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米中首脳会談、「国民冷遇」胡錦濤主席に自由の“洗礼”

2011年01月20日 | 中国問題
産経新聞 1月20日(木)23時1分配信

 【ワシントン=佐々木類】19日に行われた米中首脳会談は、オバマ米大統領が人権問題を主要議題に取り上げ、中国の民主活動家、劉暁波氏の釈放やチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世との対話を要請した。人権問題に関する踏み込んだ姿勢は、対中強硬派が主要ポストを占める米議会を意識したためとも指摘されている。

 会談後、ホワイトハウスのイーストルーム(東の間)で開かれた共同記者会見は、一般的な同時通訳ではなく、米国人通訳が英語を中国語に、中国人通訳が中国語を英語に訳す逐語通訳方式が採用された。

 「共同会見を嫌がっていた」(米メディア)という中国側の希望で、会見慣れしていない胡氏が回答する時間を稼ぐ狙いもあったとみられる。

 「大統領! 国民を冷遇していることで知られる国とどうしたら協力していけるのか米国民に説明してほしい」

 会見の冒頭、AP通信の記者がこう質問すると、会場の一部に陣取った中国人記者団が凍り付き、胡氏の顔も引きつった。報道の自由を掲げる民主国家の“洗礼”だ。

 オバマ氏は、「米国はすべての人々にとって人権が普遍的な権利であることを再確認した」と強調。国賓である胡氏を横目に見ながら、中国が最も嫌がる人権問題でここまで踏み込んだのは異例だ。

 一方の胡氏は、冒頭の人権問題に関する質問に答えなかったことを別の米国人記者から指摘された際、「通訳の技術的な関係で質問が聞こえなかった」と釈明した。

 アジア関係のシンクタンク「プロジェクト2049」のケリー・カリー上級研究員は「胡氏は2年後に国家主席を退くレームダック(死に体)状態で、オバマ氏は再選を目指す立場。会談ではその差が如実に出た」などと語った。