だんだんランチを求めて昼休みは遠くまで歩くようになってきた。エリアとしては秋葉原、浅草橋、岩本町、東日本橋。横山町の問屋街近くに新しくできたシンガポール料理の店『新嘉坡麺飯店』を発見。
日を改めてお店に行くと店内はこじんまりではあるが、コンクリート打ちっぱなし、ジャズのかかるモダンなお店である。
メニューはシンガポール名物のチキンライスを中心に混ぜ麺、塩味のヌードルなどがランチに提供されている。迷ってしまうが、そんな時に有難いのはハーフ&ハーフランチ。
チキンライスと汁なし・汁ありのヌードルのセット(1000円)がある。汁ありヌードルを選び席で待つ。
最初に汁ありヌードルが到着。中には魚のすり身のお団子が3つ、下にはラーメンより幅太めの麺。さらにフライドオニオンなどがトッピングされている。スープを頂くとやや塩がキツ目ながら、優しい味わい。ついてきた唐辛子入り醤油に団子を付けると味がシャープになる。もちろん麺も美味い。
続いてチキンライス、西荻窪のムーハンなどでも頂いているスタイル。タレのうち黒・濃いめの醤油だがカラメルか黒砂糖のような味、黄色・生姜ソースでニンニクを効かせている。赤・唐辛子と辛味噌で作ったシャープな切れ味である。
まずは黒タレに茹で鶏を漬けるが、思いの外甘い。次に黄タレにするとこちらは生姜が強く効いている。赤いタレは豆板醤やニンニクから作られたもの。
ヌードルの方は優しい味。この店のメニューにはパクチーが入っているものはなく、私としては助かる。魚のすり身団子はあっさりとしているが、先程のタレをつけると一転存在感が増す。
いつもチキンライスを食べるときはタレを幾つも付けて食べるのだが、だんだん複雑になってきて、長粒米の良さを生かした料理である。西荻窪にあるムーハンに行き始めた頃はこのチキンライスにはなかなかお目にかかれなかったが、最近は色々なところで食べられるのが嬉しい。
次回は混ぜ麺に挑戦したい。感じのいい男女2人で切り盛りしているお店でした。ご馳走さま。
新嘉坡麺飯店
中央区日本橋富沢町15ー6
05088824264
中央区日本橋富沢町15ー6
05088824264