今年の1月3日だったでしょうか。日経新聞の記事に、今の若い投資家は現代アートに関心が高い云々の記事が載っていました。
私の周りには「若い投資家」がいないので、どの程度のものかは実感として感じられないのですが、少なくとも日本各地で開催されている芸術祭においては、若い世代の姿を見かけることが多く、それを考えると、さもありなんという気がしています。「若い投資家」はどういう理由があって、現代アートに関心を寄せているのかはわかりませんが、作品そのものに惹かれるため、心が癒されるため、インスピレーションを受けるため、自室やオフィスを飾るため、あるいは投機のためなど、いろいろな目的があるのでしょう。いずれにしろ、美術に関わる仕事をしている私にとって、美術に関心を持つ方が増えてきたことは嬉しい限りです。
思い起こせば、私が学生のころ、現代アートといえば一部の人が好きなだけで、大方は関心のない人が多かった覚えがあります。実際、私が学芸員になったばかりの頃も、現代アートはわけがわからなくて嫌いだ、とおっしゃるお客様もいました。それを思えば、ずいぶん時代は変わったものです。やはり各地の美術館の活動はもちろん、芸術祭の広まりといった社会的な背景が大きいのかもしれませんね。次の段階として、「若い投資家」だけでなく、一般の方々も現代アートを家やオフィスのなかで身近に楽しめる時代が来ることを願っています。
私の周りには「若い投資家」がいないので、どの程度のものかは実感として感じられないのですが、少なくとも日本各地で開催されている芸術祭においては、若い世代の姿を見かけることが多く、それを考えると、さもありなんという気がしています。「若い投資家」はどういう理由があって、現代アートに関心を寄せているのかはわかりませんが、作品そのものに惹かれるため、心が癒されるため、インスピレーションを受けるため、自室やオフィスを飾るため、あるいは投機のためなど、いろいろな目的があるのでしょう。いずれにしろ、美術に関わる仕事をしている私にとって、美術に関心を持つ方が増えてきたことは嬉しい限りです。
思い起こせば、私が学生のころ、現代アートといえば一部の人が好きなだけで、大方は関心のない人が多かった覚えがあります。実際、私が学芸員になったばかりの頃も、現代アートはわけがわからなくて嫌いだ、とおっしゃるお客様もいました。それを思えば、ずいぶん時代は変わったものです。やはり各地の美術館の活動はもちろん、芸術祭の広まりといった社会的な背景が大きいのかもしれませんね。次の段階として、「若い投資家」だけでなく、一般の方々も現代アートを家やオフィスのなかで身近に楽しめる時代が来ることを願っています。