あぢさゐの 色濃く満(みつ)る 古る家は
人みな去りて 玻璃窓(はりど)軋(きし)みし
夢 蔡
【 ア ジ サ イ 】 その名の由来は,よく解っていない、という。
『藍(あお)があつまったもの』 を意味する、
あづさい=「集真藍」がなまったの説がある。
アジサイは、その原種は、日本の山野に生える
【ガ ク ア ジ サ イ】である。
写真の様な咲き方は、改良種で、「手まり咲き」という。
*注 (文面は、以下を含め、自分自らの確認のため
ウキペディア・参です) 悪しからず・・
かの有名なシーボルト先生は、アジサイの美しさに感動ー!
日本人の妻 「おタキさん」の名をとって、
[ Hydrangea otkasa ]と命名したのは有名である。
欧米でも人気をははくして、改良される。
それが、逆輸入されて、さまざまな”花容”のアジサイが見られる。
上記の写真は、すべてが、「装飾化」の集合であります。、
従って、自らは、種子を創れません。
あくまでも、飾りであります。
植物にとって、【花】は、いかに昆虫たちが来てくれるかです。
アジサイは、その外側を”豪華な花びら”が取り巻きます。
しかし、それは「装飾花」で、昆虫へのアプローチが目的です。
(派手なネオンと言えば失礼かナ~)
奥処(おくど)には、メシベ・オシベを持った小花たちが、
鎮座し、待っているのです。
メシベ・オシベが、子孫を残すために、
外側から、「装飾花」は、”昆虫誘引”に頑張っているのです。
いわゆる、「分業」戦略ともいえます。
さまざまな戦略をもって、植物たちは、繁栄をしております。
「 恋においては、ほとんど常に、
騙(だま)しの手管(てくだ)の方が、
警戒心よりも一枚上手(うわて)である。」
(ラ・ロシュフコー「箴言集」)
------<了>-----
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます