河童アオミドロの断捨離世界図鑑

ザスドラス博士の弟子の河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

ジジイ・スターダスト 先行公開

2015年02月15日 | ZIZY STARDUST
ジジイ・スターダスト 先行公開

マンガボックスインディーズ

https://www-indies.mangabox.me/episode/22281/

作者は何をしようとしているのか、老人ボケが始まったのか、人生放棄のやけくそか。
月末の家賃におびえる現実逃避なのか。ヒマすぎる時間の浪費か。

その謎がついに解き明かされる時がきた。

さあ、スターマンよ、子供たちにはブギを聞かせろ。

2月14日(土)のつぶやき

2015年02月15日 | ZIZY STARDUST

ジジイ・スターダスト プロローグ「ラベンダーのお酒」

2015年02月15日 | ZIZY STARDUST
ジジイ・スターダスト プロローグ「ラベンダーのお酒」

「四郎、今日は夏が終わる日だ」

「二郎おじいちゃん、なんでそんな事がわかるの?
昨日も今日も明日もずっと夏だよ
まだプールで泳げるし、セミだってずっと鳴いているし
ラジオ体操のスタンプはまだ残っている」

「影だよ、自分の影をよく見てごらん
だんだん長くなってるだろう
ある日、影の中に次の季節が見えてくるんだよ
おまえにはまだわからんだろうが、歳をとると
長く濃くなった自分の影にひきずられるようになるんだよ」

「ふーん、そうなんだ」

「四郎はいいなあ、おまえの影はまだ透明で短い
新品のテニスシューズを履いて軽々と走れるもんな」


地下室の埃をかぶった棚の上に
「2015」と書かれた小瓶を見つけた
それはきれいな青紫色をしていて
固くなった蓋を回すと
かすかな香りが漂ってきた

「ラベンダーだ、これは、二郎おじいちゃんが作っていた
ラベンダーのお酒だ」

二郎おじいちゃんは
「夏を閉じ込めるために」
毎年、ラベンダーのお酒を作るんだと言っていた
夏が終わるその日に、裏庭のラベンダーを摘み取って
小さな瓶に詰めていた


蓋を開けたラベンダーのお酒を陽にかざしていると
太陽の光はプリズムのように色んな光に分かれて
壁に切り絵のような模様を作った
その時、急に強い眠気が襲ってきた


目を覚ますと、そこは2300年の地球だった

そこは第三次世界大戦後の長崎造船所の秘密の地下室だった


八田四郎のコメント
「たんぽぽのお酒と時をかける少女とX-MENの影響がもろに出すぎている」