金沢から北に、七尾という街があります。織豊期、七尾は能登畠山氏が治めていた地域でした。拠点の七尾城は、上杉謙信も攻めあぐねたという難攻不落の山城。あの上杉謙信でさえ攻めあぐねた城とはどんなものなのかを知りたくて、私は七尾へ向かったのでした。
七尾城に向かうには、車で行くコースと徒歩で行くコースに分かれています。史料館前にあった看板を見ると、徒歩で40分との記載。これくらいなら平気だろう、私は徒歩でゆくことにしました。この決断が、まあ、ある意味、失敗のもとだったんですね(笑)
アスファルトで舗装された道は次第に砂利に代わり、民家も少なくなり、道幅は狭くなり、私はなんだか心細くなってきました。しかし、看板だけはありますから、まあ間違いはないだろうと進んで行ったんですね。しだいに急な坂となり、道が悪いせいもあって、私はもう肩で息をする始末。ところどころに「○○跡」という表示が出ているのですが、もう草木が生い茂り、かつての面影は発見できず、ただかつてここにそんなものがあったんだな、というのが情報がわかっただけ。しかたないですよね…上杉謙信に攻め落とされて400年近く経っているんですから。汗はだらだら、アブとハチはやたらといますし、もう帰ろうかなと思いましたが、「本丸跡まであと○○km」と看板が出ていますから、それを唯一の希望としてひたすら登りました。そして頂上へ!
もう泣きたくなるような達成感!(泣)歴史を物語る三段の野面積みの石垣。本丸から見下ろす七尾の街、その先にははるか日本海。風がひゅうひゅうと吹いて、とても心地よく、ああ、このままいつまでも景色を眺めていたいな、と思うほど美しいものでした。かつて畠山氏もここから同じ景色を眺めていたのでしょうね。
帰り、またあの道を引き返すのは無理だと思いましたので、車コースから降りることにしました。…当たり前なのですが、当然道は広いですし、アスファルトで舗装されていますし、初めからここを通ればよかった、とちょっと後悔。でも、山登りはいい経験?ではありました。
上杉謙信が攻めあぐねた七尾城。これは攻めあぐねるわけだと体で納得がいきました(笑)私だったら、攻めたくない。上杉謙信も攻めたくなかったと思います。でも、攻め落とさなくてはならない必然的な理由があったんでしょう。時代の流れで、このあと、前田利家が能登に入りますが、ここではなく、今のJR七尾駅近くの小丸山城に本拠を構えます。あの山城では不便ですものね。
金沢行きの電車。私はまだお昼になっていないにも関わらず、疲れて居眠りをしてしまいました。どっと疲れた、でもいい思い出になった七尾城登りでした。
七尾城に向かうには、車で行くコースと徒歩で行くコースに分かれています。史料館前にあった看板を見ると、徒歩で40分との記載。これくらいなら平気だろう、私は徒歩でゆくことにしました。この決断が、まあ、ある意味、失敗のもとだったんですね(笑)
アスファルトで舗装された道は次第に砂利に代わり、民家も少なくなり、道幅は狭くなり、私はなんだか心細くなってきました。しかし、看板だけはありますから、まあ間違いはないだろうと進んで行ったんですね。しだいに急な坂となり、道が悪いせいもあって、私はもう肩で息をする始末。ところどころに「○○跡」という表示が出ているのですが、もう草木が生い茂り、かつての面影は発見できず、ただかつてここにそんなものがあったんだな、というのが情報がわかっただけ。しかたないですよね…上杉謙信に攻め落とされて400年近く経っているんですから。汗はだらだら、アブとハチはやたらといますし、もう帰ろうかなと思いましたが、「本丸跡まであと○○km」と看板が出ていますから、それを唯一の希望としてひたすら登りました。そして頂上へ!
もう泣きたくなるような達成感!(泣)歴史を物語る三段の野面積みの石垣。本丸から見下ろす七尾の街、その先にははるか日本海。風がひゅうひゅうと吹いて、とても心地よく、ああ、このままいつまでも景色を眺めていたいな、と思うほど美しいものでした。かつて畠山氏もここから同じ景色を眺めていたのでしょうね。
帰り、またあの道を引き返すのは無理だと思いましたので、車コースから降りることにしました。…当たり前なのですが、当然道は広いですし、アスファルトで舗装されていますし、初めからここを通ればよかった、とちょっと後悔。でも、山登りはいい経験?ではありました。
上杉謙信が攻めあぐねた七尾城。これは攻めあぐねるわけだと体で納得がいきました(笑)私だったら、攻めたくない。上杉謙信も攻めたくなかったと思います。でも、攻め落とさなくてはならない必然的な理由があったんでしょう。時代の流れで、このあと、前田利家が能登に入りますが、ここではなく、今のJR七尾駅近くの小丸山城に本拠を構えます。あの山城では不便ですものね。
金沢行きの電車。私はまだお昼になっていないにも関わらず、疲れて居眠りをしてしまいました。どっと疲れた、でもいい思い出になった七尾城登りでした。