業務日誌

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あいつの名はケアマネージャー

介護保険課の怒り その2

2009年06月07日 | 重要事項説明書

市の介護保険課に電話しました。

ハリケン私は某区の某居介のケアマネです。訪問リハビリのことでちょっと質問させて下さい。
市職員はい、どういったことでしょうか。
ハリケンええと、訪問リハビリサービス提供の際、利用者の目標が『以前よく行っていた喫茶店にまた歩いて行って、お茶を飲めるようになりたい』であったとき、PTやナースが、その目的地まで歩行のリハビリをし、喫茶店に寄ってくる、というのは可能ですか?
市職員は?今なんと?
ハリケンですから、PTやナースは、リハビリが目的であれば、利用者と喫茶店に行けるのか、という質問ですが。
市職員(口調が変わる)質問の意味がわかりませんが、そのPTやナースは、喫茶店で何かリハビリを行うんですか?
ハリケンですから、喫茶店に行ってお茶を飲むのがその利用者の大切な生活習慣であれば、喫茶店まで歩いて行く、の先には喫茶店の中に入る、移動する、着座する、注文する、という行為があり、それを訓練するのもリハビリの一環である、という考え方は正しいのか、ということを聞いているのですが。
市職員それはケアマネさんのプランなんですか?
ハリケンいいえ、利用者とPTが立てたリハビリプランです。
市職員はああぁぁ、思うに、それがリハビリというのはちょっと認められない気がしますがねえ。利用者の希望であっても娯楽ですからねえ。ま、そんなリハビリをホントにやる事業所もないと思いますがねえ(フフン←鼻で笑う)。
ハリケン(ムッとして)あのですね、私だってそのくらいわかってますが、実際そのようなリハビリを行っていて、かつ『やれます』『やってます』と答える事業所が複数あるから確認してるんですけど。
市職員え?(驚いて)やってるんですって?
ハリケンええ、やってるんです。で、やめてくださいと言ったら逆に『なぜですか』と言われたので。
市職員そんな、本当ですか?そもそも訪問介護で外食や喫茶が認められない理由はなぜなのか、その訪問リハビリ事業所はわかっているんでしょうか(明らかに怒ってる)。
ハリケンそれがですねえ、どうも、訪問リハビリや訪問看護と訪問介護はまったく別のものだと思っておられるようでして。根拠法やモラルまで、介護と医療は別物と考えておられるのかもしれませんね。
市職員はあ、そうでしょうねえ、しかしそれは返還もんですから、ケアマネさんからよく説明して、やめていただくようにして下さいね。
ハリケンわかりました。こんなわかりきったことでお時間をいただいてすみませんでした。しかしこのような事業所がまだあるので、わかっているつもりのケアマネでも混乱してしまって、考えをリセットしたくなることがあるものですから、つい『市に確認しなくては』となってしまうんでして。
市職員しかしこのような事例はウチではなく、県の指導の管轄であると思われますので、今後同様のことがあれば県に相談されたほうがいいですねえ。
ハリケンでも、最近県の高齢福祉課は、何を相談しても結局『保健者がいいといえばいいですよ』とおっしゃるだけですしね。

ここで突然、この市職員がヒートアップ!!!!!

市職員ううう、そうなんですよケアマネさん!!最近どうも県は、そのような兆候が強いのでして、その対応こそがこうした混乱を招く要因になっていると私は思っているのです!!マコトにけしからんです、いやいやまったくもって許しがたい!!
ハリケン(市職員の剣幕におののく)そ、そ、そそそうですよねえ、責任逃れというか---------
市職員責任逃れというより責任転嫁なんですよ!!ったく、なんでもかんでも保険者保険者と!!ケアマネさん、是非この事例は県に(相談を)あげていただいて、もしまた『保険者に言え』と言われたら、市の職員から「指導は県の仕事だろうと言われた」、そう言ってやってもらえないですかね!!
ハリケンは、はあわわわかりました、そのようにいたします、で、ではありがとうございました!


ふと思い出したんですが、私、数ヶ月前に、ナース河合がケアマネから訪看専従になって他のケアマネにふってったとんでもない利用者のプランに、月に一度の銭湯が組んであったことでカニちゃんから相談受けたことがあったんですよね。
※自宅にフロがあって、ヘルパーの入浴介助も組んであるのに、たまには広いフロに入りたいからって希望で月に1度近所でもない温泉に連れてってるというおバカなプラン。
そんときもこの市職員に電話して確認したことがありましたわ。
ものすごく熱い市職員でした。

ま、とにかく、全国の訪問リハビリ事業所のPTやナースの皆様。
もし利用者と一緒に外食やら喫茶やらやってる方がおられましたら、すぐやめて下さい。それ返還ですから。
まー、喫茶店が高齢者の生活の場の一部になっている、ウチの県ならではの事例でしょうから、ヨソではあんまりないと思いますが。

実は、ナース河合の置いてったプランには、まだまだおかしなのがヤマとありまして、引継いだケアマネはすげー苦労しております。
次回はまたそんな事例をご紹介しますねー。

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3 コメント

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たまんないです (けろこ)
2009-06-07 18:07:00
県職員は必ず言います。「保険者に聞いて」
そして保険者は言います。「県に聞いて」


県に保険者に聞くよう言われたというと「・・・と思うんですが、いいとも悪いとも・・(はっきりしろ)あ、でもこれを私が言ったとは決して言わないでくださいね」
もしくは名札を丁寧に隠して同じことをお話くださいます。
すべての責任はケアマネにあるようです。保険者は知らぬ存ぜです何かあれば私は聞いてませんって言うんでしょうねえ。

返還になるのはすべて自己責任、見解を求めても答えてくれない世界(地域)で生きております。誰かちゃんと答えてください
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Unknown (はな)
2009-06-08 20:57:00
まるでケアマネはピンポン玉。
県と保険者の間をひたすら行ったり来たり。


県に問い合わせると「最終保険者の判断なのでそちらに聞いてください」
保険者に問い合わせると「県に聞いてみます」


なのでうちは保険者に聞く方がケアマネの手間は少ないかなと。


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いずこも同じ(コレばっかw) (ハリケン)
2009-06-10 01:03:02
しかし!!
しかしですよ!!
忘れちゃならない常套句、
利用者に対しては市も県も
「ま、ケアマネさんとよく相談して」
ってきますよね-------!!

ケアマネってなんなのよ、と
自分のブログを読み返してつくづく思う。
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