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「北朝鮮は中国の『核心的利益』」、日米は挑発するな―中国紙

2010年11月30日 | 北朝鮮情勢
2010/11/30サーチナ

  30日付中国紙・環球時報(電子版)は、韓国に対する砲撃事件をきっかけに、北朝鮮と日米韓の緊張が高まっていることに絡み「北朝鮮は中国にとり核心的な利益だ」とする論評を掲載した。中国は南シナ海や尖閣諸島の問題でも、「核心的利益」との言葉を使っている。北朝鮮を中国の領土並みの防衛対象とみなす意見として注目される。

  中国は朝鮮半島の平和維持に寄与する責任がある。朝鮮半島で軍事衝突が起これば、数百万に上る北朝鮮難民が鴨緑江の国境を越えて中国東北部3省に押し寄せてくる可能性が高い。これによって東北部に混乱さらには動乱が起こる恐れがある。

  今年3月の天安艦事件の発生以降、朝鮮半島では軍事緊張が続いている。今月23日、韓国北西部の延坪島(ヨンピョンド)で北朝鮮と韓国との間に砲撃戦が起こり、韓国人4人が死亡、19人が負傷した。韓国と米国は28日、半島西側の黄海沖で合同軍事演習を開始した。

  中国政府は今年3月、初めて米政府高官に対し、「南シナ海も中国の領土保全にかかわる核心的利益に属する」との方針を正式に表明した。その後、外交部は7月、「中国の核心的利益とは、国家主権、安全、領土保全と開発利益を指す」と明確に示した。

  戦略面と国家安全面から見て、北朝鮮は中国にとって最も重要な隣国のひとつであり、中国東北3省の安全は、朝鮮半島の安定によって維持される。東北3省の安全は、中国のさらなる改革開放と現代化建設に向けた良好な外部環境を創造する上で必要であり、中国が世界の多極化推進に寄与し、平和を実現するためにも必要だ。

  中国は世界に対し、朝鮮半島の平和と安定が中国の重大な核心的利益に関わっていることをアピールすべきだ。朝鮮半島で戦火を上げることは、中国に対する挑発と宣戦布告を意味する。朝鮮半島の平和維持のために、中国は北朝鮮に韓国を挑発しないよう忠告する一方、韓国の反応に対しても極力冷静さを保つ必要がある。また、今回の衝突を機に生まれた朝鮮半島に関する世論戦や心理戦に乗じ、日米両国が南北戦争を挑発するような行動を取ることのないよう、中国が働きかけるべきだ。


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1 コメント

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日本の方が確信的利益である (越前守)
2010-12-01 13:34:54
尖閣諸島や沖縄は日本の確信的利益に関わっているのだ!他の国は確信的利益がないとでも言うのか?
やはり世界の中心しか思いつかない中華思想の国民である。
まったく、同じ言葉で、あるいは「中国以上に日本に取って確信的利益である」と言い返せない情けない民主政権(自民も含む)である。
能なし政権は早く退陣すべし。
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