渋谷で食べるB級グルメ、大衆中華にはまりつつある。『長崎飯店』の皿うどんや『カニチャーハンの店』のカニチャーハンで味をしめ、新たに店にやってきた。今回の店は『兆楽本店』、ルース系の料理が名物なのである。
場所は井の頭通りを東急ハンズに向かう途中、角海老のビルの隣、黄色い看板がよく目立つ。先程のルース系と言ってもピンと来ないかもしれないが、正しくはロース系なのかも、というのは青椒肉絲の肉と筍のみを炒めた餡をラーメン、焼きそば、丼めし、チャーハンなどにたっぷりと掛けたものである。
今回はルースチャーハン(780円)、これは姉妹店の道玄坂店にはないメニューである。店は厨房の周りにカウンターがあり、1人〜2人はこちらに座るように指示される。目の前にはそれほど広くない店で調理人が4名、1人は追い回し、後もいるかもしれないが、把握するのが難しい。
すぐに中華スープがまず登場。2分ほどして同時に入店した隣のおじさんの生姜焼き定食が登場、しかし、私のチャーハンは制作途中である。さらに5分、ようやくルースチャーハンが運ばれてきた。
まず驚いたのは掛けてあるルースの量の多さ、一口食べると甘辛で万人が好む味付け、作りたてで熱いが、ついつい口に運んでしまう。筍はもちろん、豚肉の細切りもたっぷり、ルースを食べ、卵チャーハンを食べ、一緒に食べ、またルースをいただく。これを無限に続け始める。少しラー油を足して辛味を足したりはするが、とにかく美味い。
すると100円高い大盛りが横を通るがこれが量が多い。若い人からの支持はもちろん、中高年も多い。厨房にはコックが4人、とにかく手際よくどんどん注文をさばいていく。卵とキクラゲの炒め物、酢豚などうまそうなメニュー、シュウマイや餃子、天津飯とにかく色んなメニューを作るが、やはりルース系の注文が多いようであった。満腹いたしました、ご馳走様。
兆楽
渋谷区宇田川町31ー5
0334616400