細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●『フィリップ、きみを愛してる』は悲壮なゲイの愛情物語。

2009年12月22日 | Weblog
●12月21日(月)13-00 六本木<アスミック・エース試写室>
M-137 『フィリップ、きみを愛してる!』I Love You Phillip Morris (2009) europe/ mad chance
監督/グレン・フィカーラ+ジョン・レクア 主演/ジム・キャリー ★★☆☆☆
結婚して子供もいるのに、ゲイとしてのセックスライフを奔走する男の実話だという。
相手のユアン・マクレガーとの愛のために、あらゆる詐欺や偽装行為を繰り返すジムの日常は、あまりにも破天荒で出来過ぎなので、コメディとしては可笑しいが、やはり実話となると笑えない。
一番に妙なのは、この作品がリュック・ベッソンのフランス資本で作られている辺りで、これも恐らくハリウッドとしては不可能な企画だったのかもしれない。
それならフランスで作った方が本格的なラブストーリーになったのかも。と案ずる。
とにかく、エイズによる死までを演出して、あの『フィラデルフィア』みたいに、ここまでゲイの愛情関係を本気に描かれると、さすがに戸惑ってしまって、あまり真実とは思えないが。
しかし、これが今の現実の恋物語であることも、事実なのだ。

●3月中旬、恵比寿ガーデンシネマなどで公開予定。

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