ひーこの わくわく♪ 野の花 山の花

香川の里山の花、ちょっと頑張って登った遠くの山の花など、見て撮って楽しんでます。

今日は海岸の花 ハマナデシコなど

2012-06-10 21:03:39 | 野の花
6月4日、梅雨入り前の晴れ間

今日は、荘内半島の紫雲出山辺りにドライブ、帰りにはあの橙家(だいだいや)さんに寄って
例のうどんを食べようと思いながら出かけてきました。

紫雲出山の頂上のアジサイはまだ咲きはじめで、うっすら色が付き始めたばかりで、アジサイの時期に合わせて
下草刈りが行われている最中でした。

特に目新しい花は有りませんでしたが、テリハノイバラの白い花が目に入りました。
葉に照りがあるので、照葉ノイバラ  海岸に近い山や道沿いに見られるようです。



山での花散策はあきらめて、海岸沿いの花を見てみようと思って、砂浜のある海岸沿いを歩いてみました。
いつもは素通りする海岸でしたが、ゆっくり歩いてみると、予想以上に海岸特有の花たちがたくさん
咲いていたのでした。
どこでも歩いてみるもんだわと改めて思ったのでした。

まずは、ハマヒルガオです。もう種になりかかっているものもありましたが、砂浜にこんなに広がって・・・



逞しいの一言、岩場の隙間からも



ハマボッス(浜払子 ナデシコ科)は他の海岸でも沢山見られました。
海岸の岩場や崖地に生える越年草。東南アジア、インド、太平洋諸島の熱帯から温帯に広く分布する。
日本では北海道南部から西南諸島の海岸に普通に見られる。



ハマナデシコは、造成された堤防の岩の隙間にいっぱい広がっていました。
オレンジの細い糸状のものは、漁業用の網のようです。ハマヒルガオの群生の中にも巻き付いていました。
今日は何も持っていなかったけど、次回はハサミも持って行ってのけてあげるわね



ところが、このオレンジ色の網のようなもの、
実はマメダオシかネナシカズラという、
れっきとした寄生植物だと、森羅万象社、あべさんからの指摘をいただきました。
ほんとよく見てみるとクルクル巻いている髭のようなものも見えますね。
もっとよくわかる画像も出てきました(・_・;)
ハマボウフウに巻き付いているのがよくわかりますね。



いつも背後からそっと覗いていて下さるあべさん、ありがとうございました

もう少しで、ハサミ持参で駆け付けるところでした(・_・;)



咲いているものがかろうじて一株だけあって\(^o^)/



これはコウボウムギ  浜一帯に広がっていました。(弘法大師がこの茎や穂先を筆代わりに使ったから)



ツルナもごく普通にどこにでもあり、若々しい黄緑の肉厚の葉が美味しそう



ハマダイコンはもう大きく種が育っています。






ハマボウフウ


ハマゴウの薄紫の花は好きだけど、まだ先のようですね。
種はいい香りがするので、枕に入れるとよく眠れるらしい



どの花も、海岸の造成などの生育環境の変化などで減少傾向にあるようです。
あえて保護しなければいけなくなっている植物もあります。
大事に見守りたいです。

ふと立ち寄った海岸で、思いがけず多くの花に出会えて時間を考えずに長居してしまいました。
橙家さんは、もう営業時間終わっているかもしれん(・_・;)