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12日も大雪で荒れ模様に 気象庁が警戒呼び掛け

2011-02-12 09:16:56 | Weblog
12日も大雪で荒れ模様に 気象庁が警戒呼び掛け 2011年2月12日 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110211/dst11021122570022-n1.htm
 3連休初日の11日、発達した低気圧の影響で西日本(近畿-九州)と東日本(関東甲信、東海、北陸)の太平洋側を中心に大雪となった。12日にかけて冬型の気圧配置が強まり、全国的に雪を伴う強風で荒れ模様となる見通しで、気象庁は引き続き暴風や積雪による交通障害に警戒を呼び掛けた。
 11日、高松市や大阪市で5センチ、名古屋市で3センチの積雪を観測した。
 同庁によると、東海道沖の低気圧が東北東に進み、12日夜に三陸沖に達する見通し。山陰沖にある別の低気圧も12日朝にかけて急速に発達、大気の状態が不安定になる。
 12日は日本海側を中心に雪が強まるが、太平洋側の平野部も引き続き大雪の恐れがある。12日夕までの24時間予想降雪量は、いずれも多い所で、東北と近畿、中国40センチ、北陸と九州北部30センチ、北海道と関東甲信、四国20センチ、東海15センチ。



 11日は東京や京都・大阪など太平洋側で雪が降りましたが、今日12日は日本海側も含めて天気は荒れ模様の予想となっています。
 路面が凍結している可能性も想定し、お出かけになられる方はお足もとに十分お気をつけ外出して下さい。

11日のNYダウはエジプト懸念後退で43ドル高の12273ドルで終了

2011-02-12 09:11:56 | Weblog
米国株、ダウ反発 2年8カ月ぶり高値、エジプト懸念後退で景気期待 2011年2月12日 日経
 11日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は反発し、前日比43ドル97セント高の1万2273ドル26セント(速報値)と約2年8カ月ぶりの高値で終えた。エジプトのムバラク大統領の辞任発表を受け、エジプト情勢が沈静化するとの期待が買い安心感につながった。米景気の回復が改めて焦点となるなか、2月の消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ)が前月比で市場予想以上に改善。米景気の回復ペースが速まるとの期待から買いが優勢になった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、同18.99ポイント高の2809.44(同)で終えた。

米株式市場でモーゲージ保証企業が急伸、政府のGSE改革案を好感 2011年02月12日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/JPbusinessmarket/idJPJAPAN-19509120110211
 11日の米国株式市場で、国内モーゲージ保証企業の株価が上昇している。米政府が政府系住宅金融機関(GSE)の改革案で、GSEを段階的に縮小し、民間企業の役割を拡大する方針を示したことが追い風となっている。
 1525GMT(日本時間12日午前零時25分)時点で、MGICインベストメントは約11.7%高の10.24ドル。
 ラディアン・グループは13.4%高の8.03ドル。PMIグループは5.8%高の3.44ドル。
 また改革案では、連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)のポートフォリオを縮小していく方針も示された。

NY原油、一時2カ月半ぶり安値 ムバラク氏辞任で 3月物は85.58ドルで終了 2011年2月12日 日経
 11日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の3月物は前日比
1.15ドル安の1バレル85.58ドルで終えた。一時85.10ドルと、期近物としては昨年12月1日以来ほぼ2カ月半ぶりの安値を付けた。エジプトのムバラク大統領の辞任発表を受け、中東の原油供給懸念がひとまず後退し、売りが膨らんだ。
 ムバラク大統領の辞任によって「近隣の主要産油国にデモが拡大し、供給が滞る」との警戒感がいったん和らいだ。原油など物資輸送航路であるスエズ運河の運行に影響が出る懸念も後退し、原油を売る動きが加速した。
 エジプトの政情不安を背景に3月物は1月末に一時92.84ドルと、ほぼ2年4カ月ぶりの高値まで上昇。11日は直近高値から約8%下げた計算になる。
 市場では「中東不安は収まっておらず、中東の産油国にデモが広がる可能性は消えていない」との見方も一部で聞かれた。
 ガソリン、ヒーティングオイルはともに続落した。

NY金、小幅続落 4月物は1360.4ドル、エジプト懸念が後退 2011年2月12日 日経
 11日のニューヨーク金先物相場は小幅に続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比2.1ドル安の1トロイオンス1360.4ドルで終えた。エジプトのムバラク大統領が11日に辞任。エジプト情勢が落ち着くとの見方から、金の売りがやや優勢となった。
 ムバラク大統領の辞任を受け、エジプト情勢が沈静化するとの見方が浮上。逃避資金の受け皿となりやすい金に利益確定売りが優勢となった。外国為替市場でドルが対ユーロなどで上昇したことも、ドルの代替資産という位置付けがある金の売りを誘った。
 ムバラク大統領の辞任が伝わる前に、4月物は一時1369.7ドルまで上昇。中心限月として1月20日以来、ほぼ3週間ぶりの高値を付ける場面があった。
 銀は続落。プラチナは3日続落した。

2月米ミシガン大消費者信頼感速報値は8カ月ぶり高水準、長期見通しは悪化 2011年02月12日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT885175120110211
 ロイター/ミシガン大学の調査した2月の米消費者信頼感指数はの速報値は75.1と前月の74.2から上昇し、昨年6月以来8カ月ぶりの高水準となった。
 ロイターがまとめたエコノミスト予想の75.0を若干上回った。
 減税措置や、経済をめぐる楽観的な見方に押し上げられた。
 BNYメロンのシニア為替ストラテジスト、マイケル・ウォルフォーク氏は「米経済が予想よりも力強いペースで回復していることがあらためて示された。この状況はインフレ関連指標を除き、最近発表されたほぼすべての指標に表われている」と述べた。
 経済や雇用市場の回復をめぐるセンチメントが上向いている一方、長期見通しにはやや悲観的となっていることも示された。
 景気現況指数は86.8に上昇し、2008年1月以来の高水準。
 半面、消費者期待指数は67.6と、前月の69.3から低下した。  
 インフレ懸念が根強いことも明らかになった。1年インフレは前月から変わらず、08年秋以来の高水準となる3.4%にとどまった。 5年インフレも前月から変わらずの2.9%。





 週末11日の米国株式市場は、2月の米ミシガン大消費者信頼感速報値が8カ月ぶりの高水準となるものの長期見通しは悪化となったことから、序盤は下げるも、その後はエジプトのムバラク大統領の退陣によるエジプト情勢の鎮静化期待や、米国自身の景気回復期待から買い戻され、主要3市場ともプラスに転じて終了。
 NYダウも、開始直後に前日終値(12229ドル29セント)よりも50ドル弱安い12180ドル48セントをつける場面もあったものの、午前11時頃には12275ドル近辺まで戻し、12時半少し前に12225ドル近くまで下げるも、その後は上昇トレンドに切り替わり、午後3時半少し前に一時12285ドル94セントまで上昇。寄り付きはやや調整気味だったものの、終値ベースでも前日比43ドル97セント高い12273ドル26セントで終了(0.36%高)しました。
 ナスダックは、前日比18.99ポイント高い2809.44ポイントで終了(0.68%高)。
 S&P500種は、前日比7.28ポイント高い1329.15ポイントで終了(0.55%高)しました。

 ダウ構成30銘柄中19銘柄で上昇し、キャタピラーが2.92%高、3Mが1.48%高、アルコアが1.46%高、デュポンが1.22%高でした。
 銀行株も堅調で、もJPモルガンチェースが2.28%高、バンカメが1.93%高でした。
 一方、クラフトフーズが1.45%安、シスコシステムズが1.16%安、ファイザーが1.06%安。

 モーゲージ保証企業組では、MGICインベストメントは一時10ドル12セントまで上げ終値ベースでは前日比86セント高い10ドル03セントで9.38%高、ラディアン・グループは一時8ドル20セントまで上げ終値ベースでは前日比95セント高い8ドル03セントで13.42%高、PMIグループは一時3ドル49セントまで上げ終値ベースでは前日比9セント高い3ドル34セントで2.77%高でした。

 NY原油は、前日比1.15ドル安い1バレル85.58ドルで終了し、一時85.10ドルまで下落。
 NY金は、前日比2.1ドル安い1トロイオンス1360.4ドルで終了しています。

欧州3市場は小幅高もヘルシンキは2%安 英+0.71%、独+0.42%、仏+0.15%

2011-02-12 09:10:18 | Weblog
11日の欧州株式市場 2011年02月12日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT885184720110211
<ロンドン株式市場>
 反発。ムバラク・エジプト大統領の辞任を好感し、商品(コモディティ)・銀行株を中心に買いが入った。
 FT100種総合株価指数は42.89ポイント(0.71%)高の6062.90。一時5973.44の安値をつけた。
 CMCマーケッツのエクイティ部門責任者、ジミー・イエーツ氏は、同大統領の辞任について「不透明性がある程度払しょくされ、投資家の心理が上向いた」と述べた。
 鉱山・エネルギー株が上昇。エジプトでの操業規模が大きいセンタミン・エジプトは6.4%高。一時5%超下落していた。
 BGグループも3.5%上昇。テクニカル要因や合併・買収観測に支援され、取引時間中の過去最高値をつけた。
 欧州債務懸念は残るもののリスク選好が回復し、銀行株が反発。ロイズ・バンキング・グループは1.6%高となった。
 一方、今後の業績見通しへの懸念から小売株は下落。ネクスト、マークス・アンド・スペンサー(M&S)、キングフィッシャーは0.5―3.1%値を下げた。

<欧州株式市場>
 FTSEユーロファースト300種指数が4日ぶりに反発。ムバラク・エジプト大統領の辞任を好感し、商品株主導で上昇した。
 エジプトのスレイマン副大統領は11日、国営テレビで声明を発表し、ムバラク大統領が辞任し、大統領権限を軍に委譲したことを伝えた。
 FTSEユーロファースト300種指数は4.82ポイント(0.41%)高の1174.13。週足では0.8%上昇した。年初からの上昇率は4.7%。
 DJユーロSTOXX50種指数は1.31ポイント(0.04%)安の3024.37。 
 市場心理の改善や金属相場の上昇を受けて鉱山株に買いが入った。リオ・ティントが1.6%、アングロ・アメリカンが3.4%、それぞれ上昇した。
 エジプト情勢による供給混乱への懸念が後退し原油価格が下落したものの、エネルギー株も堅調に推移。BGグループは3.2%値上がりした。
 個別銘柄では、リーガル・アンド・ジェネラルが3.3%上昇した。ノムラが強気な見方を示したことに支援された。 
 一方、ノキアが14%安と急落。ノキアは11日、スマートフォン(多機能型携帯)分野で米マイクロソフトと提携する方針を明らかにした。同分野で先行するアップルやグーグル追撃を狙う同社は、2011・12年を「移行期」と位置づけたが、市場では利益率にマイナスの影響が出るのではとの懸念が強まった。
 ドイツの鉄鋼大手、ティッセンクルップも2.7%安となった。米国とブラジルに新設した施設について、操業開始コストが拡大する見通しを示した。

ウェーバー独連銀総裁、4月末で退任 2011年02月12日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT885178320110211
 ドイツ連銀(中央銀行)のウェーバー総裁(53)は任期を1年残して4月末付で退任する。メルケル首相の報道官が11日確認した。退任により、同氏は次期欧州中央銀行(ECB)総裁候補から正式に外れることになった。
 ザイバート報道官はロイターに対し「ウェーバー総裁は、在任7年となる4月30日で退任することをメルケル首相伝えた」と語った。
 総裁任期は2012年4月までとなっていた。
 報道官は「メルケル首相とショイブレ財務相は、個人的な理由による同氏の退任決定を敬意をもって受け入れた」と述べ、それ以上の詳細には言及しなかった。後任については、来週発表されるとした。
 ドイツ連銀もウェーバー総裁の退任を確認した。
 同総裁はこの日、メルケル首相とショイブレ財務相と会談した。総裁は会談後、記者団にはコメントしなかった。



 欧州3市場は序盤に下落したものの、その後は回復して、終盤はムバラク大統領の辞任による政局混乱の鎮静化を期待して更に上昇する展開。

 英FTSE100は、開始直後に6000ポイント割れし、一旦前日終値(6020.01ポイント)近辺まで戻すも、午前10時過ぎには5973.44ポイントまで下げるなど序盤は冴えない展開だったものの、その後はじりじりと回復し、午後3時少し前から上ピッチが加速。午後4時頃に一時6071.40ポイントまで上昇し、終値ベースでも前日比42.89ポイント高い6062.90ポイントで終了(0.71%高)しました。
 タローオイルが3.79%高、リーガル・アンド・ゼネラルが3.70%高、インターナショナルパワーが3.60%高、BGグループが3.50%高、ロンミンが3.43%高、アングロ・アメリカンが3.42%高、キャイリン・エナジーが3.21%高、セントリカが3.15%高、SABミラーが2.81%高、レゾリューション・リミテッドが2.75%高、ARMホールディングスが2.69%高、エクストラータが2.29%高、ウィヤー・グループが2.05%高、アント・ファガスタが2.03%高、フレスニロが2.01%高。
 一方、ネクストが3.10%安、インターナショナル・コンソリデーテッド・エアラインズ・グループが1.87%安。

 独DAXは、前日終値(7340.28ポイント)よりも20ポイント程安い7320.07ポイントでスタートし、午前9時半過ぎに一旦7330ポイント近辺まで戻すも、午前11時過ぎに一時7283.87ポイントまで下落しましたが、その後は回復に転じて午後2時頃に7340ポイント乗せ。その後午後4時半頃までは値固め状態でしたが、午後5時少し前から急上昇し、一時7390.48ポイントまで上昇。寄り付きにかけて調整したものの、終値ベースでも前日比30.92ポイント高い7371.20ポイントで終了(0.42%高)しました。
 3分の2の銘柄で上昇し、フォルクスワーゲンが2.64%高、BMWが2.32%高、ダイムラーが1.86%高。
 一方、ティッセン・クルップが2.70%安。

 仏CAC40は、前日終値(4095.14ポイント)よりも15ポイント程安い4080.74ポイントでスタートし、一旦4090ポイント近くまで戻すも、午前11時過ぎに一時4039.24ポイントまで下落しましたが、その後は回復に転じて、午後2時少し前に4075ポイント超え。午後3時過ぎまで値固め状態でしたが、その後は再び上昇に転じて、午後5時頃に一時4121.38ポイントまで上昇。終盤は調整したものの、終値ベースでも前日比6.17ポイント高い4101.31ポイントで終了(0.15%高)しました。
 6割の銘柄で上昇し、アルカテル・ルーセントが7.19%高、ミシュランが3.92%高、EADSが3.74%高、ソシエテ・ジェネラルが2.61%高。
 一方、ロレアルが4.28%安。

 欧州ローカル市場は、アイルランドが1.19%高で、ポルトガルが0.35%高、スペインの2市場はMAマドリードが0.18%高&IBEX35が0.11%高。
 他、ノルウェーが1.21%高、スイスが0.80%高、ベルギーが0.41%高だったものの、オランダは0.26%安。
 北欧3市場は、ストックホルムが1.04%高、コペンハーゲンも0.69%高だったものの、ヘルシンキは2.02%安と大きく下げました。

独裁30年、ムバラク政権崩壊…軍が全権掌握

2011-02-12 06:48:32 | Weblog
独裁30年、ムバラク政権崩壊…軍が全権掌握 2011年2月12日 
読売 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110212-OYT1T00039.htm
朝日 http://www.asahi.com/international/update/0212/TKY201102110319.html
 エジプトのスレイマン副大統領は11日夜(日本時間12日未明)、国営テレビを通じて演説を行い、ムバラク大統領が辞任し、全権を軍最高評議会に移譲したと表明した。
 AFP通信によると、大統領は11日、東部の保養地シャルムエルシェイクに移動した。これにより、30年にわたってエジプトに強権体制を敷いてきたムバラク政権は崩壊した。チュニジアで始まった政変は中東アラブの盟主エジプトでも体制崩壊につながった。周辺諸国に波紋が広がることは必至で、米国は対中東政策の根本的な見直しを迫られることになった。
 スレイマン副大統領は声明で、「我が国が直面している困難な状況を勘案して、大統領は辞任を決意した」と述べた。ムバラク大統領は10日の演説では、「私は憲法と国民の利益を守る責任を負い続ける」とし、今年9月の次期大統領選まで職にとどまる意向を改めて表明し、即時辞任を拒否していた。

ムバラク・エジプト大統領が辞任、軍に権限委譲 2011年02月12日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-19508620110211
 エジプトのスレイマン副大統領は11日、ムバラク大統領が辞任し、大統領権限を軍に委譲したと発表した。
 同副大統領は国営テレビで声明を発表し「(ムバラク大統領が)辞任することを決定した」と述べた。
 また「国が困難な状況にあることを踏まえ」大統領は軍最高評議会に権限を委譲したと語った。
 軍関係筋は、タンタウィ国防相が軍最高評議会のトップに就いたと述べた。
 アルアラビアテレビが報じたところによると、軍最高評議会は内閣を解散、議会を凍結し、最高憲法裁判所長官とともに国政に当たる方針。 
 大統領の退陣表明を受け、タハリール広場に集まった民衆からは歓喜の声が上がり、涙を流す人の姿も多く見られた。
 9月には大統領選挙が自由かつ公平な形で実施される方針となっているが、軍がどれだけ積極的に真の民主化に向けて取り組むのか、一部では懐疑的な見方も出ている。 
 バイデン米副大統領は、軍部の役割を念頭に、エジプトは民主主義を確立すべきと主張。移行期間は「後戻りできない」ようにすべきであり、エジプトの政変は同国および中東諸国にとって「極めて重要な」瞬間だと述べた。
 キャメロン英首相は、エジプト国民にとって、国を一つにまとめることのできる政府を持つ機会を手にした貴重な瞬間だと指摘。メルケル独首相はエジプト国民の幸福を共有するとの談話を発表した。
 一方、イスラエルは、ムバラク大統領の退陣により、両国間の関係が変わらないことを望むとの見解を示した。
 金融市場も中東産油国における対立の可能性が後退したとの見方から、退陣表明を好意的に受け止めている。またスイス当局は、ムバラク大統領のものと思われる資産を凍結したことを明らかにした。
 米原油先物3月限は一時、10週間ぶりの安値となる85.10ドルをつけた。終値は1.15ドル(1.33%)安の85.58ドル。

「この瞬間待っていた」カイロ市民歓喜 2011年2月12日 
読売 http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/news/20110211-OYT1T00526.htm
朝日 http://www.asahi.com/international/update/0211/TKY201102110310.html
 中心部のタハリール広場でムバラク辞任を求め続けた反体制デモの参加者たちは、大統領が辞任表明したとの情報が伝えられると、「我々はエジプト人としての誇りを持っている」と叫び、頭上でエジプト国旗を振っていた。
 無職男性(55)は「この瞬間を待っていた。これで腐敗の時代はもう終わる。これからよい人生を送ることができるだろう。本当にうれしい」と叫んだ。
 カイロ中心部の通りを走る車はクラクションを鳴らして喜びを表現した。30代のタクシー運転手は「ただ素直にうれしい。この国がどうなるかわからないが、これからきっと、いいことがあるだろう」と興奮気味に語った。
 タハリール広場には11日午前までに十数万人が集結。大統領の出身地、北部ミヌフィーヤ県から来たという大工マフムード・バンナさん(53)は「昨晩はいらいらしてよく眠れなかった。ムバラクを裁判にかけ、すべての悪行を暴くべきだ」とまくしたてた。
 カイロ大大学院の女子学生オラ・マフムードさん(21)は「ムバラク大統領が国民の要求と全く逆のことを言った。私たちはなめられていると感じた」と語気を強めた。
 カイロの大統領府前でデモに参加した40歳代の男性は、「しょせんムバラクと軍は同じ穴のむじなだ。ただ、軍までは敵には回したくない」と小声で語り、軍主導の政権運営への不満をあらわにした。

国家元首の座はムバラク氏…駐エジプト米大使 2011年2月12日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110211-OYT1T00478.htm
 エジプトのサメハ・シュクリ駐米大使は10日、米FOXニュースの番組に電話出演し、ムバラク大統領が権限を移譲するとしたスレイマン副大統領について「実質的な大統領で、憲法上定められたすべての権限を握っている」と説明した。
 大使は一方で、国家元首の座は「現在もムバラク大統領が形式的に保持している」としたほか、副大統領は議会解散権や閣僚解任権、憲法修正権を持っていないとも指摘。「権限」のあいまいさが浮き彫りになった。

ムバラク後、エジプトに反米国家…イラン大統領 2011年2月12日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/news/20110211-OYT1T00495.htm
 イランのアフマディネジャド大統領は11日、テヘラン中心部のアザディ(自由)広場で開かれたイラン革命32周年記念式典で演説し、エジプトで続く反体制デモについて「まもなく、米国やイスラエルの存在しない『新しい中東』が出現するだろう」と述べ、親米のムバラク大統領が辞任すれば反米国家が出現するとの見方を示した。
 また、「イラン革命は世界に新たなイスラム革命を引き起こしつつある」とも述べ、大統領辞任後のエジプトはイスラム体制化すると強調した。
 アフマディネジャド大統領は「エジプト国民は自らの将来を選択する権利があり、イランはこれを支援する」と述べ、エジプトの反体制派を支援する可能性も示唆した。



 10日夜に重大発表があると報道され、11日の朝刊に『辞任発表か?』と1面スクープされるも、副大統領への権限移譲はしたものの、依然として大統領としての地位には留まる意向を示していたムバラク大統領ですが、エジプト国民の猛反発を受けて、とうとう辞任に追い込まれ、軍が全面掌握することになったようです。
 とはいえ、ムバラク氏は東部の保養地シャルムエルシェイクに移ったとはいえ、国家元首の座は形式的とはいえ未だに保有しているようですし、いきなり民主化を進めばその反動がどう出てくるか予想がつかないだけに、ひとまずは軍が政権を掌握するのは致し方のないこととはいえ、軍事政権が独裁国家を維持し続けようとする誘惑に駆られない保証はなく、おそらくは暫定政権としてスレイマン副大統領あたりが今年の秋に新しい大統領が決まるまでの暫定政権を担当することになるのだとは思いますが、副大統領とてムバラク大統領と同じ過ちを犯さない保証もないわけで、今後どうこの国の独裁政権体制を変えていくのか、もうしばらくはエジプト情勢を注意深く見守る必要があるのではないかと思います。

週末11日のアジア株式は中国は続伸、インドも1%半高。 台湾は2%半、パキスタンと韓国は1%半の下落

2011-02-12 06:46:31 | Weblog
中国・香港株式市場・大引け=上昇、香港の週間下落率は昨年5月以来の大きさ 2011年02月11日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK885142120110211
 11日の香港株式市場は反発して引けた。ただ、週間では4.5%下落し、昨年5月以来の大きな下げとなった。年初来好調だった銘柄に利益確定の売りが出た。
 ハンセン指数終値は120.30ポイント(0.53%)高の2万2828.92。昨年5月から維持してきたトレンドの支持線(2万3163付近)を割り込んだことで、昨年12月につけた安値2万2400まで下落する可能性が生じている。
 ハンセン中国企業株指数(H株指数)終値は59.22ポイント(0.49%)高の1万2081.82。
 上海株式市場は不動産株の上昇に支援され、続伸して引けた。今週は旧正月(春節)で営業日が少なかったが、週間では1%上昇した。
 上海総合指数終値は9.165ポイント(0.33%)高の2827.328。
 今月はA株がH株をアウトパフォームしており、A株のH株に対するバリュエーションのプレミアムは昨年5月以来の高水準。一部のアナリストは、A株は年内、H株をアウトパフォームし続けると予想している。
 上海市場の不動産株指数は1.7%上昇。1月も住宅価格の上昇が続いたとの新聞報道がセンチメントを押し上げたもよう。
 万科企業は1%高、中華企業は10%上昇しストップ高となった。
 香港市場では、今週の相場全体を支援してきたHSBCホールディングスが0.7%下落。
 インターネット大手のテンセント・ホールディングスは5.3%上昇。
 前日に5%近く下げていた香港取引所(HKEx)はほぼ終日マイナス圏で推移していたが、0.7%上昇して取引を終えた。

中国人民銀行が一部中小銀行の預金準備率引き上げ、懲罰的措置 2011年02月11日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS885125120110211
 中国人民銀行(中央銀行)は、懲罰的な措置として一部の中小銀行の預金準備率を引き上げた。中国証券報が11日報じた。
 同紙が関係筋の話として伝えたところによると、人民銀行は春節明けに、都市商銀を対象に個別の預金準備率を適用した。適用された預金準備率の詳細には言及しなかった。
 大手銀行の預金準備率は現行19.5%。
 中国証券報によれば、人民銀行は今年第1・四半期にインフレ対策を強化する見通しで、銀行ごとの懲罰的な預金準備率の適用を政策ツールとして好んで用いるとみられている。
 関係筋が同紙に語ったところによると、人民銀行は、1月前半の2週間の銀行融資が高水準だったことを受けて、今回の預金準備率を引き上げに踏み切った。また、中小行を対象とした今回の措置は、自己資本比率の低い銀行にはより厳しく対処するとした人民銀行の方針に一致しているという。

台湾株式市場・大引け=4日続落、下落率は過去8カ月で最大 2011年02月11日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK885121720110211
 11日の台湾株式市場の株価は、外国人投資家のリスク回避と利益確定のための売りが続き、4営業日続落。
 加権指数は前日終値比226.7ポイント(2.57%)安の8609.86で終了し、2010年5月以来最大の下落率となった。前日の下落率は1.9%だった。 同指数は年初来で4%下落している。
 JPモルガン・アセット・マネジメントのファンドマネジャー、ビンセント・ホー氏は「ここ数日の下落の主因は利食い売りにある。台湾株式のパフォーマンスは12月以来良好で、下落はファンダメンタルズの変化というよりは戦術的なものだ」と分析した。
 外国人投資家の10日の売り越し額は169億台湾ドル(5億8000万米ドル)で、昨年7月1日以来最大となった。外国人の10日まで3営業日の売り越し額は206億台湾ドル。1月は993億台湾ドルの買い越しだった。
 11日は金融株が下げを主導し、金融株指数は4.3%安となった。

シドニー株式市場・大引け=反落、鉱山関連株や金融株に売り 2011年02月11日 ロイター
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 11日のシドニー株式市場は反落して引けた。
 S&P/ASX200指数は前日終値比33.534ポイント(0.7%)安の4880.9。前日までは7営業日連続で上昇していた。
 英豪系資源大手リオ・ティントの株式買い戻し計画が予想を下回る規模だったことを嫌気した売り物に同株が下落。売りは鉱山関連株全般に波及した。
 不穏なエジプト情勢も圧迫要因となったが、鉱山株、金融株の下げの主因は、先週の上伸を受けた利益確定の売りだった。
 CMCマーケッツのストラテジスト、リック・スプーナー氏は「エジプト情勢を受け、一部の買い手が取引を控えている。ほとんどのアナリストは、スエズ運河経由の貿易が停滞したり、他の中東地域に政情不安が飛び火したりする可能性は低いとみている。ただ、エジプトの状況がきわめて流動的なため、リスク均衡のため現時点で買いを控えるのが適当との見方が出ている」と述べた。
 リオ・ティントの株式買い戻し計画が50億ドルと小規模だったことが投資家の失望売りを誘い、同株は1.6%安の87.28豪ドルで終了した。同業のBHPビリトンは0.8%安の46.38豪ドル。
 ニュークレスト・マイニングは1.4%下落し、37.16豪ドルで引けた。
 今週堅調に推移していた大手銀行株も反落し、コモンウェルス銀行(CBA)は0.9%安。
 半面、豪通信最大手テルストラは1.04%上伸し、2.91豪ドルで終了。
 第2・四半期の売上高が不振な結果となった家電チェーンのハーベイ・ノーマンは、1.7%安の2.92豪ドルとなった。

ソウル株式市場・大引け=続落、来月以降の利上げ観測や海外勢の売りで 2011年02月11日 ロイター
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 11日のソウル株式市場は続落。韓国銀行(中央銀行)が政策金利の据え置きを決めたものの、インフレや金融引き締めをめぐる根強い懸念を背景に、海外勢による売りが続いた。
 外国人投資家による売り越しは6157億ウォン。前日は1兆1000億ウォンと、ここ3カ月間で最高の水準に達していた。
 韓国中銀はこの日、政策金利を据え置いたが、金仲秀・総裁の発言は、中銀が来月にも利上げを実施し、年内に一段の引き締めを行う可能性が高いことを示唆した。
 総合株価指数(KOSPI)終値は31.31ポイント(1.56%)安の1977.19。
 現代海上火災保険が2.9%、サムスン生命が2.83%、それぞれ下落。
 建設株では大宇建設が3.38%安、斗山建設は4.24%安となった。
 銀行株も売られ、ハナ・フィナンシャル・グループは5.66%急落。同社は10日、新株発行を通じて1兆4000億ウォンを調達する計画を明らかにした。調達資金は韓国外換銀行(KEB)の買収に充てる。
 サムスン電子は2.24%安、ポスコも0.93%安。現代自動車は0.29%上昇した。


ベトナムが通貨ドンを8.5%切り下げ、許容変動幅も1%に縮小 2011年02月11日 ロイター
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 ベトナム中央銀行は11日、通貨ドンを8.5%切り下げると発表した。ドンの切り下げは昨年8月以来。過去3年近くで6度目となる。
 新たなドンの対米ドル基準値は2万0693ドン。基準値は昨年8月以降、1万8932ドンに設定されていた。
 中銀はまた、ドンの対米ドル相場の許容変動幅を基準値の上下3%から1%に縮小することを発表した。
 ベトナムでは、ドンの公式レートと非公式(闇)レートの格差の調整するための切り下げが広く予想されていた。



 週末11日のアジア株式市場は、日本株式市場が祝日で休場の中、中国各市場は0.32%高~1.13%高と続伸(上海総合は0.33%高、上海A株は0.32%高)したほか、インドが1.52%高、インドネシアが0.54%高、香港ハンセンが0.53%高、フィリピンが0.29%高、タイが0.05%高。
 一方、台湾が2.57%安、パキスタンが1.64%安、韓国が1.56%安、シンガポールが0.84%安、オーストラリアASXが0.62%安となっています。