石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

5月16日、行政監視委員会で質問に立ちます!

2011-05-09 23:29:23 | 活動レポート
連休中に要望を出していたのですが、今日になって朗報が!

5月16日(月)の参議院行政監視委員会で、民主党を代表して質問に立つことになりました。25分という短い時間ですので、この間ずっと取り組んできた福島原発作業員の安全・健康管理問題に絞って質問したいと思っています。

応援、宜しくお願いします!

最高検察庁での不思議な話

2011-05-09 22:42:57 | 活動レポート
今日、参議院行政監視委員会の視察で、最高検察庁に行ってきました。

行政監視委員会では、今国会の重要監視案件の一つに「検察不祥事問題」を取り上げています。これまでも、2月に大阪地検を視察して現地調査を行い、さらに4月には村木厚子さんを参考人として委員会にお呼びして事情を聴取。とりわけ、村木さんからの聞き取りでは、①調書作成のための特捜部検察官とのやり取りの多くが、新聞にリークされていたこと、②全く事実と異なる調書が数多く作成されたこと、③最高検による内部調査では村木さんへの聞き取りが一切、無かったことなどの問題が浮き彫りにされました。

今回は、最高検察庁を訪問して、検事総長から直接、今後の検察改革の取り組みについて意見を聞こうという趣旨で視察が行われたものです。

ただ本来は、前回、村木さんが委員会に参考人として来てくれたように、検事総長が委員会の招集に応じて、参考人として出席いただくべき話。私は理事ではないので、今回なぜ、わざわざ我々の方が大挙して最高検まで事務総長に会いに行かなければならなかったのだろう?と疑問に思っていたら、冒頭、その謎が解けました。

つまり、行政監視委員会として事務総長に参考人としての出席を要請したにもかかわらず、最高検側がそれを拒否していたのです。国民の代表者たる国会の要請を断るというのは、これは相当なものです。冒頭、「なぜ、断ったのか?」「誰の決定なのか?」という質問が矢継ぎ早に出されましたが、検事総長の回答は全く要領を得ず。「それでは、今度また出席を要請したら、誰が判断するのか?」という質問に、「私個人の判断では承諾出来ない」との回答が。

つまり、検察のトップである最高検察庁の検事総長は、国会への出席について自分で判断出来ないということなのです。いや、これは驚き。では誰の判断なのか?検事総長は結局、はっきりと答えを示してくれませんでした。ん~、全く不思議な国ですね、この国は。恐らくこれは、法務省の判断なのでしょうが、この辺は、今後また明らかにする必要があります。

そして、今後の検察改革についての最高検の取り組みについても、残念ながら今ひとつ、確たる信念と方向性が見えませんでした。と言うより、どちらかと言えば後ろ向きの回答だったと思います。取り調べの全面可視化の問題一つとっても、「いろいろと課題が多い」というフレーズが連発され、結局は部分的な可視化ぐらいでお茶を濁そうという目論見ではないかと疑ってしまうぐらいの歯切れの悪さでした。

行政監視委員会としては、今後も引き続き、検察改革の問題について監視を続けていく予定です。何と言っても、検察が国民の信頼を取り戻すためには、検察自身の自助努力と自力改革が不可欠。検事総長と最高検の今後の真摯な取り組みを要請します。