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職探す高齢者を、覚醒剤密輸「運び屋」に

2011-02-17 05:20:43 | Weblog
職探す高齢者を、覚醒剤密輸「運び屋」に 2011年2月16日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110215-OYT1T00944.htm
 ハローワークなどで職探し中の高齢者に、覚醒剤密輸の「運び屋」をさせたとして、東京税関成田税関支署と千葉県警が、男3人を覚醒剤取締法違反(営利目的密輸)などの疑いで逮捕していたことが15日、わかった。
 生活に困窮する高齢者を「簡単な仕事がある」と誘っていた。「通関の際の荷物検査率が低い高齢者を利用した」という趣旨の供述をしているという。
 3人は、いずれも無職の東京都新宿区、山根裕治(56)、同江戸川区、佐藤聖一郎(53)、松原誠(61)の3被告。既に同法違反などで千葉地裁に起訴されている。
 同支署と県警は昨年10月10日、成田空港で覚醒剤約1・5キロが入ったスーツケースをマレーシアから持ち込もうとした同渋谷区、無職斉藤千紗被告(70)(同法違反などで起訴済み)と、斉藤被告を迎えに来ていた佐藤被告を逮捕。その後の捜査で山根、松原両被告が浮上し、松原被告の自宅などから、斉藤被告を含む60~70歳代の男女約10人の履歴書が見つかった。



 う~ん。仕事のない高齢者を繁華街などで覚せい剤の売人に仕立て上げるのならば、(行為そのものの違法性の問題は別次元の問題にしても)まだ(暴力団が警察の捜査から逃れるためにしっぽ切りをする目的という意味では)理解できなくもないのですが、いくら通関の際の荷物検査率が低いとはいえ、まさか無職の高齢者を覚せい剤の運び屋として利用するとは吃驚ですし、卑劣極まりない行為ですね…(怒!
 税関だってド素人ではないのですから、私などから見れば『本人の服装や雰囲気から荷物と外観・態度とのギャップで不自然さを感じない方がおかしいだろう…』と思うのですが、もし海外で運搬中に地元の警察に捕まれば、国によっては死刑あるいは本当の意味での無期懲役で一生投獄となる国も決して珍しくありません(日本程 覚せい剤に甘い国の方がある意味珍しいです)し、こういった犯罪に加担しないように貧困層に社会的教育を行っていく必要もあるのではないかと思います。