諸葛菜草叢記

 "窓前の草を除かず“ 草深き(草叢)中で過ごす日々の記

続・樹下の春ー七草の花

2012-04-15 18:04:51 | 日記・エッセイ・コラム

 「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ」 ▼この “七草の花”の写真掲載を始めました。まずは、“なずな、はこべ”でした。ところが、他のもの、特に"せり、ごぎょう、ほとけのざ"、の花が見つかりません。田畑の畦の植物相が変化したせいでしょうか。?

 樹下ではなく、ご近所の菜園にありました。“すずな、すずしろ”を先行します。--

自家菜園 蕪の黄花を 愛でしかな ー夢蔡ー

 ー実は、“蕪の花”が黄色くて、白菜、アブラナ、チンゲンサイの花と、全く区別がつきません。知りませんでした。ーー

20120408_023 ▲ カ ブ 【蕪 蕪菁】 植物学上では、ハクサイ・アブラナ・チンゲンサイなどの仲間。原産地は、地中海沿岸から西アジアとされる。世界に広く栽培される。“グローバルな野菜” ▼【 阿乎奈 蔓菁(あおな)として万葉の時代に食卓へ登場している。蔬菜類中の絶品!!。すずな(鈴菜)

 ー「蕪」は、田畑が荒廃して雑草が生茂ることを意味します。用例ー「田園まさに蕪(あ)れなんとす 」 (帰去来兮の辞  陶淵明) * “カブ”は「菁」ですが、この字は、本来は食用の“ニラの花”の意で、『華やかな彩り』の意もある。【菁華】(せいか)=(そのものの最も優れたところ)のように良い意味で使われる。 (「漢辞海」)ーー

 

  雨去りて 白く清(すが)しや 花大根 夢蔡ー

20120413_002 ▲ ダイコン 【大根】 欧州原産とする、昔、中国経由で渡来。【 於朋禰(おおね)】として、すでに万葉時代には、生食、漬物と用途多様の“野菜”であった。

 ▼ すずしろ(清白)は、花からイメージしたとは思っておりませんが、良いネーミングです。ダイコン・カブは栄養が根よりも葉に多くあるのは、ご案内の通り。カルシウム・カリウム・カロチン・ビタミンBーC 食物繊維が豊富。

 ▼  今日、人は、この部分を殆んど捨てております。TVコマーシャルの影響を受けて、サプリメントを求めるのは、現代の皮肉ではないでしょうか。

         ----了ーーー


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