今日もまた寒い一日でした。ここのところ、ずっと曇か雪です。ああ、早く晴れて欲しい!
近頃、読んでいるのが吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』です。タイトルとテーマだけで判断すると、難しそうな内容が書いてあると思われがちですが、まったくそんなことはなく、青少年を対象としていますから、とても優しい文体で書かれています。
中学生のコペル君(もちろんあだ名です)は、学校の内外で様々な体験をし、その報告を受けた法学士の叔父さんがコメントを加えてゆく、一貫してこの流れで物語は進んでいきます。私たちも体験したような日常の何でもない出来事も、実はとても素晴らしいことであることがわかります。私にもこんな叔父さんが欲しかった(笑)
私はまだ独身ですけれど、いずれ親になる日が来るのかもしれません。親として、子どもにどう接していけばいいのか、そんなヒントもこの本には込められているように思います。
また、本の最後に吉野源三郎への追悼文を丸山真男が書いていますが…これが名文です。吉野の文章を味わいながら、丸山の文章に泣く、私にとって忘れられない本となりました。
●『君たちはどう生きるか』吉野源三郎著 岩波文庫 1982年
近頃、読んでいるのが吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』です。タイトルとテーマだけで判断すると、難しそうな内容が書いてあると思われがちですが、まったくそんなことはなく、青少年を対象としていますから、とても優しい文体で書かれています。
中学生のコペル君(もちろんあだ名です)は、学校の内外で様々な体験をし、その報告を受けた法学士の叔父さんがコメントを加えてゆく、一貫してこの流れで物語は進んでいきます。私たちも体験したような日常の何でもない出来事も、実はとても素晴らしいことであることがわかります。私にもこんな叔父さんが欲しかった(笑)
私はまだ独身ですけれど、いずれ親になる日が来るのかもしれません。親として、子どもにどう接していけばいいのか、そんなヒントもこの本には込められているように思います。
また、本の最後に吉野源三郎への追悼文を丸山真男が書いていますが…これが名文です。吉野の文章を味わいながら、丸山の文章に泣く、私にとって忘れられない本となりました。
●『君たちはどう生きるか』吉野源三郎著 岩波文庫 1982年