細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●『スルース』推理作家と俳優の怨念のデス・マッチ。

2007年12月27日 | Weblog
●12月26日(水)13-00 渋谷<ショウゲート試写室>
M-158『スルース』SLEUTH (2007) castle rock U.K.
監督/ケネス・ブラナー 主演/ジュード・ロウ ★★★☆☆☆
1972年に公開されたこのオリジナルの時は、マイケル・ケインが名優ローレンス・オリビエに挑戦した。
そして今回はそのマイケルが、ジュードのチャレンジを受ける。
密室でのふたりだけのドラマだが、さすがピンターの脚本と、ケネス・ブラナーの舞台演出で飽きさせない。
ひとりの妻を巡って、ミステリー作家と俳優が鬩ぎあう。
たしかに、よく出来たふたり芝居だが、どうも、セット・デザインに凝りすぎて、サスペンスにブレーキをかけるのが惜しい。
両者相譲らずの演技戦も見物だが、どうして、わざわざ敵の住居で対決したのかが謎だ。
そこで不法侵入で撃たれても、結果は不利。
ま、それにこだわらなければ、上等の舞台劇のようだ。

●3月、シネスイッチなどで、ロードショウ

これで、今年の試写はおしまい。158本の鑑賞は、アベレージでした。

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