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北朝鮮国連代表部、「ウラン濃縮実験が最終段階に入った」とする書簡を国連安保理に送...

2009年09月04日 | 北朝鮮情勢
北朝鮮国連代表部、「ウラン濃縮実験が最終段階に入った」とする書簡を国連安保理に送付


北朝鮮:ウラン濃縮完了 十分な情報なくIAEAに警戒感

毎日新聞より

 【ウィーン中尾卓司】北朝鮮が国連安全保障理事会に対し「ウラン濃縮実験に成功し、完了段階に入った」との書簡を提出した。これに対し国際原子力機関(IAEA)は4日、北朝鮮の寧辺(ニョンビョン)に今年4月まで滞在したIAEA要員の監視・検証活動は再処理施設などに限られたため、ウラン濃縮活動に関する十分な情報がないと明らかにした。監視要員はすでに国外退去となっており、IAEAにウラン濃縮の実態を検証できる手段もない。「注意深く見極めないと北朝鮮に振り回される」(外交筋)と警戒感を強めている。

 IAEAは、米朝枠組み合意に基づき核開発を凍結した94年11月から02年12月までと、6カ国協議の合意に基づき核施設の無能力化が進められた07年7月から今年4月まで、寧辺などの核施設で検証活動に従事した。北朝鮮は4月にIAEAへの協力を停止したが、それまでの監視・検証活動は、停止・封印して無能力化を進めた5施設に限られ、その他の場所への立ち入りは認められなかった。

 北朝鮮はウラン濃縮着手を宣言した今年6月よりも前からひそかに高濃縮ウラン計画を進め、天然ウランに約0.7%しか含まれない核分裂性のウラン235の濃度を遠心分離機で高める研究・開発を続けていた可能性が高い。過去に、パキスタンの「核開発の父」とされるカーン博士が率いる核の闇市場から部品だけでなく、兵器に転用するための「機微技術」を入手し、遠心分離機に用いる大量のアルミ管をロシアなどから調達したことも分かっているからだ。

 高濃縮ウランを製造するには高い技術が必要だが、ウラン型の核爆弾はプルトニウム型の核爆弾よりも確実に爆発するとされる。

 北朝鮮が3日に国連安保理議長(米国)に送った書簡では、具体的な記述がなく、兵器級(ウラン235の含有率90%以上)に達したかなど詳細は不明なままだ。IAEA関係者の間でも、「現状では、北朝鮮の濃縮活動を止める手だてはない」と懸念が広がる一方、「過大な評価は北朝鮮を利するだけ」との慎重な見方も出ている。


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