また、今年もムクゲの咲く季節がやってきた。一本の木に沢山の花を付けるため、華やかになる。色は真ん中の部分と花弁の色の組み合わせで色々なバリエーションがある。
我が家の近くに咲くのは真ん中の部分が紅色、周りが純白の『宗旦』という品種。名前はこの花を愛でた千宗旦という茶人の名前がつけられていて、茶花としてよく使われる。他にも底赤でピンクの花弁のものや紫色の八重咲などが目を楽しませてくれる。
原産は中国で日本には平安時代に渡来した歴史ある植物であり、中国語ではムーチン(木槿)、韓国語ではムグンファ(無窮花)と呼ばれていて国花として愛されている。
また、花言葉は『散っては咲き、散っては咲きを繰り返し、長期間にわたり花を咲かせる』ことから『一途な心』『粘り強さ』である。
夏の花はムクゲや百日紅のように長く花を咲かせるものが多く、楽しみも長くでよい。