『鉄道シリーズ』その292。スタンプ散歩もあと2駅。池袋駅は山手線、赤羽線は埼京線を押印した際に行ったため、赤羽線の途中駅、十条駅と板橋駅が残されてしまった。池袋駅から遠い方の十条駅から訪問。
十条駅は1905年に日本鉄道の貨物駅として開業、一旦廃止され、1910年鉄道院の旅客駅として開業した。スタンプは『条』の字をベースに十条銀座と盆踊り大会を表している。
駅を降りるとロータリーとなっていて、左側は鋼矢板に覆われていて現在再開発中。2024年10月には39階建146mの高層ビルが出現する予定である。
また右手奥からは十条銀座商店街、さらにその奥は富士見銀座商店街まで続く長いアーケードとなっている。
板橋駅に戻るために跨線橋を歩くがその途中には週刊十条という名前で旅行企画を宣伝するポスターが並んでいるのが目を惹く。
板橋駅は環状線となる前の山手線の駅として1885年開業(当時は日本鉄道)。当時は新橋駅始発で品川、渋谷、新宿、板橋、終点は赤羽という路線で品川線と称していた。
板橋駅のスタンプは『橋』をイメージしたデザインで板橋を表している。
駅前はこちらもロータリーとなっていて駅前には近藤勇の墓がある。1868年板橋宿近くの平尾一里塚にあった刑場で官軍の手により近藤勇が刑死、首は京都に送られたが、胴体はこの地に埋葬された。
1876年隊士の1人であった永倉新八などにより供養塔が作られたもので供養塔には『近藤勇、土方歳三の墓』と刻まれ、菩提を弔ったと言われている。その永倉新八の墓も隣に作られている。
この墓参りをして『駅のスタンプ78駅』は完集ということになった。簡単と思っていたが7月22日から約4ヶ月半もかかってしまったのである。