河童アオミドロの断捨離世界図鑑

河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

小豆島への旅 復活編5

2016年02月27日 | ZIZY STARDUST
「先生、さっき、ミドリガメだと海で生きるのは難しい、との指摘を受けました」

「二郎さん、なあに、慣れの問題だよ、東京でさえ、住めば都さ、空気汚染の北京だって
慣れればユートピアだよ。
でも、どうしても、ミドリガメに不満なら、もう一度CTにかけてあげよう。
放射線被ばく許容量はとっくにオーバーしてるけどな」

「お願いします、今度はアオウミガメにしてください」

「私からの提案だが、ミドリとアオのグラデーションにして
ブルーグリーンガメというのはどうかな。
これなら海水でも淡水でも生きられる」

「お願いします。息子にも息子の嫁にも孫にも見放されました。
もう、人生、どうでもよくなりました。
もちろん人ではなくカメの人生ですが」


再びCTのトンネルに入った八田二郎は、
なんだか、会社にあった、コピー機の上に乗ってる気がした。
下のトレイに自分のコピー画像がどんどん出力されて、
シュレッダーで裁断され、燃えるゴミとして袋詰めされて、
毎週火曜日にゴミ置き場に捨てられるのだと思った。
最大の問題は青と緑のグラデーションの境目が上手く表現できるかどうかだった。

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