業務日誌

許せないヤツがいる 許せないことがある
だから倒れても倒れても立ち上がる立ち上がる
あいつの名はケアマネージャー

落ちたパン

2006年06月03日 | 業務日誌
画像は食パンマン+アンパンマン

先日、新規の利用者(依頼者)家族と面接し、ろくに話も聞かないうちに契約をかわしたら、実は老健への入所希望者だったというミスを犯してしまった。
対象者は現在入院中で、そろそろ入院日数が5ヶ月を過ぎることから退院を迫られており、ケアマネさんを探しているということだったのでてっきり「在宅に戻るので何かサービスを使いたい」んだろうと思い込んでしまったのだ。
FAXで送られてきた介護保険証のコピーには肝心な居宅の履歴が写ってなかった。
実はその方は老健や施設の入退所歴がたくさんあり、区のケアマネジメントセンターが居介になっていた。
こんな場合に限って手際の良いことに、居宅の変更申請も済ませ、対象者の介護保険証にはハッキリと「ひがしケアプラン」と印字されたあとに家族から「お宅はいい病院だと聞いたし、老健や療養型も持っておられるらしいから、どこかいい施設を紹介して欲しい」と言われてしまい、そこで初めてこの方が家に戻る気がまったくないことに気付いたというワケ。
まず利用者の依頼内容や希望をじっくり聞いてから援助の方法を考えたりすべきだし、当然契約などはそのあとの話のはずなのに、完全に先走ってしまった。

しかし、是非うちの系列の施設に行きたいと言う方をそう無碍に扱うことも出来ず、結果家族には「情報提供しか出来ませんが、いくつかうちの系列にもあたってみましょう」と言い置いて事業所に戻り、ことの顛末を聞いたニチイさんから味噌クソに厭味を言われてしまった。
それはケアマネの仕事ではありません。大体ろくにその利用者のことも知らないのに老健に情報提供も出来ないでしょ、なのに居宅の履歴にうちの事業所の名前を印字してもらってくるなんて、自分が面倒見ますと約束してしまったようなもんです、一体どうするんですか。一銭にもならない仕事をするほど、ケアマネはヒマじゃないんですけどね!
はあ、おっしゃる通りです。返す言葉もございません。
でも、私は別にニチイさんからお給料をもらってるワケじゃないし、なんとかしてくれと頼んだつもりもない。
やってしまったことを責めるより、どうしたらよかったのかを教えて下さい。
そう言いたかったが、なぜか私に対して激昂しているニチイさんに油を注ぐようなマネはすまいと心に決めた。
自分で撒いたタネなので、自分でなんとかしよう、でもどうやって、と考えていると目の前の電話が鳴った。取らずにいるとまたニチイさんに
これは居介にかかってきた電話ですよ!
とガミガミ言われてしまった。
…すみません、私まだこの電話機の使い方教えてもらってないんですw。
きっとニチイさんには、私がまだ慣れないという理由でチンタラ仕事をさせてもらっている悠長なヤツとしか映らないんだろうな。

興奮しているニチイさんを尻目に
Part2へつづく