hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

六本木付近の坂③

2022-02-11 05:00:00 | 日記
『東京の坂、日本の坂』その149。六本木の坂道もまだ完登しておらず、赤坂方面から訪ねることにした。東京メトロ銀座線溜池山王駅で降りて一番端にある13番出口から地上に上がる。



次の信号を左に曲がるとアメリカ大使館まで物々しい警戒のため、歩きづらいが大使館に向かう道が『榎坂』、江戸時代には榎があったと推定されるが、殆ど勾配もなく坂道らしくない。



赤坂インターシティまで戻り、左に曲がると坂道となっているが、これが『新榎坂』、多分先ほどの榎坂にちなみ付けられた。この道自体は2005年の赤坂インターシティの完成に伴い作られたもので坂の上には案内板がある。



この坂上から右手に降りていく坂が『桜坂』。短い坂であるが、明治時代に作られた道である。名前は坂下に戦災までは大きな桜の木があったために付けられたもの。アークヒルズ完成時に左右に桜の木が植樹され、春には美しく咲き誇る。



坂上まで戻り、右に歩くと次の角を左の方に登って行く坂道があるが、これが『鼓坂』。こちらも明治以降に開かれた坂道だが、由来はよくわからない。



鼓坂を登り、突き当たりを右、さらに左と歩いて行くと緩い坂道の下にアークヒルズアネックスの前に出る。これをほぼ真っ直ぐ降りていく坂道があるが、これが『三谷坂』。

坂下はかつての麻布谷町だが、それ以前は今井三谷町と呼ばれていてそこから名前がつけられたものである。元は南に曲折する坂道だったがアークヒルズの開発により途中から先は失われ、今の短い坂道のみが残っている。



三谷坂の上まで戻り、左に歩くとスペイン大使館、その先に泉屋博古館東京分館がある。その先を右手に折れて下る坂道が『スペイン坂』、この道がスペイン大使館につながる事からアークヒルズ完成時の1981年に命名された新しい坂道である。(以下次回)


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