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hokutoのきまぐれ散歩

ブログも13年目。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。はてなブログにも投稿を始めました。

野毛山付近の坂巡り①

2025-04-13 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その237。今回は野毛山付近の坂を巡る。野毛山不動尊、伊勢山皇大神宮と回り、伊勢山皇大神宮裏口からまっすぐ歩くと『紅葉坂(もみじざか)』中腹あたりに出る。

中央図書館や教育会館、県青少年センターなど公的施設が多いが、開港時に置かれた『神奈川奉行所』跡の石碑がある。(最初の写メ)



ここから海に向かって一気に降る坂には野生のかえでを明治中頃から両側に移植し、紅葉の名所となったことから紅葉坂と付いた名前である。今も楓の木は多数植えられている。



図書館の前、紅葉坂の右側にはやや色の濃い桜が満開に咲き誇っていたが、これは横浜緋桜と名付けられている。





海と反対側に向かい、交差点を反対側に渡る。右に行くと左に分かれて行く道が出てくる。これを歩くが、左右にくねりながら行く古道であり、『くらやみ坂』と呼ばれている。坂の名前の名前の由来は①坂上からの眺めが大変美しく、鎌倉時代に源頼朝が馬を停め、この景色を眺めたことから『鞍止坂』と呼ばれた、②樹木が鬱蒼と繁り、昼なお暗い所だったので『暗闇坂』と呼ばれたという説がある。ここには1899年に移転するまでは戸部牢屋敷があり、処刑場もあったという。坂を示す立派な石碑の裏に小さな祠があるのはこうした経緯からかもしれない。



くらやみ坂は石碑の先から少し急坂となり、これを降りると西区区役所通りの商店街となる。





左に曲がり、二股に分かれるが、右の細い方に行くと願成寺が出てくる。



ここを麓として登っていく急坂が『願成寺坂』である。願成寺は戦国時末期の天文年間(1532〜1554年)に赤門東福寺の末寺として作られた古刹である。(以下、次回)





✳︎赤門東福寺〜横浜市西区赤門町にある真言宗の寺院で太田道灌が再興したと言われている。


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