鎮守の森の学校(京都北山細野の神主)

日々感じる事を想いのままに書き綴っています。神主として品位に欠ける表現が有るのはボケが始まったとお許しください

父の20年祭・代替わりを宣言・家族(血縁)の大切さを思う

2016年06月21日 | 家族

父が85歳で亡くなってこの日20年の命日に血の繋がりのある親族が集まって20年祭を実家の神社で執り行いました。

正面に父の遺影

右の壁の絵は父の肖像画(何とか言う有名な画家が描いて下さったそうです、正面右の狛犬の絵は父が親しかった棟方志功さんが描いて下さった版画です。

下の弟が祭主で甥の一人とが執り行いました。

参列者(7人が神職)

遠く北海道や横浜に住む姪と私の次男や娘は入っていません。近くに住むいとこやまたいとこの一部は参列しています。

これまで法事は最年長の私が仕切り(形だけは),すぐ下の弟(実家)家族が段取りをしてくれていました。

その弟も最近体調を崩していますのでこの父の20年祭を機会に代替わりをすることを宣言しました。

私の長男(50歳台に入りました)を筆頭に甥(40歳台、30歳台)と京都在住の4人が我が一族の祭り事をやってくれるように頼みました。

振り返って見れば子供の頃は父の兄(叔父)が仕切り、亡くなってからは父が中心に親族との交流をはかって来ました。

核家族化が進む中で兄弟は言うに及ばず、親子の関係も疎遠になる風潮はもう一度見直されるべきと考えます。

核家族化は将来の子孫の行く末を考えない利己的な大人を蔓延させる事になりました。

それが日本民族の滅亡を計る周辺敵国の陰謀にツナガッテいる事を自覚しなければなりません。

自然災害に対する備えにも、少子化対策にしろ、家族と親族の大切さをもう一度考え直して行きたいと思っています。

父も祖父も我が一族は良い親族関係を繋げてくれた事を感謝し、次の世代にバトンタッチの機会でした。

神道では人は死ねば神となって子孫を見守るとされて来ました。

人を恨むとか、子孫に祟るとか、そんな事は本来の神道の考えではありませんでした。

先祖(神様)のご加護を望むなら先祖を祀る事を大切にして行かねばなりません。

「近い先祖を仏として祭り、遠い先祖を神として祀る」

そして、神様、仏様、ご先祖様のご加護を受けて幸せに暮らして来たのです。日本人は。

こんな日本に神様のミタマを頂いて生まれて来られたことにただ感謝!

ああ!日本に生まれて来られてよかった。と本気で思っています。

 

 

 

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