盗難のファラオ立像発見…デモ広場に放置

盗難のファラオ立像発見…デモ広場に放置　2011年2月18日　読売
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110218-OYT1T00130.htm
　エジプトのザヒ・ハワス考古相は１７日、首都カイロのタハリール広場のそばにある考古学博物館から、ムバラク前大統領の辞任を求めるデモの最中に盗まれた収蔵品１８点のうち、古代エジプトのファラオ（王）、アメンホテップ４世（アクエンアテン）の立像（石灰岩製）が見つかったと発表した。
　同相によると、タハリール広場でデモに参加していた１６歳の少年が、立像を同広場にあるゴミ箱のそばで見つけ、自宅に持ち帰った。少年の母親らが収蔵品ではないかと考えて同博物館の関係者に連絡し、所在不明となっていた立像と判明した。立像は１６日、博物館側に引き渡された。
　ＡＰ通信によると、盗まれた１８点のうちこの立像以外に、３点が博物館の敷地内で発見されている。



　ムバラク前大統領の辞任を求めるデモのさなか、首都カイロのタハリール広場のそばにある考古学博物館から盗まれたファラオ立像がゴミ箱のそばから発見されたそうです。
　まあ、これだけ全世界的に知られている品物など、持ち出した輩も余程の裏ルートでもなければ売却することも困難でしょうし、買う側だって一歩間違えば自分の後ろに手が回りかねず、結局は持ち出したものの買い手が見つからず、処分に困り果てた（第一、こんなものを長期間手元に置いておいて、もしバレてしまったら、信心深い人から命を狙われかねないでしょう）のだろうな…とは思いますが、国の宝で貴重な外貨を稼ぎだす観光資源が戻ってきて本当に良かったと思いますし、残りの盗まれた展示物も無事戻ることを願ってやみません。

1円玉しか入っていない香典袋で香典返しを貰おうとしたアホな詐欺男が現行犯逮捕

消防士、焼香せずバレる…香典返し詐取容疑　2011年2月17日　読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110217-OYT1T00026.htm
　通夜に弔問客を装って訪れ、香典返しの現金をだまし取ったとして旭署は１６日、千葉県銚子市消防本部消防士長、石橋和成容疑者（３３）（銚子市垣根町）を詐欺容疑で現行犯逮捕した。
　発表によると、石橋容疑者は同日午後５時１５分頃、同県旭市内の斎場で行われていた通夜に弔問客を装って訪れ、受付の男性に架空の名前を書いた３人分の香典を手渡し、３人分の香典返し計１万５００円を受け取り、だまし取った疑い。石橋容疑者はスーツ姿に黒いネクタイで訪れ、渡した香典袋は通夜と告別式の計６袋で、それぞれ１円玉しか入っていなかったという。
　香典を出したにもかかわらず焼香をせずに斎場を出たため、男性が不審に思い香典袋の中身を確認。連絡を受けた女性従業員が石橋容疑者に声をかけて取り押さえた。銚子市消防本部によると、石橋容疑者はこの日は非番で休みだった。



　う～ん。親族関係者を装って受付に座り、隙をみて香典を盗み出す香典泥棒の話は結構昔からあると聞いていますが、最近は香典返しを奪うセコイ手口の詐欺もあるんですね…（吃驚
　まあ、この輩も『以前職場でお世話になった。会社の関係者の分もまとめてもってきた』とでも装うつもりだったのだろうな…とは思いますが、人の通夜に出ておいて焼香をせずに帰ろうとすれば不自然に思われるのは当然でしょうし、中身もせめて千円札の1枚でも入っていれば、詐欺容疑で現行犯逮捕できたかどうかも微妙（香典の金額は気持ちだけに、1円というどう見ても世間的に不相応な金額ならまだしも、千円なら『経済的に苦しくてそれだけしか出せなかった。他の人の分も任されただけでわからない』とでも上手く言い逃れされてしまった可能性の方が高いかと思います）だったのではないかな…とも思うのですが、さすがに中身が1円玉では言い逃れも無理でしょうし、たまたこのケースでは容疑者がアホで助かりましたが、人の不幸につけこむこんな詐欺手口もあるんだよと紹介したくて、あえて当ブログでもこの記事を取り上げたいと思います。