今日は朝から昼飯はチャーハンを食べることは決めていた。しかし、ガッツリ系の油の多いチャーハンはよる年波か、あまり食指が動かない。例えば人形町の町中華の代表格である『六さん』や『菊水軒』のチャーハンでは脂っこい。そこで色々と考え、甘酒横丁にある『生駒軒』を思い出した。
この店は中々ユニークなお店でグルメサイトを見ると営業時間は1145〜1530と書いてあるが、12時5分過ぎまで必ず『準備中』の札が下がっている。時には開店前に列ができていることすらある。
この日は少し遅く1時前に店に入るが、各テーブルには4人掛けに1〜2人、2人掛けには1人は座っている。それでも1つ空いた席を見つけて席に付き、お姉さんが水を持って来てくれると『チャーハン』(800円)をお願いする。
注文を待っているのは私と向かい側にあるボックス席に座る2人のみ。すぐに中華鍋を振る音が聞こえてきた。するとその2人(男女1名)のところにまずはラーメンが運ばれて『ラーメンセットのラーメンです』と置く。すぐに男が食べ始めるが、次にチャーハンが2つ、1つは大盛、1つは半チャーハン。大盛は男の前、半チャーハンは女性の前でこれにも手を付けている。次いで私のチャーハンも到着。
まず、チャーハンを見ると色は濃くない。具材は玉子、ネギ、カニ、チャーシュー、海老などである。パラパラとしていて口の中でほろりと解けていく。
しかし、脂っこさはあまり感じられない。いわゆる街中華とは思えないサラリとしたチャーハンの完成度の高さを感じる。海老とカニは最後に載せてあり、これを崩しながら頂く。
添えられたスープはいわゆるラーメンスープだが、これが熱い。スープは至って普通の味だが、チャーハンの合間に頂くとちょうど良い濃さであった。
ところで先ほどのカップルはさらに中華丼が一皿、これは2人で別皿に盛り、分けていた。いや、よく食べる人だなあと感心した。
さすがに生駒軒の総本山、美味しいチャーハンでした。ご馳走さまです。
生駒軒
中央区日本橋人形町2ー3ー4
0336661633
中央区日本橋人形町2ー3ー4
0336661633