レイモンド・カーヴァー(1939~1988)の『あなたお医者様?』を読みました。
短編で何とはない物語なのですが、面白い!ある男性の家に間違い電話がかかってきます。相手は女性。私たちの普通の生活であれば、「間違えて電話をしてしまいました。すみません。」で電話が切られて、それっきりになる。ところが、小説ではここから話が広がっていきます。男性が相手女性にどちらに電話をおかけですか?と尋ねると、女性がかけた番号を言う。この番号は確かに男性宅に間違いない。おや、おかしいな…という展開。ミステリアスな出だしでスタートする小説です。
結局、男性とこの見知らぬ女性とは色々あって、ラストシーン。この男性には妻がいまして、離れて暮らしているんですね。妻からの電話に答える男性。電話の調子から、妻はいつものあなたじゃないみたいだと言います。このあたりの女性の鋭いカンが書けているところがすごい(笑)
レイモンド・カーヴァーは、村上春樹さんの翻訳による全集が刊行されています。これをきっかけにぜひ読んで見たいな、と思いました。カポーティ、カーヴァー、読みたい本が一杯あって大変です(笑)
●『Carver's Dozen』村上春樹編訳 中央公論社 1997年
短編で何とはない物語なのですが、面白い!ある男性の家に間違い電話がかかってきます。相手は女性。私たちの普通の生活であれば、「間違えて電話をしてしまいました。すみません。」で電話が切られて、それっきりになる。ところが、小説ではここから話が広がっていきます。男性が相手女性にどちらに電話をおかけですか?と尋ねると、女性がかけた番号を言う。この番号は確かに男性宅に間違いない。おや、おかしいな…という展開。ミステリアスな出だしでスタートする小説です。
結局、男性とこの見知らぬ女性とは色々あって、ラストシーン。この男性には妻がいまして、離れて暮らしているんですね。妻からの電話に答える男性。電話の調子から、妻はいつものあなたじゃないみたいだと言います。このあたりの女性の鋭いカンが書けているところがすごい(笑)
レイモンド・カーヴァーは、村上春樹さんの翻訳による全集が刊行されています。これをきっかけにぜひ読んで見たいな、と思いました。カポーティ、カーヴァー、読みたい本が一杯あって大変です(笑)
●『Carver's Dozen』村上春樹編訳 中央公論社 1997年
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