鎮守の森の学校(京都北山細野の神主)

日々感じる事を想いのままに書き綴っています。神主として品位に欠ける表現が有るのはボケが始まったとお許しください

台風一過・孫達も帰って行く

2014年08月10日 | 家族

先月22日の早朝に娘と孫娘が車で,24日の夕方には次男と孫(娘の子)が日本海周りで海水浴しながら到着。

20日間の我が家での夏休みを過ごして今日の夕方台風が通り過ぎてから横浜に帰りました。明日の早朝には着くでしょう。

年末から正月にかけて冬休みに我が家で過ごしたり、GWに木祖村の山小屋で過ごしたりしていましたが20日間も娘や息子や孫達と一緒に過ごした経験はありませんでした。

都会のマンションに住む孫達に田舎での自然に触れる生活とあそびをこの夏休みに全て体験させてやりたいと思い、計画を立てて待機していました。

20日もあれば全て体験させてやる事が出来ると思っていましたが無理でした。一昨年にモンベルで買って置いてある3人乗りのカヌーを体験させる事も、若狭の海で海釣りに行く事も、野球を教えてやる事も出来ませんでした。

しかし、都会では体験出来ない多くの事を学んで帰ってくれたと確信しています。

そして私も知らなかった孫達それずれの能力の素晴らしさを発見出来た事は良かったと思っています。

戦後の日本は核家族化が進み、家に伝わる伝承文化が途絶えてしまっているのは大きな損失です。

祖父母しか教えられないモノが日本の家庭から失われて行っています。

まだ私の孫は小学3年生と4年生ですから祖父母から学べるモノは少ないですがこの上成人するまでにも学ばなければならない伝承文化は受験勉強や塾通いによって隔離されてしまっています。

成人するまでの家族生活の中に人間性も養われ、家族の絆の大切さを実感する時期に腫れ物に触るように勉強、勉強、入学し、就職してニートや引きこもりで人生を終わらせる。

むなしい人生を歩ませる原因は日本の伝統を無視した戦後の家族制度だと私は思います。

親の役目は子供を自立させる事だったはずです。(動物は皆子供を自立させています)

大学を出す事によって自立出来ない子供を作っている親が多い事に気が付いて欲しいのです。

個性尊重と言いながら無個性な人間を作り続ける戦後の教育を変えるのは教育者でも文部大臣でもありません。

こんな制度を作って来た人達には変える能力はありません。このような人に我が子の教育を任せて来たから、こんなに歪んでしまったのです。

我が子の教育は親が責任を待たなければいけません。(他の動物のように)

我が子の教育費、塾費の捻出のためにパートに出て子供に寂しい思いをさせているバカな母親が多いのは悲しい事です。

義務教育は無償で国が責任を持ってやる事なのです。義務教育の質を高める事を親が要求すれば塾など必要ないのです。

今の世の中、国民は学校教育を諦めているのです。文部省や先生方を。義務教育の学校制度自体を。諦めてはいけません。

義務教育期間は9年間もあるのです。9年の内で子供一人を一人前に育てられない今の日本の学校制度自体を問い直すべきです。

金(税金)を払っているのは国民(親も)です。

文部大臣と文科省、政府は、まじめに改革しろとハッパをかける人や団体はありませんね?

教育評論家というやからも何をやってるのか? ショセンはテレビ芸者?

 

 

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