業務日誌

許せないヤツがいる 許せないことがある
だから倒れても倒れても立ち上がる立ち上がる
あいつの名はケアマネージャー

DTN!!! その8

2008年09月28日 | 業務日誌
※ 一体この家族に何があったんだろう…

マレに見るオレ様利用者リューク。
有り得ないダメダメヘルステつくし。
私が、まさに木の葉のように彼らに翻弄されはじめてから1ヶ月チョイ後の7月某日。

ヘルステつくしのサ責からまた電話がありました。
暑い夏の日の夕方のことでした。

「リュークさんから連絡があって、お湯をわかしていてヤケドした、パンツを買ってきてほしいと言われるんですが訪問してもいいですか?」

(;´∇`)ゞ はァ??
「へ?(なんのこっちゃ)ヤケド?お湯がパンツにかかったということですか?」
「さーわかりません、まだ見てないので」
「…(状況つかまんウチから訪問していいかなんて聞くなよ)」
「行ってもいいですか?」
「股間をヤケドしたということでしょうか…電話の様子はどうでした?」
フツーでした」
「(…)たいしたことはないということでしょうか、それにしてもリュークは替えの下着は持ってませんからね…わかりました、様子を見てきて下さい。私も本人に連絡してみますので、つくしさんもまた連絡下さいね。」
「わかりました、では行ってきます。」

それからリューク宅に電話したんですが、やっぱり電話に出んわ
仕方なくつくしさんからの連絡を待つことにしました。

1時間後、再びつくしさんから電話。

「見てきました、パンツも持って行きました。」
「で、ヤケドはどうでした?」
「『痛くないですか』と聞いたんですが痛くないそうです。」
「(…なんだこの小学生レベルの返答は)場所は股間ですか?」
「そうです。お湯をわかしてカップラーメンを食べようと思ったらしいです。で、車椅子に座ったままガスレンジからやかんをおろそうとして、股間にかかったらしいです。」
「そ、そうですか、(熱傷の)程度はどうでした?」
「それが、場所が場所なので見せてくれませんでした」
「うーん、そりゃそうですね、しかし痛くないと言ってたのならまともにかかったワケでもなさそうですね。電話かけても出てくれないし…わかりました、明日リュークは透析ですし、クリニックで私が確認してみます。」

ところが
翌日、私が出勤するやいなや着替えてもいないのにクリニックに呼び出された。
クリニックではえらい騒ぎになっていたんです。

リュークの股間は、1番痛そうな部位を中心に、両大腿までの皮膚、10パーセントがⅡ度・一部Ⅲ度の熱傷でした。
しかもその部分は場所が場所だけに○んにょ○まみれで、感染の怖れがどうのなんて状態ではなく感染必至

さすがの私も恐れおののきました、が、リュークのヤケドの程度もさることながら、私を恐怖のどん底に陥れたのは
独居でナマホのリュークがこれから通うであろう病院への通院回数

通院は介護タクシーとヘルパーしかない。
限度額いっぱいいっぱい。
余裕はビタいちナシ。
自費なんてとんでもない。

神様お願いです。
この人をどこかに入院させて下さい。

ああでも入院するとまた保護費が減るので
1週間程度でお願いします!!

私のアタマの中はもーそれだけでした。
「なんつーケアマネだよ」
と思いたければ思うがいいさ。


                              つづく