歳年(としどし)の 咲き満つる場を 変えたりて
連作(れんさく)避けしや むらさき花菜
― 夢蔡 ー
* 同種または近縁の植を同じ場所で繰り返し栽培すると、
次第に生育不良となること。
土壌に含まれる微量元素に過剰・欠乏が生じる。
同種に特定の病原体が増加する。--「連作障害」
「三省堂辞書」
【 オオアラセトウ 】「大紫羅欄花」←これ本名
別名 「ショカツサイ」「諸 葛 菜」
諸葛孔明が,軍の食糧として使い、広めたとかーーー
中国原産。江戸時代に園芸用として渡来した。
今日では、野生化している。
「ハナダイコン」 「ムラサキハナナ」「シキンソウ」(紫金草)
幾つかの名前を持っております。
育てやすく、それなりに、人気があった模様です。
今日農家では、「ダイコンの花」といって、雑草扱いです。
数年前に、北の丸公園を訪れた時、桜並木の空間に、
十数株の「ショカツサイ」が植えられておりました。
「あれ~ 都会では、大事にされているだ~#」と
奇妙にうれしく感じました。
しょかつさい 紫の上 かくばかり
きじ遠鳴(とうなき)し 弥生尽(つ)きなん
ー 夢蔡 ー
------<了>-------