%を保有し、17人の取締役のうち10人はドイツ取引所側が占めるため、実質的にドイツ取引所によるNYSEユーロネクストの買収となる。
新会社の名称は未定。オランダに設立するが、本社機能はフランクフルトとニューヨークの2カ所に置かれる。新会社の最高経営責任者(CEO)にはNYSEユーロネクストのダンカン・ニーダーアウアーCEO、会長にはドイツ取引所のレト・フランシオニCEOが就任する。
フランクフルト証券取引所などを傘下に持つドイツ取引所と、ニューヨーク証券取引所(NYSE)などを運営するNYSEユーロネクストの合計の年間売買代金は20兆ドルを超える。合併後の新会社はドイツ、フランス、英国、オランダ、ポルトガル、ベルギー、米国で業務を展開する。
合意書によると、合併はNYSEユーロネクストの株式1株につき合併後の新会社の株式0.47株と交換、ドイツ取引所の株式1株につき新会社の株式1株と交換する形で実施される。
高速の電子取引が可能な新興の電子取引所の台頭などにより、世界的に取引所間の競争が激化しており、NYSEユーロネクストなどはこれまで、技術面での投資を大幅に拡大し、収益の大きいデリバティブ取引に注力してきた。
ドイツ取引所は先物取引などを扱うEUREXを傘下に持ち、NYSEユーロネクストはロンドン国際金融先物取引所(LIFFE)を持つため、合併後の新会社は欧州の先物取引の90%以上を占めることになる。このため、独占禁止法に抵触しないか規制当局が関心を寄せる可能性がある。
世界の取引所の間では統合が進んでおり、2010年にはオーストラリア証券取引所(ASX)とシンガポール取引所(SGX)
が統合で合意。今月に入ってからは、ロンドン証券取引所(LSE)が、トロント証券取引所(TSX)を運営するTMXグループを株式交換で買収することに合意したと発表している。
第4四半期の独GDPは予想下回る前期比+0.4%に減速、悪天候が圧迫 2011年02月16日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK885362920110215
ドイツ連邦統計庁が15日発表した2010年第4・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、貿易が成長を支えたものの、冬季の悪天候が経済活動を圧迫する要因となり、大方の予想を下回る伸びにとどまった。
第4・四半期の伸び率は季節調整後で前期比0.4%。ロイターがまとめたエコノミスト予想の0.5%に届かず、第3・四半期の0.7%からも鈍化した。
統計庁は「海外との貿易が前期比の成長率を押し上げた。国内では、設備投資や消費が拡大し、悪天候による建設投資の落ち込みを相殺した」と指摘した。
エコノミストは成長率の鈍化について、悪天候による一時的なものだと楽観している。
ウニクレディトのエコノミスト、Andreas Rees氏は「成長が鈍化した重要な理由は1つだけだ。それは冬の天候が厳しかったことだ」とした上で、「懸念すべき理由はない。回復トレンドの終わりの始まりではない。単なる小休止だ」と述べた。
第4・四半期の成長率は、前年同期比では季節調整前で4.0%となり、市場予想の4.1%を若干下回った。第3・四半期の3.9%からはやや加速した。
第4四半期イタリアGDP伸び率は前期比+0.1%、市場予想下回る 2011年02月16日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK885375720110215
イタリア国家統計局が15日発表した第4・四半期の国内総生産(GDP)伸び率速報値は、前期比プラス0.1%と、市場予想の同プラス0.2%を下回った。第3・四半期はプラス0.3%だった。
伸び率は前年比ではプラス1.3%。市場予想はプラス1.4%、第3・四半期はプラス1.2%(改定値)だった。
2010年全体のGDP伸び率(労働日数調整後)は前年比プラス1.1%。09年はマイナス5.1%だった。
第4四半期ギリシャGDPは6.6%減、景気後退が深刻化 2011年02月16日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/JPbusinessmarket/idJPJAPAN-19558820110215
15日発表されたギリシャの2010年第4・四半期国内総生産(GDP)速報値は、前年同期比6.6%減少した。第3・四半期(改定値)は5.7%減で、財政健全化策を背景に、リセッション(景気後退)が深刻化していることが示された。市場予想は4.8%減で、予想以上のマイナスとなった。
前四半期比では1.4%減となり、同様に市場予想の1.2%減を下回った。
2010年通年では4.52%減となり、政府予想(4.2%減)以上に悪化した。
ギリシャ政府は、2011年のGDP見通しを3.0%減としており、年末にかけて成長の兆しが見られると予想している。
またギリシャ中央銀行は同日公表した金融政策報告書で、2011年のGDPについて、3%以上のマイナス成長になるとの見通しを示した。
スウェーデン中銀が政策金利を予想通り25bp引き上げ、追加利上げも示唆 2011年02月16日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK885373520110215
スウェーデン中央銀行は15日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、1.50%にすると発表した。
利上げは5回連続で、市場の予想通りだった。
中銀は、不動産バブルを避けるため住宅価格の急速な上昇を抑える必要があるとして、レポレートは「今後もやや急ピッチで引き上げる必要がある」との認識を示した。
ロイターが18人のアナリストに実施した調査では、全員が25bpの利上げを予想していた。次回4月の金融政策決定会合についても、3人を除く全員が追加利上げが実施されると見込んでいる。
スウェーデン経済は景気後退から急速に回復しており、2010年第3・四半期の国内総生産(GDP)成長率は前年比6.9%、12月のインフレ率は2.3%に達していた。
15日の欧州株式市場は、各国のGDPが予想を下回り、スウェーデンが利上げするなどの悪材料が相次いだものの、相場への影響は思いの他少なく 英国と北欧3市場が小幅安、独仏や他の各国の大半は小幅高。
英FTSE100は、開始直後に若干下げるも、午前10時頃までは前日終値(6060.09ポイント)を10ポイント超上回る6072.07ポイントをつける場面もあるなど踏ん張っていたものの、その後はじりじりと値を下げ、午後3時頃から下落ピッチが加速して、一時6023.77ポイントまで下落。寄り付きにかけてやや戻すも、終値ベースでも前日比23.01ポイント安い6037.08ポイントで終了(0.38%安)しました。
ARMホールディングスが4.38%安、アント・ファガスタが3.90%安、インマルサットが2.78%安、ウルズリーが2.76%安、フレスニロが2.75%安、リオ・ティントが2.70%安、カザキミスが2.60%安、エクストラータが2.36%安、セージグループが2.26%安、BHPビリトンが2.15%安、RSAインシュランスが2.13%安、インターコンチネンタルホテルズグループが2.02%安、シュローダーが2.01%安。
一方、BPが2.20%高、WMモリソンスーパーマーケットが1.82%高、
銀行株は、アジア比率の高いHSBCが0.89%安&スタンダードチャータードが0.94%安となった半面、バークレイズが5.79%高、ロイズバンキンググループが2.68%高、ロイヤルバンク・オブ・スコットランドが1.92%高と明暗が分かれる形になりました。
独DAXは、開始直後に前日終値(7396.63ポイント)を下回る7390ポイントをつけるも、午前10時前に一時7420.69ポイントをつけ、その後も午前11過ぎまでは堅調に推移していましたが、その後はじりじりと下落し、午後4時頃から急落し、一時7376.24ポイントまで下落。ただ午後5時頃に前日終値近辺まで戻した後は膠着し、終値ベースでは前日比3.41ポイント高い7040.04ポイント(0.05%高)と横ばいで終了しました。
高安マチマチで、バイヤスドルフが2.37%高、ヘンケルが2.20%高、フレゼニウス メディカル ケアが2.12%高、BASFが1.80%高。
銀行株はドイツ銀行が2.47%高と堅調でコメルツ銀行は0.10%高の小動き。
一方、フォルクスワーゲンが3.47%安、(NYSEユーロネクストとの合併で正式合意した)ドイツ証券取引所が2.41%安、BMWが2.30%安、アディダスが2.03%安、インフィニオン・テクノロジーズが1.90%安でした。
仏CAC40は、午前10時前に4115ポイント乗せし、その後も10ポイント程度の変動はあったものの、午後4時頃まではその近辺で推移し、午後4時頃に一時4085.50ポイントまで下落するもすぐに4110ポイント近辺まで戻した後は膠着し、終値ベースでは前日比13.72ポイント高い4110.34ポイントで終了(0.33%高)しました。
高安マチマチで、ダノンが3.33%高、STマイクロエレクトロニクスが2.87%高、ミシュランが2.20%高。
金融株も堅調で、ナティクシスが2.29%高、BNPパリバが2.23%高、ソシエテ・ジェネラルが2.23%高、クレディ・アグリコルが1.61%高でした、
一方、アルカテル・ルーセントが3.24%安、アルストムが1.67%安など。
欧州ローカル市場は、スペインの2市場がMAマドリードが0.56%高&IBEX35が0.48%高、ポルトガルが0.23%高、アイルランドが0.06%高。
他、スイスが0.37%高、ベルギーが0.19%高、オランダが0.09%高に対して、ノルウェーが0.48%安。
北欧3市場は冴えずに、ストックホルムが0.88%安、ヘルシンキが0.52%安、コペンハーゲンは0.03%安。ストックホルムは利上げまでは想定の範囲内だったものの、追加利上げの示唆が響いたでしょうか…。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT885439320110215
続落。バークレイズの好決算を手がかりに銀行株が値上がりしたものの、鉱山株が売られ、相場を圧迫した。
FT100種総合株価指数は23.01ポイント(0.38%)安の6037.08。
バークレイズは5.8%高で終了。決算発表後は5カ月ぶり高値をつける場面もあった。2010年の決算は、税引き前利益が61億ポンド(98億ドル)と、09年の46億ポンドから32%増加し、ロイター・エスティメーツがまとめた市場予想の平均57億ポンドを上回った。
競合のロイズ・バンキング・グループは1.8%高、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は2.2%高。
半面、鉱山株は下落。中国の追加金融引き締めが非鉄金属需要に影響する可能性があるとの懸念から、銅価格が下落したことに追随した。
中国国家統計局が15日発表した1月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比4.9%となり、12月の同4.6%から加速した。ロイターがまとめたエコノミスト予想の5.3%は下回った。
鉱山株ではとりわけアングロ・アメリカンの下げが目立ち、3.8%安。シティグループの投資判断引き下げが重しとなった。
<欧州株式市場>
FTSEユーロファースト300種指数が小幅続伸し、前日に続き終値としては2008年9月初旬以来2年5カ月ぶりの高値をつけた。英バークレイズが好決算を手がかりに値上がりし、銀行株の上昇を主導した。
ただ、最近上昇していた鉱山株が売られ、相場の上値は重かった。
FTSEユーロファースト300種指数は2.19ポイント(0.19%)高の1180.05。
DJユーロSTOXX50種指数は12.08ポイント(0.40%)高の3030.46。
バークレイズは5.8%高。2010年の決算は税引き前利益が61億ポンド(98億ドル)と、09年の46億ポンドから32%増加し、ロイター・エスティメーツがまとめた市場予想の平均57億ポンドを上回った。
他の銀行株では、16日に決算発表を控えているソシエテ・ジェネラルが2.2%高。BNPパリバ、ドイツ銀行、伊銀大手インテーザ・サンパオロ、ウニクレディトは2.2─3.3%上昇した。
他の上昇銘柄では仏食品大手ダノンが3.3%高。2010年売上高が市場予想を上回ったほか、2011年の売上高目標もアナリスト予想を超えた。
半面、鉱山株は安い。中国の追加金融引き締めが非鉄金属需要に影響する可能性があるとの懸念や、中東の政情不安を背景にリスク選好度が低下し、銅価格が最高値から下落したことを受けた動き。
BHPビリトン、リオ・ティント、エクストラータが2.2─2.8%安。アングロ・アメリカンはシティグループの投資判断引き下げを嫌気し3.8%下落した。
ドイツ証券取引所は2.4%安。NYSEユーロネクストと合併することで合意したと発表した。これにより世界最大の取引所グループが誕生する。
この日発表された指標では、2010年第4・四半期のフランス、ドイツの国内総生産(GDP)伸び率が市場予想を下回った。両国経済はユーロ圏経済の50%程度を占めており、ユーロ圏全体のGDP伸び率も市場予想に届かなかった。
2月の独ZEW景気期待指数は予想を下回ったものの、前月から小幅上昇し、相場への支援材料となった。
また、1月の英消費者物価指数(CPI)の上昇率は前年比4.0%に達し、2年超ぶりの高水準となった。市場予想と一致した。
ドイツ取引所とNYSEユーロネクストが合併で正式合意 2011年02月16日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-19558320110215
ドイツ取引所とNYSEユーロネクストは15日、合併で合意したと発表した。これにより世界最大の取引所グループが誕生する。
合併の形式を取っているものの、ドイツ取引所の株主が合併後の新会社の株式60%を保有し、17人の取締役のうち10人はドイツ取引所側が占めるため、実質的にドイツ取引所によるNYSEユーロネクストの買収となる。
新会社の名称は未定。オランダに設立するが、本社機能はフランクフルトとニューヨークの2カ所に置かれる。新会社の最高経営責任者(CEO)にはNYSEユーロネクストのダンカン・ニーダーアウアーCEO、会長にはドイツ取引所のレト・フランシオニCEOが就任する。
フランクフルト証券取引所などを傘下に持つドイツ取引所と、ニューヨーク証券取引所(NYSE)などを運営するNYSEユーロネクストの合計の年間売買代金は20兆ドルを超える。合併後の新会社はドイツ、フランス、英国、オランダ、ポルトガル、ベルギー、米国で業務を展開する。
合意書によると、合併はNYSEユーロネクストの株式1株につき合併後の新会社の株式0.47株と交換、ドイツ取引所の株式1株につき新会社の株式1株と交換する形で実施される。
高速の電子取引が可能な新興の電子取引所の台頭などにより、世界的に取引所間の競争が激化しており、NYSEユーロネクストなどはこれまで、技術面での投資を大幅に拡大し、収益の大きいデリバティブ取引に注力してきた。
ドイツ取引所は先物取引などを扱うEUREXを傘下に持ち、NYSEユーロネクストはロンドン国際金融先物取引所(LIFFE)を持つため、合併後の新会社は欧州の先物取引の90%以上を占めることになる。このため、独占禁止法に抵触しないか規制当局が関心を寄せる可能性がある。
世界の取引所の間では統合が進んでおり、2010年にはオーストラリア証券取引所(ASX)とシンガポール取引所(SGX)
が統合で合意。今月に入ってからは、ロンドン証券取引所(LSE)が、トロント証券取引所(TSX)を運営するTMXグループを株式交換で買収することに合意したと発表している。
第4四半期の独GDPは予想下回る前期比+0.4%に減速、悪天候が圧迫 2011年02月16日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK885362920110215
ドイツ連邦統計庁が15日発表した2010年第4・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、貿易が成長を支えたものの、冬季の悪天候が経済活動を圧迫する要因となり、大方の予想を下回る伸びにとどまった。
第4・四半期の伸び率は季節調整後で前期比0.4%。ロイターがまとめたエコノミスト予想の0.5%に届かず、第3・四半期の0.7%からも鈍化した。
統計庁は「海外との貿易が前期比の成長率を押し上げた。国内では、設備投資や消費が拡大し、悪天候による建設投資の落ち込みを相殺した」と指摘した。
エコノミストは成長率の鈍化について、悪天候による一時的なものだと楽観している。
ウニクレディトのエコノミスト、Andreas Rees氏は「成長が鈍化した重要な理由は1つだけだ。それは冬の天候が厳しかったことだ」とした上で、「懸念すべき理由はない。回復トレンドの終わりの始まりではない。単なる小休止だ」と述べた。
第4・四半期の成長率は、前年同期比では季節調整前で4.0%となり、市場予想の4.1%を若干下回った。第3・四半期の3.9%からはやや加速した。
第4四半期イタリアGDP伸び率は前期比+0.1%、市場予想下回る 2011年02月16日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK885375720110215
イタリア国家統計局が15日発表した第4・四半期の国内総生産(GDP)伸び率速報値は、前期比プラス0.1%と、市場予想の同プラス0.2%を下回った。第3・四半期はプラス0.3%だった。
伸び率は前年比ではプラス1.3%。市場予想はプラス1.4%、第3・四半期はプラス1.2%(改定値)だった。
2010年全体のGDP伸び率(労働日数調整後)は前年比プラス1.1%。09年はマイナス5.1%だった。
第4四半期ギリシャGDPは6.6%減、景気後退が深刻化 2011年02月16日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/JPbusinessmarket/idJPJAPAN-19558820110215
15日発表されたギリシャの2010年第4・四半期国内総生産(GDP)速報値は、前年同期比6.6%減少した。第3・四半期(改定値)は5.7%減で、財政健全化策を背景に、リセッション(景気後退)が深刻化していることが示された。市場予想は4.8%減で、予想以上のマイナスとなった。
前四半期比では1.4%減となり、同様に市場予想の1.2%減を下回った。
2010年通年では4.52%減となり、政府予想(4.2%減)以上に悪化した。
ギリシャ政府は、2011年のGDP見通しを3.0%減としており、年末にかけて成長の兆しが見られると予想している。
またギリシャ中央銀行は同日公表した金融政策報告書で、2011年のGDPについて、3%以上のマイナス成長になるとの見通しを示した。
スウェーデン中銀が政策金利を予想通り25bp引き上げ、追加利上げも示唆 2011年02月16日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK885373520110215
スウェーデン中央銀行は15日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、1.50%にすると発表した。
利上げは5回連続で、市場の予想通りだった。
中銀は、不動産バブルを避けるため住宅価格の急速な上昇を抑える必要があるとして、レポレートは「今後もやや急ピッチで引き上げる必要がある」との認識を示した。
ロイターが18人のアナリストに実施した調査では、全員が25bpの利上げを予想していた。次回4月の金融政策決定会合についても、3人を除く全員が追加利上げが実施されると見込んでいる。
スウェーデン経済は景気後退から急速に回復しており、2010年第3・四半期の国内総生産(GDP)成長率は前年比6.9%、12月のインフレ率は2.3%に達していた。
15日の欧州株式市場は、各国のGDPが予想を下回り、スウェーデンが利上げするなどの悪材料が相次いだものの、相場への影響は思いの他少なく 英国と北欧3市場が小幅安、独仏や他の各国の大半は小幅高。
英FTSE100は、開始直後に若干下げるも、午前10時頃までは前日終値(6060.09ポイント)を10ポイント超上回る6072.07ポイントをつける場面もあるなど踏ん張っていたものの、その後はじりじりと値を下げ、午後3時頃から下落ピッチが加速して、一時6023.77ポイントまで下落。寄り付きにかけてやや戻すも、終値ベースでも前日比23.01ポイント安い6037.08ポイントで終了(0.38%安)しました。
ARMホールディングスが4.38%安、アント・ファガスタが3.90%安、インマルサットが2.78%安、ウルズリーが2.76%安、フレスニロが2.75%安、リオ・ティントが2.70%安、カザキミスが2.60%安、エクストラータが2.36%安、セージグループが2.26%安、BHPビリトンが2.15%安、RSAインシュランスが2.13%安、インターコンチネンタルホテルズグループが2.02%安、シュローダーが2.01%安。
一方、BPが2.20%高、WMモリソンスーパーマーケットが1.82%高、
銀行株は、アジア比率の高いHSBCが0.89%安&スタンダードチャータードが0.94%安となった半面、バークレイズが5.79%高、ロイズバンキンググループが2.68%高、ロイヤルバンク・オブ・スコットランドが1.92%高と明暗が分かれる形になりました。
独DAXは、開始直後に前日終値(7396.63ポイント)を下回る7390ポイントをつけるも、午前10時前に一時7420.69ポイントをつけ、その後も午前11過ぎまでは堅調に推移していましたが、その後はじりじりと下落し、午後4時頃から急落し、一時7376.24ポイントまで下落。ただ午後5時頃に前日終値近辺まで戻した後は膠着し、終値ベースでは前日比3.41ポイント高い7040.04ポイント(0.05%高)と横ばいで終了しました。
高安マチマチで、バイヤスドルフが2.37%高、ヘンケルが2.20%高、フレゼニウス メディカル ケアが2.12%高、BASFが1.80%高。
銀行株はドイツ銀行が2.47%高と堅調でコメルツ銀行は0.10%高の小動き。
一方、フォルクスワーゲンが3.47%安、(NYSEユーロネクストとの合併で正式合意した)ドイツ証券取引所が2.41%安、BMWが2.30%安、アディダスが2.03%安、インフィニオン・テクノロジーズが1.90%安でした。
仏CAC40は、午前10時前に4115ポイント乗せし、その後も10ポイント程度の変動はあったものの、午後4時頃まではその近辺で推移し、午後4時頃に一時4085.50ポイントまで下落するもすぐに4110ポイント近辺まで戻した後は膠着し、終値ベースでは前日比13.72ポイント高い4110.34ポイントで終了(0.33%高)しました。
高安マチマチで、ダノンが3.33%高、STマイクロエレクトロニクスが2.87%高、ミシュランが2.20%高。
金融株も堅調で、ナティクシスが2.29%高、BNPパリバが2.23%高、ソシエテ・ジェネラルが2.23%高、クレディ・アグリコルが1.61%高でした、
一方、アルカテル・ルーセントが3.24%安、アルストムが1.67%安など。
欧州ローカル市場は、スペインの2市場がMAマドリードが0.56%高&IBEX35が0.48%高、ポルトガルが0.23%高、アイルランドが0.06%高。
他、スイスが0.37%高、ベルギーが0.19%高、オランダが0.09%高に対して、ノルウェーが0.48%安。
北欧3市場は冴えずに、ストックホルムが0.88%安、ヘルシンキが0.52%安、コペンハーゲンは0.03%安。ストックホルムは利上げまでは想定の範囲内だったものの、追加利上げの示唆が響いたでしょうか…。