昨日の雨から一転、昼前から一気に晴れてきて夏らしい天気となりました。
ジュゴンといえば今も話題になっている普天間基地の移設先候補とされている辺野古を思い出す人もいるのかもしれません。日本では沖縄近辺のみで生息が確認されているジュゴンはイルカやクジラのような海に暮らす哺乳類ですがルーツとしては海牛類でイルカやクジラのような肉食生物ではなく草食というのが特徴。 イルカが人間並みに賢いといわれるのに対し、ジュゴンはかなり脳の小さくてシワも少なかったりと海の哺乳類の中ではちょっととぼけた癒し系、ムーミンのような存在かと思われます。 この本はそんなジュゴンを研究している数少ない研究者の一人である池田知子さんの書いたジュゴン研究の最前線です。日本では鳥羽水族館にセレナという名前のジュゴンがいます。その前にはじゅんいちという名前のジュゴンがいてなんと31年間も飼育されたのとのこと。ただ自然界では50年生きるものも普通とのことでやはり水族館の環境はベストではないのでしょう。面白いのは沖縄では海の神様としてジュゴンが津波を予言する話が残っていたり、アダムとイブのようにジュゴンの交尾を見て性に目覚めたなど様々な言い伝えが残っていること。昔はそれだけ神秘的に捉えられる存在であったということでしょう。 それにしてもなんとも微笑ましい顔と図体。 少しでもこんなジュゴンのすむ辺野古の海を守ってあげたいと思うのは自分だけではないでしょう。
ジュゴン 海の暮らし、人とのかかわり (平凡社新書) | |
クリエーター情報なし | |
平凡社 |
ジュゴンといえば今も話題になっている普天間基地の移設先候補とされている辺野古を思い出す人もいるのかもしれません。日本では沖縄近辺のみで生息が確認されているジュゴンはイルカやクジラのような海に暮らす哺乳類ですがルーツとしては海牛類でイルカやクジラのような肉食生物ではなく草食というのが特徴。 イルカが人間並みに賢いといわれるのに対し、ジュゴンはかなり脳の小さくてシワも少なかったりと海の哺乳類の中ではちょっととぼけた癒し系、ムーミンのような存在かと思われます。 この本はそんなジュゴンを研究している数少ない研究者の一人である池田知子さんの書いたジュゴン研究の最前線です。日本では鳥羽水族館にセレナという名前のジュゴンがいます。その前にはじゅんいちという名前のジュゴンがいてなんと31年間も飼育されたのとのこと。ただ自然界では50年生きるものも普通とのことでやはり水族館の環境はベストではないのでしょう。面白いのは沖縄では海の神様としてジュゴンが津波を予言する話が残っていたり、アダムとイブのようにジュゴンの交尾を見て性に目覚めたなど様々な言い伝えが残っていること。昔はそれだけ神秘的に捉えられる存在であったということでしょう。 それにしてもなんとも微笑ましい顔と図体。 少しでもこんなジュゴンのすむ辺野古の海を守ってあげたいと思うのは自分だけではないでしょう。
深海魚や熱帯魚、哺乳類など、海は動物の世界が面白いですね。一方、山は風にたなびく植物を見れるのが魅力ですね。私は海派かな。
まだまだ人間以外の生き物から学ぶことは多いように思います。