・725ページの分厚い本ですが、傑作中編が6編、
波乱万丈、読み応えのある本で、スティホームにピッタリ!。
作者は「ドン・ウィンズロウ」私立探偵、テロ対策トレーナー
法律事務所のコンサルタントとして働いた経歴。
・表題の「壊れた世界の者たちよ」は
ニューオーリンズ市警夜勤の通信係エヴァー・マクナブは
週に5夜、8時間連続で、壊れた世界の日常に耳を傾けて
いる。自動車事故、強盗、発砲、殺人、傷害、死亡の通報に
耳を傾ける。
夫はかつて警察官で息子二人も現職の警察官。
その息子が麻薬がらみの事件に巻き込まれ、殺害される。
復習に燃える母親と息子はたして・・・。
・「血は水より濃し」を思い知らされた本でした。
※「この世では誰もが壊される。が
壊された場所でより強くなる者も少なくない」
アーネスト・ヘミングウェイ(武器よさらば)