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一人のヒーラーさんとの出会いから、私の世界が変わっていきました。

広瀬神社

2010-10-12 18:47:41 | 神社 エネルギースッポトを巡る旅


昨日、以前から気になっていた旧小田町の広瀬神社に行った。朝5時半頃、ザーと強い雨足の音、天気予報は外れていたカナと思ったが、しばらくすると止んだ。その後又10分ぐらい降って今度は本当に止んだ。お清めの雨であろうか。
下調べすると1時間45分くらい掛かるということで、チエさん夫婦に7時に迎えに来てもらったが、ずっと早く高速も出来たせいか1時間位で着いた。
大きな木が数本目印になり、初めてでも目に付いたが、前の道路を掃除しているおじいさんがいた。境内に入ると2,30人の人達が一斉に掃除をされていたので、邪魔にならないようお参りすることにした。山門をくぐると日露戦争の旅順陥落の絵があった。明治の時代である。
ご祭神様は天之御中主神様で、拝殿にも幾つかの絵が奉納してあった。

拝殿の床も綺麗に拭かれたばかりで私達の為に掃除をして迎え入れてもらったみたいに空気も風も清々しく心地よい。祝詞をあげていると、清掃も終わったらしく、一人のおばあちゃんが賽銭をいれ、お参りして帰られた。

その横にもう一つお社があり、ここのご祭神様は大国主命、事代主命の親子の神様であった。お参りしようとしていると、今度はおじいちゃんがやって来て、色々と説明をしてくださった。
このお社は全く別の物で、山の上の集落から500~600年前に移された事と、その集落は大洲城に異変があったら、のろしを見て伝令の役割をする人達が住んでいたと言うがもうその集落は無いらしい。この神社の氏子は7つの集落で毎月当番制で1年に1,2度掃除当番が来ると言う事と、他の木の根元は塞いでしまっているが、道路際にあるいちいがしの木の祠に浮浪者が入り暖を取ろうとして火を中で燃やし、木が燃えてれしまうところだったと言われた。
そうしてお参りされ、帰り際に「旧暦の10月の初猪子の日に餅撒きを盛大にするので来なはいや。餅の中に景品を書いた紙がはいっとるけんな。お参りに来てくれて有難う」と言われた。
私達は人のいなくなった境内を清めて回った。御神木の根元にも、浮浪者が入ったと言う一意がしの木のほこらの中にもお水とお神酒を撒いて清めた。

いちがしの根元 大変大きく中はかがまなくてもすっぽり立てる広さ。

昔林業で栄えた町だけに、丁寧に世話をされた境内には千年以上も経つ欅の木以外にも沢山の大きな木があった。欅は太りにくいと後で母から聞いた。山の上の集落から来た大国主之神様と一緒に来たイチョウの木はちょうどお社の横だったので、倒れるといけないのであまり大きくならないように切ったと言う事だった。
常駐の宮司さんがいなくても、氏子の皆さんが大切にされているのでとても気持ちの良い神社だった。