今日は会社にてパートナー企業を含めての9社13チーム対抗の駅伝大会でした。場所は菰野の調整池の周回道路+αです。晴れていたこともあり御在所岳を含め山がきれいに見えました。その分、風は強く、苦しい戦いに。 2区担当でなんとかTopにてタスキはつなぐことは出来て去年に引き続き優勝でした。
宇宙生物学、少し耳慣れない言葉ですが宇宙全体という視野で生命の成り立ちや期限を解明する学問でアストロバイオロジーともいう学問です。臨床で患者の命を救う医学とは対極にも位置しそうな分野でもあるのですがお医者さんの立場らするとこの宇宙生物学と医学との組み合わせで人間お体の不具合の理由がリーズナブルに説明できるというのがこの本の趣旨。具体的にはナトリウム(Na)、ケイ素(Si)、窒素(N)、リン(P)、酸素(O)、Fe(鉄)といった元素に対して人間とのかかわりと実際の不具合の事例を通してなぜこういう状況が生じているのかを解説してくれています。人間は人間として生きるために払った犠牲に悩まされているとも言えるのかもしれませんがそのカギがわかる本だと思います。実学と結びつけたこういう視点だと生物もさらに面白そうです。
◆ナトリウム
人体では信号伝達に利用している。水に溶けた状態ではNa+となり、電気的な信号を伝える役割を担っている。地球の初期は火山ガスから出た塩素が解けた塩酸の海でナトリウムは解けていなかったが今よりも距離が近かったと思われる月の重力で強力な潮汐が起こり(今の100倍のエネルギー)岩石からナトリウムがとけだし、今の海水が形成されたと考えられる。月は今も年3.5cmづつ遠ざかっているとのことだが重力による地軸傾きの安定化効果もあり、生命が生まれる上での月の影響は非常に大きかったと推測。
◆ケイ素
ケイ素は元素として多いが化合物を水に溶かすことが出来tないという点で生物の材料とはなりえなかった。生物が活用する炭素は2酸化炭素や化合物を中心に水に溶けやすいという特徴があり、血液等での運搬が容易で利用しやすくなっている。地球外生命体もやはり炭素を利用しているのではないかという推測。ただものを溶かす方は水である必要は無く、木星の衛星のタイタンなどではメタンの湖が広がっており、新たな生命の存在が期待されている。
◆窒素(アミノ酸)
窒素は3か所で共有結合を1か所ではいい結合が可能な構造を持っており、塩基として機能することが特徴。炭素、水素、酸素では酸は容易に形成することが出来るが塩基は窒素がないと形成できないため使用せざるを得なかった。アミノ酸は岩石に乗って地球外からやってきたという説が今のところ有力。宇宙のアミノ酸は鏡像構造では左型のアミノ酸を利用しており地球の中の生物と一緒。尿が必要になったのはこの窒素を期待としてではなく液体にとかして捨てるため。なのでエネルギー源としてタンパク質を利用するのは得策ではなく、炭水化物を全く取らないという制限は逆に危険となる。
◆リン
DNA,RNAともに前述の塩基構造と林産が結合した形を持っておりDNA同士をつなげる役目を担っている。エネルギーを生み出すATP(アデノシン3リン酸)はリンの結合をつけたり話したりでエネルギーの受け渡しをしている。この仕組みは地球上の生物では共通で同じリンを利用していることは面白い。食物から簡単に摂取できるので人体では不足する心配は無いが取りすぎによる骨粗鬆症などの心配はあり。
◆酸素
酸素は不安定で反応性が高いため大気に存在するのは非常にまれな物質。ただ反応性の高さから体の中で前述のATPを形成するための反応を手助けしている。基本的にものを参加させるので細胞に対しても酸化のリスクがあるが抗酸化物質を持つことによって抑制している。ただ活性酸素(-OHラジカル)により抗酸化物質が傷つけられると癌の発生リスクが高まる。ということで酸素の利用は逆に癌のリスクを高めてしまったという皮肉な結果。
◆鉄
じつは地球の中でも内部を含めて最も量が多いのが鉄だが重たいので表層にはさほど目立って出てきていない。
実は原子の中でも最も安定な物質なので体内では酸素の受け渡しに利用。病原菌自体も鉄を利用しているため必要以上に鉄が増えると監視所雲リスクが高まってしまう。貧血はそのための予防線。
宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議 (講談社現代新書) | |
クリエーター情報なし | |
講談社 |
宇宙生物学、少し耳慣れない言葉ですが宇宙全体という視野で生命の成り立ちや期限を解明する学問でアストロバイオロジーともいう学問です。臨床で患者の命を救う医学とは対極にも位置しそうな分野でもあるのですがお医者さんの立場らするとこの宇宙生物学と医学との組み合わせで人間お体の不具合の理由がリーズナブルに説明できるというのがこの本の趣旨。具体的にはナトリウム(Na)、ケイ素(Si)、窒素(N)、リン(P)、酸素(O)、Fe(鉄)といった元素に対して人間とのかかわりと実際の不具合の事例を通してなぜこういう状況が生じているのかを解説してくれています。人間は人間として生きるために払った犠牲に悩まされているとも言えるのかもしれませんがそのカギがわかる本だと思います。実学と結びつけたこういう視点だと生物もさらに面白そうです。
◆ナトリウム
人体では信号伝達に利用している。水に溶けた状態ではNa+となり、電気的な信号を伝える役割を担っている。地球の初期は火山ガスから出た塩素が解けた塩酸の海でナトリウムは解けていなかったが今よりも距離が近かったと思われる月の重力で強力な潮汐が起こり(今の100倍のエネルギー)岩石からナトリウムがとけだし、今の海水が形成されたと考えられる。月は今も年3.5cmづつ遠ざかっているとのことだが重力による地軸傾きの安定化効果もあり、生命が生まれる上での月の影響は非常に大きかったと推測。
◆ケイ素
ケイ素は元素として多いが化合物を水に溶かすことが出来tないという点で生物の材料とはなりえなかった。生物が活用する炭素は2酸化炭素や化合物を中心に水に溶けやすいという特徴があり、血液等での運搬が容易で利用しやすくなっている。地球外生命体もやはり炭素を利用しているのではないかという推測。ただものを溶かす方は水である必要は無く、木星の衛星のタイタンなどではメタンの湖が広がっており、新たな生命の存在が期待されている。
◆窒素(アミノ酸)
窒素は3か所で共有結合を1か所ではいい結合が可能な構造を持っており、塩基として機能することが特徴。炭素、水素、酸素では酸は容易に形成することが出来るが塩基は窒素がないと形成できないため使用せざるを得なかった。アミノ酸は岩石に乗って地球外からやってきたという説が今のところ有力。宇宙のアミノ酸は鏡像構造では左型のアミノ酸を利用しており地球の中の生物と一緒。尿が必要になったのはこの窒素を期待としてではなく液体にとかして捨てるため。なのでエネルギー源としてタンパク質を利用するのは得策ではなく、炭水化物を全く取らないという制限は逆に危険となる。
◆リン
DNA,RNAともに前述の塩基構造と林産が結合した形を持っておりDNA同士をつなげる役目を担っている。エネルギーを生み出すATP(アデノシン3リン酸)はリンの結合をつけたり話したりでエネルギーの受け渡しをしている。この仕組みは地球上の生物では共通で同じリンを利用していることは面白い。食物から簡単に摂取できるので人体では不足する心配は無いが取りすぎによる骨粗鬆症などの心配はあり。
◆酸素
酸素は不安定で反応性が高いため大気に存在するのは非常にまれな物質。ただ反応性の高さから体の中で前述のATPを形成するための反応を手助けしている。基本的にものを参加させるので細胞に対しても酸化のリスクがあるが抗酸化物質を持つことによって抑制している。ただ活性酸素(-OHラジカル)により抗酸化物質が傷つけられると癌の発生リスクが高まる。ということで酸素の利用は逆に癌のリスクを高めてしまったという皮肉な結果。
◆鉄
じつは地球の中でも内部を含めて最も量が多いのが鉄だが重たいので表層にはさほど目立って出てきていない。
実は原子の中でも最も安定な物質なので体内では酸素の受け渡しに利用。病原菌自体も鉄を利用しているため必要以上に鉄が増えると監視所雲リスクが高まってしまう。貧血はそのための予防線。
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