●9月29日(火)21-30 ニコタマ・サンセット傑作座
*0V-166-61 『フォローイング』"Following" (1999)UK B&W Standard Film <VHS>
監督・クリストファー・ノーラン 主演・ジェレミー・ソヴォレッド、アレックス・ハウ,ルーシー・ラッセル<VHS>
どうも、先日は大混雑で見た「テネット」が、さっぱりワカラナイので、後日29日に、また近所の109シネコンに行ったら、フリーパスのチケット。
ちょうど7回目の入場はタダになるというサービスなので、「また来たよ」と、カウンターで係員に言ったら「ソーユーお客さまが多いです・・・」と笑った。
たしかに、ちゃんと後部座席でゆっくり見たら、かなり頻繁にリバースが多いのに、フィルムも回転加工しているので混乱するが、これが<ノーラン・レトリック>。
わらわれが、記憶を回想するように、その連続は多少は前後するが、このノーラン監督は、逆回転でフィルムを作動しているので、視覚的に混乱を招くのだ。
とくに、マイケル・ケインと、ケネス・ブラナーの<絡み>が唐突なので、余計に混乱するのだが、それが、<ノーラン映画術>なのだから、ややこしい。
ラストでの路上での銃撃シーンなどの素早いカット・ワークと、そのリバース編集は、普通のノーマルなアクション映画とは動きが逆なので、混乱してしまうのだ。
というので、99年のデヴュ作の「フォローイング」を久しぶりに見てみたが、この作品もロンドンの二人の無職青年が、空き巣狙いをするクライム・ストーリー。
たしかに映像処理は時に混乱を招くようなテクニックを施して入るものの、ストーリーは単純な、<バディ・ムービー>で、あのトリュフォーの「いとこ同志」のよう。
ほとんどはロンドンのアパートの中での<空き巣狙い>のコミック・タッチの軽犯罪映画だが、テンポがさすがに軽妙なので、飽きさせないのは、ノーラン節だ。
結局は貧乏青年のジェレミーは、ベテラン詐欺窃盗常連犯のアレックスの<泥棒操作>の片棒を担がされた・・・という軽いオチのある味のアル犯罪もの。
■センターフライを野手が後逸する間にツーベース ★★★+??
●VHSコレクションでの鑑賞
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