業務日誌

許せないヤツがいる 許せないことがある
だから倒れても倒れても立ち上がる立ち上がる
あいつの名はケアマネージャー

公正・中立 その1

2007年11月06日 | 業務日誌
介護保険制度において総合的な連絡調整の任を果たすべき介護支援専門員は、併設組織の意向に左右されることなく、真に公正中立の立場に立ち、利用者や介護者の代弁者としての役割を担っていなくてはなりません。
つまりそれは、要介護者等の身体の状況等に応じた総合的な援助目標の設定と適切な介護サービスの調整を行うということで、公正・中立の立場から業務を行う必要があるということなのです。


ケアマネを目指し、必死で勉強をし、退屈な研修を受ける中、私たちは何度この
中立・公正
という言葉を耳にしたことでしょうか。
そして私たちは日々の業務の中で、いつ、いったいどうやって、この大切な基本理念を忘れ、捨て去ってしまうのでしょうか。



私ことハリケンの所属するのは、医療法人ひがし会がもつ7箇所の居介のうちのひとつであるひがしケアプランセンター
実はここ、ひがし会の居介のうち1番ケアマネが多いんです(4.5人)。
どこの居介でも包括の来襲で利用者が減り、ひとりアタマ担当人数が30人を割り、やれ兼務、それ異動とケアマネお荷物ケアマネ粗大ゴミの風潮が蔓延する中にあって、ひがしケアプランは平和です。
ひとり平均担当利用者35人(予防もいるけどね)なので、縮小しろとか撤退しろとか言われたことはありません。
それもこれも、併設のひがしクリニックのおかげだってことは重々承知しています。



前置きが長いですかそうですか。



では、早送り。

実は今日、ハリケンの担当利用者のひとり・ヒルトンさん(仮名・85歳/要介護2・認知症)が、ひがしクリニック透析センターから、他所の透析施設に移ることになったんです。
ヒルトンさんの家族の希望で、透析の出来る老健を探すことになって、いつもお世話になっている透析可能老健シルバーさんにお願いしたところ、あれよあれよというまに併設透析クリニックのゴールドさんに取り込まれてしまった、ということです。

これが原因で私、今日、クリニックの師長森の神にすごく叱られましてね。
当クリニックの患者に、今後一切、透析施設のある老健を利用させてはならないという御触れが来たんですわ。



ちょっとね、今、マジでハローワークのケアマネ求人欄見てるんで、詳しいことは明日また書きますけどね。
そりゃね、併設にデイがあるとことか、ヘルステがあるとことか、そういう居介はたくさんありますでしょうしね、そういう法人で
「ウチのヘルパー使ってね」
とか
「ウチのデイに引っ張れよ」
とかゆーことがあるのは知ってますよ。
でもさ。
ただでさえ透析OKの老健が少ない中、なのに透析患者は全国的に増加傾向である昨今、その患者や患者を抱える家族が困り果ててしまう現状のある中でですよ。
そんな透析患者である要介護高齢者をセンター内で1番多く担当するケアマネの私が、
ハリケンさんのやったことは、よその施設にエサを与えたようなもの
とまで言われるのって
納得出来ない。


どう思います?
これ。