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欧州株式市場はほぼ全面高 英+1.62%、独+1.51%、仏+1.68%

2011-02-02 06:51:27 | Weblog
1日の欧州株式市場サマリー 2011年02月2日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT883492820110201
<ロンドン株式市場>
 反発。商品(コモディティ)・銀行株が上昇をけん引した。過去2営業日は、エジプトの混乱拡大を受けた懸念から売られたが、この日発表された1月の米供給管理協会(ISM)製造業部門景気指数が2004年5月以来の高水準となったことで、地合いが好転した。
 FT100種総合株価指数.FTSE終値は94.88ポイント(1.62%)高の5957.82。
 鉱山株が高い。供給が抑制されていることに加え、堅調な米経済指標に支援され、LME銅先物CMCU3が過去最高値を更新したことが背景。
 銅鉱山大手のカザキミス、アントファガスタは4.8%、4.7%それぞれ上昇。
 原油価格が引き続き高値圏で推移し、エネルギー株も買われた。
 BPは1.3%高。同社株は当初、予想を下回る決算を嫌気し売られたが、下落は行き過ぎとの見方から買われ、切り返した。
 ハイテク株もしっかり。IT(情報技術)大手オートノミーは6.3%急伸。予想を上回る決算を発表した半導体設計会社ARMも6.1%値を上げた。
 銀行株も堅調。スタンダード・チャータード(スタンチャート)銀行は、エクサンBNPパリバの投資判断引き上げも好材料となり、2.8%高となった。

<欧州株式市場>
 欧米でこの日発表された経済指標が堅調だったことから上昇し、主要株価指数は約2週間ぶりの高値で引けた。原油価格の上昇で石油関連株が買われたことも相場を支援した。
 FTSEユーロファースト300種指数終値は16.27ポイント(1.42%)高の1159.80。
 DJユーロSTOXX50種指数は53.18ポイント(1.80%)高の3006.81。 
 北海ブレント先物が1バレル=101ドルを超えて上昇したことで、エネルギー関連株が買われた。トタルは3.2%、ENIは4.1%、それぞれ上昇した。スタトイルは四半期決算への期待から6.3%高となった。BPは1.3%高。
 エジプトの政情不安が産油国である近隣の中東諸国に広がるのではないかとの懸念がこのところ原油価格を押し上げている。ただ、クレディ・スイスのシニアアドバイザー、ボブ・パーカー氏は「エジプトの政情不安の波及リスクは限定的だ」との見方を示し「原油価格が急伸した場合、サウジアラビアが直ちに増産に動く」と述べた。 
 好調な企業業績に支援され銀行株にも買いが入り、BBVAは3.8%、サンタンデール銀行は2%、それぞれ上昇した。
 独半導体メーカーのインフィニオンは、通年業績見通しを引き上げたことが好感され、1.7%高。予想を上回る第・四半期決算を発表した英半導体設計会社ARMは6.1%上げた。

12月のユーロ圏失業率は10.0%で横ばい、厳しい雇用状況続く 2011年02月2日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT883472220110201
 欧州連合(EU)統計局が1日発表した12月のユーロ圏の失業率は10.0%で、前月(改定)から横ばいとなった。失業率は12年ぶりの水準近くに高止まっており、景気回復を示す兆候もみられるなか、雇用は依然厳しい状況が続いている。
 市場予想は10.1%だった。 失業者数は1580万人で前月比7万3000人減。一方、前年同月比では17万8000人増加した。
 地域別の失業率では、スペイン、イタリア、アイルランドなど周辺各国で高水準となる一方、ドイツ、フィンランド、オランダなどの国ではおおむね横ばいもしくは改善しており、地域格差が浮き彫りとなっている。
 シティグループのアナリスト、ユルゲン・ミヒェルス氏は「ユーロ圏全体で失業率が早期に大幅改善する状況は見込めないだろう」と述べた。
 EU27カ国の失業率は9.6%で前月から横ばい。失業者数は2310万人で前月比1万9000人減。前年同月比では43万4000人増加した。

1月ユーロ圏製造業PMI改定値は57.3に上方改定、4月以来の高水準 2011年02月1日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK052110820110201
 マークイットが1日発表した1月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は57.3と、速報値の56.9から上方改定された。2010年12月(57.1)から上昇し、4月以来の高水準となった。
 景況感の改善と悪化の分岐点となる50を上回るのは16カ月連続。
 PMIを構成する生産指数は59.4と、4月以来の高水準。速報値の58.6から上方改定された。
 ただ、コスト圧力の高まりも鮮明となった。投入価格指数は79.2と、速報値79.8から下方改定されたものの、12月の74.1から大幅上昇し、1997年の調査開始以来、最高となった。




 1日の欧州株式市場は、1月の米供給管理協会製造業部門景気指数が2004年5月以来の高水準となったことで、地合いが好転しストックホルムを除いた全市場で1%を超えるほぼ全面高。
 英FTSE100は、序盤に前日終値(5862.94ポイント)よりも60ポイント近く上げた後、午前9時過ぎに5880ポイント割れする場面もあったものの、その後はじりじりと上昇を続け、午後4時過ぎに一時5963.72ポイントまで上昇。終盤やや伸び悩んだものの、終値ベースでも前日比94.88ポイント高い5957.82ポイントで終了(1.62%高)しました。
 3%以上上昇した銘柄だけでも、フレスニロが6.79%高、オートノミ-・コーポレーションが6.28%高、ARMホールディングスが6.10%高、キャイリン・エナジーが5.04%高、リソリューションが5.09%高、カザキミスが4.78%高、アント・ファガスタが4.69%高、リーガル・アンド・ゼネラルが4.68%高、アメックが4.25%高、アドミラル・グループが4.08%高、タローオイルが4.07%高、ジョンソン・マッシーが3.95%高、バーバリーグループが3.63%高、アングロ・アメリカンが3.41%高、エッサール・エナジーが3.37%高、シュローダーが3.22%高、ロイヤル・ダッチ・シェルが3.02%高、ウィヤー・グループが3.09%高、WMモリソンスーパーマーケットが3.00%高。
 銀行株も、スタンダードチャータードが2.76%高、ロイズバンキンググループが1.98%高となるなど5銘柄とも堅調でした。
 一方、BAEシステムズが2.46%安。

 独DAXは、前日終値(7077.48ポイント)よりも55ポイント程高い7133.34ポイントでスタートするも午前10時頃まではイマイチで一時7105.31ポイントまで上げ幅を縮小する場面もあったものの、午前11時頃に7140ポイント乗せ。その後午後3時半頃まで7140ポイント台で推移していましたが、午後4時少し前に7180ポイント台乗せし、午後4時半過ぎに一時7190.75ポイントまで上昇。終値ベースでも前日比106.79ポイント高い7184.27ポイントで終了(1.51%高)しました。
 9割の銘柄で上昇し、アリアンツが4.73%高、メトロが3.29%高、BASFが3.24%高、ヘンケルが2.32%高。
 銀行株も、コメルツ銀行が2.05%高、ドイツ銀行が1.64%高でした。

 仏CAC40は、前日終値(4005.50ポイント)よりも30ポイント強高い4037.14ポイントでスタートするも午前11時少し前までは伸び悩み一時4019.34ポイントまで上げ幅を縮小する場面もあったものの、午前11時過ぎに4040ポイント乗せした後は、午後3時半頃まで値固め状態でしたが、その後再び上昇に転じて午後5時少し前に一時4078.48ポイントまで上昇。終盤やや伸び悩んだものの、終値ベースでも前日比67.12ポイント高い4072.62ポイントで終了(1.68%高)しました。
 40銘柄中33銘柄で上昇し、テクニップが5.07%高、ラファージュが3.62%高、トタルが3.20%高、アルカテル・ルーセントが2.66%高、エア・リキッドが2.61%高。
 金融株も、BNPパリバが3.64%高となるなど、5社とも堅調に推移。
 一方、フランス電力が2.56%安、プジョーが1.36%安。

 欧州ローカル市場も、アイルランドが2.62%高で、スペインの2市場がMAマドリードが1.59%高&IBEX35が1.50%高で、ポルトガルも1.09%高。
 他、ノルウェーが2.96%高、オランダが1.76%高、ベルギーが1.71%高、スイスが1.17%高。
 北欧3市場はストックホルムこそ0.03%安の小動きだったものの、コペンハーゲンが1.29%高、ヘルシンキが1.24%高となるなど、ストックホルムを除いて軒並み1%を超える上昇となるなど堅調に推移しました。


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