石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

福島原発作業員の安全・健康管理問題で一歩前進!

2011-05-20 22:35:09 | 活動レポート
厚生労働省が、「福島第一原発作業員健康管理等対策推進室」を立ち上げました。

細川律夫厚生労働大臣が今日、閣議後の記者会見で公式に発表しました。私たちのところへはすでに情報が入っていたのですが、一応、発表までは公表しないという約束を守って、このタイミングでのお知らせとなりました。

この推進室は、もちろん、東京電力福島第一原子力発電所で働く作業員の健康管理を担う専門部署という位置づけで設置されたものです。すでに厚生労働省が約束をしていた、作業員の被ばく線量を管理するデータベースを作るほか、安全・健康管理問題で、東京電力への監督も強化するとのことです。記者会見で細川厚労相は「作業員の健康管理に全力で取り組む」と発言されたそうですが、ようやく私たちの訴えが形になって表れてきた、と思うと嬉しいですね。

ただ、タイミングとしては二歩か三歩、遅かったという感じは否めません。それだけに、今後、その分をしっかり取り戻してもらわなくてはなりません。

東京電力に対して、全作業員の被ばく線量の提出を義務付けるというのも、私たちの要請通りです。すでに、1ヶ月毎に健康診断を義務づけるという通達も出していますから、その結果を併せてデータベースに登録して管理し、今後も継続的に健康状態をモニターするわけです。

実は今週、私たちも雇用対策ワーキングチームの下に「福島原発作業員安全・健康管理問題作業班」を立ち上げることを決め、私が班長に指名されました(班長代理は福田えりこ衆議院議員)。すでに、数十項目に及ぶチェックリスト・改善項目を作りましたので、今後、厚労省の対策推進室と連携し、作業員の安全・健康問題についてしっかり取り組んでいきたいと思います。

なお、原発作業員の安全・健康問題について何かご指摘やご提案がある方、どうかお気軽にコメントをお寄せ下さい。