携帯電話として使えるPHS固定電話 blog.goo.ne.jp/hoozuki/e/6b97…
「コックピットの中って狭いのねー」
ゴボゴボゴボ、赤い液体が流れてきた
「な、なにこれ、溺れるじゃないのー」
「アサリくん、だいじょうぶだ、それはうちの店の
賞味期限切れのアセロラドリンクだよ
しばらく気を失っていなさい」
いかり店長の声が聞こえてきた
「発射準備完了しました」
いかり店長は静かに発射ボタンを押した
ドンガラガラガラーーー
エバンケロヨン初号機は轟音とともに白煙を上げながら
あっという間に晩秋の青空の底へと消えていった
続くのか
ゴボゴボゴボ、赤い液体が流れてきた
「な、なにこれ、溺れるじゃないのー」
「アサリくん、だいじょうぶだ、それはうちの店の
賞味期限切れのアセロラドリンクだよ
しばらく気を失っていなさい」
いかり店長の声が聞こえてきた
「発射準備完了しました」
いかり店長は静かに発射ボタンを押した
ドンガラガラガラーーー
エバンケロヨン初号機は轟音とともに白煙を上げながら
あっという間に晩秋の青空の底へと消えていった
続くのか
「相撲大会って、あれはロボットじゃないの」
「そうだよ、あれは開発中の力士型カエルロボット
『エバンケロヨン初号機』だ」
初老の男がアサリにそう向かって言った
「あっ、いかりスーパーの店長さん
なんでここに居るんですか」
「アサリくん、あの初号機のパイロットになってみないか
君は人と正面からぶつかるのをいつも避けてきた
それが、君自身を不幸にしてるんだ
決してそのアサリという名前のせいじゃないんだよ
誰かのために闘ってみたまえ
それが君が幸福になる唯一の道だ」
ロボットの開発者であるいかり店長は
眼鏡の奥で静かに笑ってみせた
続く
「そうだよ、あれは開発中の力士型カエルロボット
『エバンケロヨン初号機』だ」
初老の男がアサリにそう向かって言った
「あっ、いかりスーパーの店長さん
なんでここに居るんですか」
「アサリくん、あの初号機のパイロットになってみないか
君は人と正面からぶつかるのをいつも避けてきた
それが、君自身を不幸にしてるんだ
決してそのアサリという名前のせいじゃないんだよ
誰かのために闘ってみたまえ
それが君が幸福になる唯一の道だ」
ロボットの開発者であるいかり店長は
眼鏡の奥で静かに笑ってみせた
続く