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久しぶりに神楽坂で飲む。東京メトロ神楽坂駅で降り、地上に出ると神楽坂通り沿いに提灯がお出迎え。ポスターによると7月23日から神楽坂踊りというイベントがあるとのこと。元々、雰囲気のある街だが、提灯がさらに風情を醸し出す。
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飯田橋方面に坂を降りながら、少し早く着いた時は新しい店がないか、うろうろ。昭和30年代に作られたと思われる民家も現役で頑張っている。国鉄EF13のような凸型の家は中々珍しい造り。
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植田まさしの新聞漫画の主人公コボちゃん像の前を通過し、今日のお店に到着。『てしごとや霽月』、1年半前にきたが、店内改装されていてモダンな感じになっていた。
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メンバーは5分前には全員集合、生ビールをお願いした。お通しはとりつくね2つ、お出汁で煮て冷たくしたものである。
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各自が食べたいものを注文、まずは『刺身3種盛り』。好きなネタを3つ頼めるシステムで鯛、〆さば、生ウニを選択。いずれも新鮮、特に生ウニはミョウバン臭もなく、甘みもあり、美味い。
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『出汁巻玉子』はたっぷり出汁が入っていて万人が好む旨さ、一方『塩もつ煮込み』は見た目が女子受けせず。かなりいい味だったが、特にハチノスが不評。
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『海老しんじょうの湯葉まき揚げ』は周りのカリカリの湯葉と中のフワッとした海老しんじょうの食感の妙、アボガドソースもいい。ここでお酒に移る。
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まずは『飛露喜』『瀉樂』(いずれも福島県)を頼む。結果として同県の銘酒の飲み比べとなったが、会津坂下の酒『飛露喜』に軍配が上がる。
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『イカのワタ焼き』は柔らかいイカとワタの旨味を余すことなく食べられる一品。コロナ前には良く行ったしんばし光寿でもよく食べたが、残った汁で雑炊を作ってもらったことを懐かしく思い出す。
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酒も旨口、『田酒』(青森県)と『雅山流』(山形県)を選択する。
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ここで名物の『炙り』をお願いする。炭の入ったコンロで鮭とばとエイヒレを炙る。思っているより火勢が強く、よく見ていないとすぐ焦げる。やはり自ら炙ったつまみの焼き立てを食べるのは楽しい。さらに『鶏ナンコツの唐揚げ』も頂く。
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もう少しがっつりという女性陣のリクエストに答えて『黒毛和牛の炙り』、これは見た目通り美味い。
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量が少ないので『銘柄ぶたの炙り焼き』も頼んでしまうが、じゃんけんで取り合う人気ぶり。酒は『屋守』(東京都)と『雨後の月』(広島県)。特に雨後の月はクセはあるが、逆にこれが人気であった。
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『肉シウマイ』は蒸したて、酢醤油や辛子も付いているが、味は十分そのままでもいける。酒は石巻市の『日高見』(宮城県)、地元の川の名前、辛口を貫いている。
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まだ飲み足りないと『七田』(佐賀県)、『義侠 えにし』(愛知県)という対照的な酒を注文。辛口は変わらないが、フレッシュでキレのいい七田と3年熟成のベテランの味のような義侠、何も人気であった。
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締めはニンニクチャーハン、まあ、よく食べ、よく飲みました。これで1人前6500円は中々のお値打ちです。ご馳走さまでした。
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てしごとや霽月
新宿区神楽坂6ー77
05055946341