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遊一改め入船亭扇蔵、出演情報。 

2015年3月、扇蔵を襲名しました。タイトルは、今も仮です…。

浄土 信州

2008年03月27日 | 寄席
19日。 鈴本の出番は最終日、天気はハッキリしないが、客席は良いお客様でした。 出演者もそれに応え、遠方からのお客様も満足されたようです。


20日。 池袋演芸場にて、“福袋演芸場”。 あいにくの天気でしたが、110名様のご来場が。 ありがとうございましたm(__)m

 さん若  「千早ふる」

 ちよりん 「鷺とり」

 一之輔  「天災」

 遊一   「猫の皿」

 窓輝   「桶屋裁き」

ネタ下ろしに続き2回目。 前回抜けてしまったセリフを忘れぬよう、注意を払う。 その代わり、時間の関係でマクラと途中の説明はカット、ピタリ20分を残して、トリに渡す。

高座を終え、すぐに池袋を後にして、大宮で長野新幹線。 長野・松代町のお寺で、彼岸会の落語会。 14時半には高座に上がってました、新幹線は早いです。 こちらはタップリ、1時間で二席務めました。



※次回の“福袋演芸場”は、4月29日(祝)。 出演は、柳家の6人です!

天位 無法

2008年03月27日 | 寄席
17日。 いっこうに、左目の腫れがひかない。 それどころか、「どうしたの?」「大丈夫?」と、驚かれる始末。 痛みは無いが、赤みが増しているようです。 今日も、コンタクトは装着できず。 

そんな折り、トリの扇辰師匠は『心眼』。  花粉症は不思議なもんで、“寝ている間は、よ~くこする”ことに気付き、眼帯を購入しました。 寝る前に塗り薬をつけ、昔ながらの眼帯を着け、安心して就寝…。


18日。 目を覚ますと両目が開いた…、ん??。 なんと、眼帯は布団の中に。 いつ外れたかは不明、ホント何にもなりません。 そんな中、築地本願寺・ブディストホールへ。 今日は昼夜で、本願寺寄席だ。

昼の部を終え、急ぎ協会事務所へ移動。 雑俳“たちみ連”のひらきに遅れて参加。 二ツ目有志が集まり、小ゑん師匠ご指導の下、以前作った「折り句」と「洒落附」の選を発表。 

折り句は、“た”“ち”“み”を五七五の頭に持っていきます。

篝火舎心亭宗匠が取って下さったのが、

 高輪で 忠臣たちが 道の供

洒落附は、人体の名称を使って、洒落を作ります。 こちらは、宗匠選で天位を頂戴しました。

 かかと子の絆

それぞれに、宗匠が“効き(選んだ理由を七・七で前に付け、句を引き立てる)”付けて下さいます。 

 三百年を 越した長旅
 高輪で 忠臣たちが 道の供

 靴をはかせて お散歩の道
 かかと子の絆


上手になったんじゃないかと、錯覚します。 気分良く、夜公演に戻れました。 

風車の理論

2008年03月15日 | 寄席
13日。 渋谷にて、ちょっとした会合。 渋谷駅から道玄坂へ抜ける路地で、元UWFインターの宮戸優光選手とすれ違う。 以前、漫画家の花くまゆうさく氏とすれ違った同じ場所だ。 その前は、PRIDEの小路晃選手ともすれ違いました。 格闘技関係の人しか会ったことがない道。

蛇の道は蛇、宮戸氏は今や“蛇の穴”の主宰者だ。 コーチは本家“蛇の穴”ビリーライレージム出身、“人間風車”ビル・ロビンソン。 高円寺近辺での人間風車遭遇率、かなり高いらしい…。

で、その会合(要するに飲み会)は飲み手が多いので、飲み放題にしましたが、メニューに黒糖焼酎があるのが嬉しい。 “れんと”を数杯。 2軒目の店には“黒糖パンチ”という飲み物が。 黒糖焼酎のトニックウォーター割り、迷わず行けよ、頼めばわかる…、オーダー!。 危ぶむなかれ、飲めばわかる、家も近いし、迷わず帰れる。

楽しい飲み会は、しばし時間を忘れますね。


14日。 夕べ、涙が止まらないと思ったら、左目の炎症が悪化してました。 鈴本の高座は、コンタクトレンズを装着せず。 客席と時計が見えない不安感が。 ふだん素顔のレスラーが、いきなりマスクを着用したようなものか。 だいぶ勝手が違います。 

左目だけ涙がにじみ、鼻孔からは鼻汁、それをそのまま受け流す(きたない)、それが風邪の理論(ウソ)。 

花粉の呼吸

2008年03月13日 | 寄席
10日。 部屋の片付けと事務作業の日。 開けてない(開けられない)段ボール、まだまだ有ります…。

7月13日(日)、“入船亭遊一の会”の開催が決定しました。 お江戸日本橋亭の昼間、詳細は改めてお知らせします。


11日。 3月中席初日、今日から鈴本演芸場の夜席。 朝は師匠宅へ。 表の掃除以外でも、マスク着用です。 

鈴本の夜席は、一門の扇辰師匠がトリを務めます。 私は、ほぼ同期の柳家麟太郎兄さんとの交互出演。 出番は、11・12・14・17・19日の5日間です。


12日。 鈴本演芸場の2日目。 5日の永住亭、9日の研精会に匹敵するバッドコンディション。 鼻水が止まらず、呼吸が狂うのが困ります…。 もちろん風邪ではなく、花粉症ですのでご心配なく。

アゲアゲ

2008年03月04日 | 寄席
1日。 黒門亭の前に噺の稽古、教えて頂いた師匠に見てもらいました(黒門亭の会場で)。 いわゆる“あげ”の稽古です。 かなりの直しと、噺周辺の知識を大量に授かりました。 そのまま黒門亭・昼の部、満員札止めの盛況! ご来場ありがとうございましたm(__)m

テレビで、ドリー・ファンク・ジュニアの引退を知る。 “NWA世界チャンピオンのような噺家”、これが私の理想。 ドリー、レイス、フレアー、AWAならニック、憧れますなぁ。 ちなみに、“ドリー”という名前、日本で言うなら熊五郎、いや、与太郎レベルの名前らしい。 高橋与太郎ジュニアってな感じか??

風邪に慣れ

2008年02月20日 | 寄席
15日。  浅草演芸ホールの5日目、中日(なかび)です。 私の出番は今日が最後、久しぶりに「寿限無」を。

昨日の“蘇民祭”に出た真打の件、続報です。 ご存知の方もいらっしゃるようですが、H師匠、ご本人だそうです。 しかも、地元テレビのインタビューにも答えていたそうで。 毎日新聞のHPにある画像で、誰なのかは確認できます。

浅草の楽屋で、何度か「事務局長に似てる」と言われました。 坊主頭の時は、前事務局長にも似てると言われたし…。 某師匠曰く、「事務員顔なんだよ」。

終演後、浅草からTXで同級生の通夜へ。 大学卒業以来、2度目の対面がこんな形になるとは思ってもみませんでした。 昔と全然変わってないし…、まだ35歳だなんて。 

寄席(高座)→踊りの稽古→打ち合わせ→寄席(楽屋)→お通夜で、完全に風邪ひきました。 この冬は、何度風邪をひくのか…。 


16日。 2日続けてのつくばエクスプレス、今日は終点・つくばまで。 足湯で熱を下げ、薬を飲みまくって出発。

筑波西武の寄席“筑波西武亭”、2回公演。 毎回、100人を超えるお客様、ありがとうございました。

最前列の小学生、以前、守谷の“子ども寄席”で小噺をやってもらった男の子だ。 帰りのエレベーターで一緒になり、お母さんに声を掛けられました。 皆さん、ご来場ありがとうございましたm(__)m

楽屋考

2008年02月14日 | 寄席
13日。  浅草演芸ホール、3日目。 天気は良いが、風がとても強い。 招待券のお客様は早くから、並んでらっしゃる。 出演者より大変です、招かれてる筈なのに…。

高座を終え、今日も踊りの稽古。 終わって、夜は世田谷・若林のギャラリー233へ。

 “第34回 233落語ナイト” 

 喬之進  「仏馬」

 遊一   「崇徳院」

珍しい噺を聴けました。 楽屋は高座の脇なので、共演者の噺が聞き放題、勉強になります。 「仏馬(ほとけうま)」は、その名の通り仏教色の強い噺。

毎週第2水曜日に開催しているこの会、1年前は2月14日でした。 その日は代演で「幾代餅」、2年連続恋患いの噺になっちゃいました。


14日。 浅草4日目、今日も寒い。 楽屋にいると、お後の師匠の携帯に、ある問い合わせの電話が。 巷で話題の“蘇民祭”(裸の男達のポスターでモメた)のニュース映像に、某若手真打らしき姿があったとのこと。 あれは本人なのかと、真偽を問う電話だそうで。 早速、その本人の携帯にかけましたが、残念なから留守電で。 続報は後日!


先日、いびきのことを書きましたが…。 午後、同級生の訃報が届く。 尋常じゃないいびきの同級生、気付いたご家族がすぐに病院に運びましたが意識は戻らず、昨日亡くなったそうです。 ホントに早過ぎます…。


※今日も、演芸ホールのトイレから。

楽屋行

2008年02月13日 | 寄席
11日。 午前、池袋演芸場にて“福袋演芸場”の手伝いを。 駅で、今回の番頭・金兵衛兄さんに会うと、「集客が心配だ」とこぼしてましたが…。 なんと、115名様のご来場! ありがとうございましたm(__)m

次回、3月20日の出演は、三遊亭窓輝・春風亭一之輔・柳家さん若・古今亭ちよりん・入船亭遊一。 ということで、私も出ます! 10時開演です、よろしくお願いしますm(__)m 

お手伝いと言っても、仲間との私語かなり多し。 ふだん顔を合わす機会の少ない二ツ目が集まるので、楽屋が(ロビーにも溢れてますが)賑やかです。

途中で池袋を失礼し、浅草演芸ホールの昼席へ。 初日から、立見の大盛況でした。 今席は15日まで、浅草通いです。 浅草は出演者が多く、こちらの楽屋も賑わっております。 久しぶりの演芸ホールですが、楽屋のトイレも段々賑やかになっている(画像参照)。


12日。 浅草演芸ホール、2日目。 冷たい雨の中、今日も満員のお客様。 高座を降りると、お後のさん喬師匠が「イイ色の着物だね、浅葱色?」、「はい」。 「でも、腹を切りそうな色だね」と言いつつ、高座へ。 そうなんです、勘平が切腹する時の着物と同じ色なんです。 お芝居をご覧になる師匠に、よく指摘されます…。 

浅草は、踊りの師匠宅が近いので、中抜けして踊りの稽古へ。 戻って、師匠と大師匠にご挨拶。 昼席がハネて大師匠と食事、その後喫茶店に行くと、漫才の順子先生やマジックのアサダ先生がいらっしゃる。 さながら、浅草演芸ホール・楽屋分室。

夜は湯島で一席。 宴会でしたが、皆さん飲食を中断して、耳を傾けて下さいました。 ただ、私一人だけなので、楽屋はシーンとしています。 

いびき

2008年02月10日 | 寄席
7日。 今日も奇数日、末廣亭の出番です。 高座に上がると、最前列にイビキをかいて寝ているお客様が。 こっちは慣れてますが、やはり周りにいるお客様は気になるようです。 途中で眠りに落ちる方はよく見かけますが、開演早々とは珍しい。

終演後、寄席に来ていた同級生と一杯。 目の前の席に、そのイビキの主がいたそうで…。

松本清張の短編に「いびき」ってのがありますが、あれは面白い。 新潮文庫の『西郷札』か『佐渡流人行』、どちらかに(スイマセン、忘れました)入ってます。 新潮カセットブックでは、小三治師匠が朗読していたハズ。 清張の歴史物、好きだ!



8日。 午前、鷺宮の高齢者会館にて1時間。 終演後、手作りの団子をご馳走になる。 「大学生ですか?」って聞かれ、思わず「落研かよ」とガッカリしました。 が、そうではなく、若いということを言いたかったらしい。 それはそれで、無理があります…。

踊りの稽古でヘトヘトになり、協会事務所で早朝寄席のチラシ作り。 帰宅して、落語協会メールマガジンの編集作業。 締切り間際になんとか、やり終える。 珍しく忙しい一日。

ふだんの楽屋

2008年02月07日 | 寄席
5日。 奇数日は、新宿末広亭・昼の部だ。 高座前は、いろいろ思案します。 勉強会なら「この噺をやろう」と、前から決められますが、寄席はそうはいきません。 客席の様子・寄席の流れ・時間などを考え、最適な(と思われる)ネタを選択しないといけません。 

前座の高座、「静かな『子ほめ』だなぁ」という楽屋の声もあり、寄席ではあまりやらない“転失気”を短めに。 高座を下りると、早速に楽屋の師匠からのアドバイス。 これも高座⇔楽屋が至近な利点。 楽屋の師匠連は聞きたくなくても、我々の噺を聞かざるをえないのです。 

客席から見ると、上手に障子がありますよね、そこにお囃子の師匠がいます。 今は障子とガラス戸がありますが、私の前座時分は障子だけでした。 だから、高座の様子が楽屋に筒抜け、よくアドバイスやお小言を頂戴しましたものです。 ガラスのおかげで、今の楽屋はフツーの声で喋れますが…。 


6日。 また雪です、今日は外回りなのに…。 御茶の水界隈を散策してる時が、一番激しかったような。 やはり、ふだんの行いのせいでしょうか。

神田明神から湯島聖堂へ。 孔子廟(内部)が見られないのは知ってましたが、楷の木へ向かう道が封鎖されていて、雪の中を大回り。 やはり、ふだんの行いが大事です。


告知です!

“第16回 入船さん、こんにちは 柳家さん、こんばんは” 

3月2日(日) 日暮里サニーホールにて、19:00開演です。

 柳家 小権太  「長屋の花見」 他一席

 入船亭 遊一  「猫の皿」 他一席

 前座 三遊亭 歌五

前売・予約は1500円、当日は1800円です。 ご予約・お問合わせは、yuuiti@rakugo-kyokai.or.jp(遊一)まで。 よろしくお願いしますm(__)m


※画像は、雪の中の孔夫子。

昨日、今日、アシスタント

2008年02月05日 | 寄席
3日。 末広亭昼席へ。 雪にも関わらず、開演前から大勢のお客様がいらして下さいました。 楽屋も、交通機関を考え、13時台が出番の師匠まで揃い賑やかだ。 私が高座に上がる。 と、2列目のお客様が、ぶっとい太巻にかぶりついています。 まさか、末広亭の高座が南南東?? 

節分なので、仲入りの時に恒例の豆まきを。 寄席らしく芸人の手拭いも配ります。 寄席の場合、掛け声は「福は内」のみです。 師匠方が裃姿で華やかに。 私は、去年に引き続き、楽屋でアシスタントでした。


4日。 午後、踊りの稽古、ようやく身体が動くようになりました。 その後、お江戸日本橋亭へ。

 “若手研精会・如月公演”

 市朗   「弥次郎」

 夢吉   「強情灸」

 小駒   「後生鰻」

 一之輔  「野ざらし」

 喬四郎  「合格への架け橋」

 扇里   「火事息子」

一日遅れで、こちらも豆まき、今宵もアシスタントだ。 

さて、次回の研精会は今年初の国立演芸場。 3月9日(日)、18:15開演です。 出演は、柳亭市朗・金原亭小駒・三笑亭夢吉・入船亭遊一・入船亭扇里・三遊亭遊馬(出演順)。 三遊亭遊馬兄さんの卒業公演、。

木戸銭は、前売・予約は1000円、当日は1500円です。 ご予約・お問合せは、03―5721―5335 または、sui@ta2.so-net.ne.jp(オフィスM's)まで。

見えソデ、見えない

2008年02月03日 | 寄席
1日。 2月上席初日、昼席なので少し早めに師匠宅へ。 夕べの消防車騒ぎについての報告を。 ホント、何事も無くて良かったです。

末広亭は平日なのに、お客様がドンドン増えていく。 ありがたいことです。 末広の楽屋は高座の至近で、しかも大変に狭い。 そんな訳で、高座も楽屋話も聞き放題(見るのは、前座の邪魔になったりしますが)。 こんな贅沢のできる寄席は、新宿末広亭だけ。 前座の時は、逃げ場がなくて辛かったけど…。


2日。 新宿の厚生年金会館大ホールに、2000人のお客様を集めて、“特選若手花形落語会”。 って、出演じゃありません、鳴物です。 

開口一番が三三師匠で、二番手が小朝師匠という豪華さ。 会場が会場だけに、歌いながら登場した小朝師匠でした。 いっ平師匠で仲入り、後半は白鳥師匠から、で、たい平師匠→昇太師匠という鉄壁のリレー。 今日も、ソデで堪能させてもらいました(前座さんには悪いけど)。

マルハッチ

2008年01月13日 | 寄席
10日。 鈴本昼席、千秋楽の楽屋へ。 一之輔さんと、「昨日はお疲れさま」などと喋っていました。 と、某師匠から、「おぎやはぎ??」との言葉を掛けられる。 どっちが小木で、どっちが矢作なのかは不明です。 また、特に究明もせず。


11日。 初日なので、師匠宅へ。 入門を許され、見習い修業に通い始めたのが、2000年の1月11日。 もう、丸8年経ちました。 当時は、5時起きで実家から通ってました。 時は過ぎ、今や徒歩1分圏内、朝もゆっくりです。

師匠宅から、末広亭経由で協会事務所へ。 黒門亭の設営をして、その後は高座です。


 正太郎  「初天神」

 遊一   「崇徳院」

 馬の助  「かつぎや」

 さん生  「松山鏡」

 寿楽   「黄金餅」

今日は鏡開きなので、餅と鏡にまつわる噺の特集でした。 「かつぎや」、久しぶりに聴きました。 初席の文朝師匠の定番、“交通公社上尾支店”が懐かしい。 「黄金餅」も、ふだんあまり接することのない噺。 黒門亭は“練成道場”ゆえ、高座だけでなく袖でも勉強です。

※2月上席、新宿末広亭・昼の部は、大師匠・扇橋がトリを務めます。 師匠・扇遊他、一門の師匠方も顔付けされています。 私は、扇里兄さんとの交互出演。 詳細は、また後ほど!

奄美ゆき

2008年01月04日 | 寄席
1日。 師匠宅にて新年のご挨拶、そして乾杯。 朝から日本酒だ、しかも諏訪の酒“真澄”。 午前中からなので、かなり酔います。

正月初席、一昨年まで小三治師匠がトリを務める鈴本の三部に配属されてましたが、去年から圓歌師匠の一部に配置換え。 黒紋付に袴をつけ、圓歌師匠が上がる前に、なんとか間に合いご挨拶。 浅草演芸ホールに行こうと鈴本を出ると、目の前でお世話になってる方にパッタリと。 浅草から上野に戻り、一旦帰宅、改めて古巣の鈴本・三部に戻り、大師匠にご挨拶。 

大師匠、暮れの句会のことを覚えていて下さり、開口一番「“芝の浜へも届きけり”も悪くないが“…まで流れけり”でもいいな」とのお言葉を。

  除夜の鐘 芝の浜まで 流れけり

楽屋にて、某師匠に「黒紋付、新品!?」と聞かれる。 そんな訳ありませんが、別の師匠にも「紋が白いな~」とも言われました。 黒紋付を殆ど着ないからでしょうか。 

終演後、小三治師匠のご一門の一杯に、交ぜて頂く。 寒い&荷物を置く所が無いので、角袖を着たまま飲んでいました。 と、「なんで脱がないんですか?? …あっ、黒紋付を汚したくないんだ!」。 別に、そんなつもりじゃないんですが。


2日。 午後から、新年のご挨拶へ。 昼夜で二軒のお宅へお邪魔する。 移動で約1時間のインターバルがあったので、なんとか保ちました。 そんな、酔っ払うこと確実な日は、色紋付(洗濯可能)で出動です。

でも袴はつけますよ、寒いから。 袴無しだと、夕方以降、足元から冷えます。 女性はエラい、そんな気持ちになったりします


3日。 午後、実家へ新年のご挨拶。 近所の玉敷神社へ初詣。 江戸期には大変流行った明神様で、当時は大変な人出でしたが…。 宮司をしている河野さんちの屋敷が無くなり、公園になっていて驚く。 國學院大学の学長を務めた河野省三邸、跡地には河野博士の功績を記した札が立ってました。 博士が國學院で教鞭をとってた頃、同僚には金田一京助やら折口信夫がいたそうで。 一旦、職を辞した河野博士を呼び戻したのは、なんと柳田國男。 “やなぎだ くにお”と、フリガナがふってありました。

学生時代、ゼミの教授だった大島建彦先生は、「柳田先生の“田”は、“だ”じゃなくて“た”です」と言ってましたね。 濁らないんだそうですよ。 ふと、そんなことを思い出しました。

わが母校・東洋大学は、箱根駅伝でかろうじてシード権を獲得しました。 日大に抜かれて、「ああ~っ」と思ってたら、東海大の選手にアクシデント。 申し訳ありませんが、一瞬ガッツポーズしちゃいました。 


※これから、奄美大島へ飛びます。 

終戦と開栓

2007年12月24日 | 寄席
23日。 昼間は運転手、師匠と都内を回る。 休日で道も空いてて、助かりました。

夕方は、鈴本へ。 今日の“お笑い師走会”が、今年のしゃべり納め。 高座を終えた前座さんに様子を聞くと、「結構、お子さんがいます」。 昨日の二の舞にならぬよう、ネタを選ぶ。 「転失気」で、今年はフィニッシュ…。 中席の楽日、ある師匠に「戦ってたね」と言われましたが、寄席での戦いも暫くお休みです。


24日。 偉い方の誕生日が続くが、それどころじゃありません。 午前中から、暮れの挨拶回り。 日没前に戻り、引越し先のガスの開栓に立会う。 この忙しい時期に引越す、間の悪い男です。

入門以来住んでいたアパートも何度目かの更新時期を迎え、物も溢れかえっているので宿替えを決意。 今のアパートは、師匠宅まで徒歩3分と便利(某師匠曰く「近過ぎる!悪さができない」)でした。 引越し先は、師匠宅まで徒歩1分を切ろうかという至近距離。 遅刻の心配はかなり減りましたが、引き続き悪いことは出来ません。

晩メシの仕度も面倒くさいので、表で食べることに。 隣のテーブルに、カップルが座る。 向かい合わせに座らないので、「おかしいなぁ」と思ってると、待ち合わせらしきもう一組のカップルが合流。 男同士の挨拶、第一声が「メリークリスマス!」…。 素面の社会人らしきイイ大人が、真顔でそんな言葉を交わす場面、初めて見ました。 今の世の中、そんな感じなんでしょうか?? 「欧米か!?」と、ツッコミたい気分に。

食事も済んでお会計、隣の店の店員が「…すいません、ワイングラス貸して頂けませんか??」と。 隣はワインもたくさん開いて、繁盛してる模様。